ジャンル:CRAFT

赤畠大徳(13日)

【赤畠大徳プロフィール】
三重県松阪市に工房を構える鍛冶屋・「かじ安」の5代目。包丁やスプーン、フォークなどのカトラリーだけでなく、農具の製作や修理、時にはテーブルや椅子、ランプなどのインテリアに至るまで、実に様々なアイテムを生み出している。そんな赤畠さんを語る上で決して欠かすことのできないのが、「血の通ったコミュニケーションを通して包丁をつくる」という揺るぎない信念。インターネットを通した宣伝などは一切せず、心から必要としている人だけに向けて、ときには大胆にときには繊細に鉄を打っていく。“質実剛健”と評するにふさわしい人柄と作品は、一目見ただけでその虜に、一度使えば手放すことができなくなってしまうほどの、力強い魅力を宿している。

【月刊 赤畠大徳 7月号】
特集「鍛冶屋の世界を描く」

オーダーメイドの日」や「もみじ市」、昨年手紙舎 2nd STORYで開催した個展など、いまや手紙社のイベントに引っ張りだこの赤畠さん。クラフト作品を紹介する場合、写真で見せるのが定石なのですが、今回はなんと赤畠さん自らが鉛筆を手に取り、鍛冶屋の世界を取り巻くあらゆるものを描いていきます!

鍛冶仕事を支えるもの

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今月は、赤畠さんが仕事をするうえでなくてはならない“もの”を描いていもらいました。普段から慣れ親しんでいるものだからこそ、細かな部分まで丁寧に表現されています。そして、写真だけでは伝えることができないのが、描く対象に向けられた赤畠さんの想い。まるで鉛筆の線1本1本から、愛情が溢れ出ているよう。先代であるお祖父さんから受け継いだ鎚や、修行時代の師匠の言葉など、長い間大切にしてきたものたちに支えられ、赤畠さんの作品は生み出されているのです。

(編集・藤枝梢)