ツバメヤ&まっちん「和菓子販売・大地のどら焼きや本わらび餅」(24日)

ここは、岐阜県岐阜市、柳ヶ瀬の商店街。かつては「柳ヶ瀬ブルース」という大ヒット曲に歌われたほど賑わった繁華街も、郊外の大型施設の発展などの影響を受けて、その賑わいが今では懐かしくなってきています。駅から続くアーケードは迷路のように広がり、昭和の香りがする昔ながらのお店が軒を連ねています。おばあちゃんがひとりで店番をするたばこ屋さん、床屋さんにはくるくるまわるあの看板、お肉屋さんからはコロッケを揚げるいい香りが漂います。

懐かしい風情のお店を横目にどんどん歩いて行くと、やがて、「ツバメヤ」という名前のお店が現れます。そこには、美味しそうな和菓子がたくさん並んでいて、中では数名のスタッフが、こつこつと作業をしている模様。そして、その中には、まっちんこと、町野仁英さんの姿が…!

昨年、まっちんが三重県の和菓子工房をいったん閉店した時に寂しい思いをした方、どうかご安心ください。まっちんは今、新しい土地、柳ヶ瀬で日々和菓子をつくっています。そして、去年のもみじ市で、あっという間にお客さまのもとへ旅立った和菓子を見送った方、嬉しいお知らせです。今年のもみじ市には、「ツバメヤ&まっちん」として、まっちんが参加してくださいます。

「今年の夏、ツバメヤはオープンしたばかりです。ある意味すごい場所でのオープンですが、この場所には意味があり、『食・農・街』をテーマに、ツバメヤが全国に情報発信していき、寂れた商店街の活性化に繋がるようにと望んでいます」とまっちん。

それでは早速、今回まっちんが届けてくれる和菓子たちをご紹介しましょう。

まずは、おなじみの「本わらび餅」。このわらび餅、ただものではありません。私の人生のなかで、こんなに美味しいわらび餅を食べたことがありません! わらび餅の世界チャンピオンと言っても過言ではない、そんな衝撃の味です(決して大げさに言っているわけではありませんよ)。ひと口食べたとたん、ふわっと、もちっと広がる食感。かめばかむほどに奥深い味がして、それはそれは、忘れられない美味しさ。本わらび粉と、奄美大島の太陽の光をたくさん浴びて育ったさとうきびから出来た洗双糖、それらを混ぜ合わせ、丁寧に成形し、丹波産の京きな粉をたっぷりまぶして出来上がり。ああ、いま思い出すだけでも愛しいわらび餅…。

続いては、「大地のどらやき」です。「大地の意味するところは?」という私の問いに、「素材ひとつひとつの存在感から、大地を感じていただければ」と、まっちん。平飼いの有精卵と洗双糖、天然の重層、そして丸ごと石臼で挽いた全粒粉を100%使用しているのだそう。北海道の十勝で栽培された小豆を、たっぷりとはさんだそのどらやきは、ずっしりとしていて力強く、おいしさがぎゅっとつまっています。大きな口で、ほおばると、やさしい味がすっと体にしみ渡って行きます。大地から生まれ、私たちの体にこんなにもたくさんの喜びを運んでくれる。まっちんの想いがどら焼きを通して伝わった気がして、「ありがとう」と、空にむかって思わずつぶやきたくなるのです。

そして、最後に「ベジどら」をご紹介しましょう。こちらのどら焼き、なんとクリームの中に、トマトやゴボウなどの野菜が入っています。

「岐阜食材のの美味しさをどうにか和菓子で伝えたいと考えていたとき、ある方との出会いがありました。東京中目黒の野菜スイーツ専門店・パティスリー  ポタジエの柿沢安耶さんです」

柿沢さんの全面協力のもと、地元の農家さんが育てた岐阜野菜の個性を生かし、相性の良い素材を共に選び出し、ベジどらは誕生したのだそう。チョコレートクリームの中に、ゴボウが入っているなんて、大丈夫なのか? という私の不安も、ひとくち口にしてしまえば、あっという間にさようなら。ふわっふわの生地、口当たりのよいクリームと野菜が見事にマッチしていて、まるでケーキのよう。これは何だかもうくせになってしまいそうな味です。もし、帰り道にツバメヤがあったら、毎日ひとつずつ、違う種類のどら焼きを買って帰ってしまうだろうなぁ。

さあ、和菓子と岐阜に対する愛情をたっぷり詰め込んで、今年もまっちんがもみじ市にやってきます! 本わらび餅はもちろん、この夏にデビューしたばかりのどら焼きを、どうぞご堪能あれ! なお、ベジどらは生ものですので、会場でお召し上がりくださいね。まっちんも、皆さんにお会いできることを、とても楽しみにしていますよ。

*町野仁英さんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加して いただけるのでしょう?
今回は和菓子工房まっちんとして活動してましたが、岐阜県のツバメヤで仕事をご一緒させて頂く事になり、どら焼きなどをメインにした和菓子を販売させて頂きます。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
お菓子を通じて、たくさんの方との出会いや笑顔をすごく楽しみで、自分がもみじ市に参加出来る事が信じられなくすごく嬉しいので、キラキラ輝きたいです!

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
幸せ&喜び&笑顔になってもらえるようなイベントですので、いろいろな方との繋がりや交流など、皆さんも1日を素敵に輝いて下さい!

さて続いては、もみじ市初登場の作家さんの登場。その作品は幾本もの糸と布がからみあい…

文●一島純子

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