nuri「キャンドル」

はちみつ色のつぼみ、白樺の並木道、小さな森の子鹿や果実…。絵本の世界の話ではありません。これはみんな、nuriさんが作る愛らしいキャンドルたち。それは、お祝いやパーティのときだけに登場するような特別なキャンドルとは少し違います。自分にだけ見える妖精のようにいつもそばにいて、心にほっと小さな光を与えてくれる存在。nuriさんのキャンドルには、毎日に、ささやかで確かな幸せをくれる。そんな力があるのです。

清水寺のほど近く、古い町家のアトリエ。玄関、窓辺、本棚の隅、誰の家にもあるようなちょっとした空間のあちこちに、nuriさんのキャンドルはさりげなく置かれていました。大・中・小のつぼみのような形をしたもの、灯火を透過してシルエットが浮かび上がる並木の柄、オブジェ? と見紛うような羊たちに、ヒメリンゴまでがキャンドル(ヘタの部分に灯をともすのです)! いつもは部屋の一角にちょこんと飾っておいて、夜になったら「お楽しみはこれから」と明かりをともす。その光景を想像しただけで、幸せな気持ちで満たされます。

「飾って楽しむのはもちろん、例えば、自分の時間を作りたいとき。ゆっくりキャンドルの灯を見つめて、リラックスしてくれるといいな」

灯をつけているときもつけてないときも、その場に温もりをもたらすものであるように。nuriさんのキャンドルには、そんな想いが込められているような気がします。

もみじ市に出店をお願いするきっかけとなったのは、京都の恵文社での個展。柔らかい輪郭の三角形に、くすんだまろやかな色合いが印象的なキャンドルを展示していました。

「とにかく色を作るのが好きで。はじめて絵の具を買ってもらった子どもみたいに、あれこれ混ぜて新しい色を見つけては、作品に使っているんです」

元々黄みがかった色の蜜蝋(蜂の巣から採れる天然の蝋)に色を混ぜていくことで、柔らかい色のキャンドルになります。ほかにも、セロハンのような原色、天然の鉱物を模した色…。偶然が生んだ思いがけない色もあれば、実験を重ねてやっと見つけた色もあります。そしてそのどれもが、灯りをともすと違った表情を見せる。nuriさんのキャンドルは「世界にはこんなにたくさんの色があったんだ」と気づかせてくれます。

今回、もみじ市初出店となるnuriさん。どんな色に、どんな世界に出会えるのでしょうか?
「わたし、作りたい世界に合わせて、モチーフを具体化して『群れさせる』のが好きなんです。キャッチコピーがパレードってことは….」
ここからは、もみじ市に来てのお楽しみ。色とりどりのキャンドルたちが織りなすパレード、待ちきれません!

*nuriさんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?  

みなさんの気持ちがほわりと楽しくなるような色とりどりのキャンドルでパレードに参加したいと思っています。いろんなキャンドルが行進している雰囲気を出せたらなあと思います。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?     

今回初めての参加ですので、みなさまはじめましての気持ちでお客様やたくさんの素敵な作家さんたちと交流できたらいいなぁと思います。また屋外の開放的な雰囲気を思う存分吸い込みたいと思います。

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

青空の下でたくさんの笑顔が増えていく素敵なイベント、 もみじ市のことはいつも京都からいいなぁいつか行きたいなぁと憧れていました。参加されている豪華な作家さんたちの作品をご本人から購入できる贅沢! そしてこのイベントを支えているスタッフさんたちの心意気。ぜひ、素敵な週末を過ごしに遊びにいらしてください。

さてさてお次は、もみじ市初登場のお菓子屋さんが登場します。マフィンが美味しすぎて…

文●増田知沙

CRAFT  twitterでつぶやく

このページのTOPへ