アンリロ「秋野菜の生パスタ」

多摩川の河原から、美しいハーモニーが聞こえてきます。とびきり美味しい料理の数々によって奏でられるきれいなメロディーは、ゆっくりと、じっくりと身体の中に沁み渡り、そこに訪れる人たちは、たちまち幸せな気分になってしまいます。さあ、みなさん、お待たせしました! 今年もアンリロの登場です。秋の空の下、2日間限りのレストランが多摩川にオープンします。

栃木県鹿沼市。ネコヤド路地と呼ばれる小さな路地を進んでいくと、アンリロに辿り着きます。オーナーは上村真巳さん。地元の野菜をふんだんに使った、独創的できわめて美味しい“フレンチベジタリアン”を求めて、全国から食いしん坊たちがこの路地にやってきます。私はアンリロの大ファンです。ほんとうに、ほんとうに、大好きです。アンリロの料理の美味しさはもちろんのこと、上村さんのつくることに対するまっすぐな姿勢、スタッフの皆さんのあたたかい笑顔、あまりにも居心地のよい空間。アンリロで過ごす時間は、自分にとって最高のご褒美。料理のあまりの美味しさに肩の力がすっと抜けて、なんだか魔法にかけられてしまったようになります。そのどれもが、野菜だけでつくられたとは思えないほど、深い味なのです。それをいただくと、明日も頑張ろうと、そっと心に元気が芽生えるのです。

アンリロと言えば、真っ先に思い出すのは、にんじんフライ。初めてにんじんフライを食べた時の感動は、今でも忘れることができません。思い出すたびに、恋しくなります。ご覧になった方もいるでしょう。にんじんフライをつくる様子を、(特別に!)もみじ市CMでご覧いただくことができますので、どうぞお見逃しなく。ただのにんじんのフライでしょ? と思っているそこのあなた! そんなあなたにこそ、ぜひ食べてほしいのです。それは、驚きの味だから。にんじんを揚げただけとは思えない、例えるならば、かぼちゃのようにほくほくとして甘い、何とも言えない美味しさ。初めて食べた時、あまりの感動に私は言葉を失ってしまいました。

わたしにとって、アンリロとの出会いは、もみじ市でした。初めて遊びに行ったもみじ市で、にんじんフライを食べた時の感動が忘れられなくて、鹿沼のお店にも足を運びました。今、こうやって事務局としてお手伝いをしていますが、アンリロがなかったら、やっていなかったかもしれません。だから、自分が今、アンリロの担当をさせていただいているのが、時々信じられない時もあります。事務局のスタッフは、本業の仕事をしている人や主婦の方、さまざまな立場の人たちが集まって結成されていて、私自身も、普段は別の仕事をしているので、今年のもみじ市のお手伝いをすることになった時、実はとても悩みました。それでも、やりたいと思ったのは、アンリロを始めとする出店者の方たちをとても尊敬していて、この人たちのために自分が力になれたら、どんなに幸せだろうと思ったからです。だから、事務局に2回目の参加となる今回は、私が担当している出店者さんすべての方に、どんなに遠くても直接会いに行こうと決めました。それはもう、毎回、ご褒美のような時間でした。もみじ市に出てくださるすべての方のブログを読んでいただいてもわかるように、出店者さんそれぞれの、つくることに対する姿勢が、本当に素晴らしいのです。例えば、上村さんはこう言いました。

「つくるとき、大切にしているのは、食べる方の気持ちを想像すること。驚きや、食べやすさ、食べる時の温度、見た目などを想像するのです。想像しながら、考えて、悩んで、解決するのです」

上村さんをはじめ、出店者の方々にお会いするたびに、泣いてしまいそうな感動を覚えました。この場を借りて、こんな素敵な時間をわたしに与えてくれて、ありがとうと言いたいのです。

アンリロは、もみじ市6回目の参加となります。アンリロのパフォーマンスは、そのどれもが、本当に素晴らしく、毎回惚れ惚れしてしまいます。昨年は、その日の朝に作ったとは思えないほど大きなレストランが河原に出現しました。きっと何日も前から準備を重ねてきたんだろうなと思うと、胸が熱くなりました。スタッフのみなさんが、とても楽しそうなのが印象的でした。

さあ、今年のアンリロは、どんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょう。にんじんフライを始め、秋の旬の野菜をたっぷりと使った生パスタ、前菜3種、秋の空にふさわしいワインをご用意して、みなさまをお待ちしています。1日目は、かぼちゃたっぷりのクリームパスタ、2日目は、ナスやトマト、サツマイモの入った秋のトマトソースパスタが登場しますよ。秋の空の下、絶品の料理の数々を、どうぞお召し上がりください。

*上村真巳さんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加して いただけるのでしょう?
今回も多摩川の河川敷に2日限りの青空レストランがオープンします。
白衣の料理人たちがお送りする饗宴をお楽しみに。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
もみじ市は勉強の場です。全国のクリエイティブな仕事をされている方と一緒にできることはとても刺激になりますし、学ぶところが多いです。

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
爽やかな秋空の下、2日限りのレストラン。料理人達の作る美味しいパスタを食べに来てくださいね!

さて続いては、まさか! 彼女の歌声がもみじ市で聴けるなんて…

● 一島純子

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