お知らせ

もみじ市にお越しになるみなさまへ

季節は巡り、また今年も、河川敷にものづくりの輪が広がる時がやってきました。そう、「もみじ市」がいよいよ始まるのです。11年目の今年は、『ROUND』がテーマ。一見、シンプルに思われる単語ですが、実はこのような意味もあることをご存知ですか?

・円い,円形の,アーチ状の
・角のない,丸みを帯びた
・回る
・円熟した,完成された
・よく響き渡る
・率直な,正直な,ごまかしのない
・一巡,循環

昨年、10年という“一巡”を経たもみじ市が、新たな一歩を踏み出せるように……。そんな願いを込め、『ROUND』を今回のテーマに掲げました。期せずして、今年のもみじ市には、初めて参加する作り手が20組と歴代最多の数を誇ります。出店者も、私たち事務局のスタッフの間にも、今までにない風が吹き、見えざる力によって、次なるラウンドに導かれているようにも感じます。

「この抽象的なテーマをどのように解釈するのか……?」。一人ひとりの作家に委ねられたその答えは、毎度のことながら実に様々。ある人は「歴史をひとまわりした原点回帰の場」と言い、ある人は「長い時代すらもを超えてどんどん巡っていくイメージ」と語ります。また別の人は、「人と人とのつながりとして、出店者の輪を作りたい」という想いを抱き、中には「自分たちでROUNDを体現するため、ぐるぐる回る!」という新たな試みに挑む人も。みんながみんな、真剣にテーマに寄り添いながら、お客さんをアッと驚かせる仕掛けを考えていくこの過程は、まさにもみじ市ならではのものでしょう。

11年間、脈々と受け継がれてきた魂は決して失わず、されど、これまでとは一味もふた味も違ったもみじ市。作り手たちが織りなすまぁ〜るい輪を完成させるのは、河川敷にお越しくださるみなさまの存在に他なりません。幾重もの想いが込められた、ものづくりの世界の円(縁)を繋ぐ最後の1ピースとして、みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

今年も「もみじ市で会いましょう!」

もみじ市実行委員会事務局
編集長 藤枝梢

✳︎ご入場に関しての注意事項がございますので、Q&Aのページを必ずご覧の上、ご来場くださいませ