カテゴリー: WORKSHOP


田中ハンナ「あみものとのみもの」(23日)

みなさんは編み物をしたことがありますか?
私が初めて編み物をしたのは小学生の頃。見よう見まねで編んだマフラーは、板みたいにカチコチに固くて、首に巻きつけることができないという代物。父親にプレゼントするために作ったのですが、彼がそれを身につけている姿を見たことはありません。私にとって編み物の記憶とは、そんな、切ないもの。

目の数を途中で間違えないように…とか、編み図を読むのが難しそう…とか、大人になった私にとっても、やっぱり編み物は大変そうなイメージ。ところが先日、それは軽やかに覆されてしまいました。田中ハンナさんとお会いした時、ハンナさんがスイスイと楽しそうに編んでいる様子を見たら、なんだかとても感動して、むくむくと乙女心が刺激を受けてしまったのです。

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田中ハンナさんは「知識や技術がなくてもかわいいものは作れる」「女の子に生まれたら女の子にしかできないことを楽しまなきゃ!」をコンセプトに、お裁縫・手芸を提案するアーティスト。『ガーリー・リメイクブック』『お休みの日は、お裁縫―easy
sewing for beginners』『フェルトつけるだけ』などの著書をご覧になった方も多いのではないでしょうか。私は、ハンナさんの本がとっても好き。ページを開くたびにキラキラと輝く素敵なセンスに触れて、自分もこんなふうにできるのかな?
やってみたい! という気持ちになれるのです。

例えば、しばらく着ていなかったシンプルなワンピース。リボン付きのつけ襟を作って合わせてみたら素敵に変身。ハンナさんの本を参考にしたら、アイデア次第で自分にもかわいいものが作れるかもしれないと思えてくるのです。

「この本と同じものを作らなくてもいいのです。材料も、まったく同じものを探す必要はありません。リメイクで大切なことは、クローゼットに眠っている服たちと相談してから始めることです」

と著書で語っているハンナさん。先日お会いした時もこんな話をしてくれました。

「正確に作ることだけが、正しいわけじゃないと思っているんです。技術や知識を追求せずに、まずは楽しむことが大事。そうすることで自然ともっと作りたくなってくると思うんです。それを繰り返しているうちに、このやり方で合っているかな?
とか、技術的なことも徐々に知りたくなってくるはず。だから、最初はみんなで一緒に楽しむことから始めるのが大事」

2008年のもみじ市では、アンティークレースやリボンがあしらわれた、それはそれは素敵なアクセサリーのお店を開いてくださったハンナさん。見ているだけでうっとりしてしまうようなシュシュやコサージュは、もみじ市の出店者さんをはじめ、関係者の間でも話題になりました。昨年は、「ニットで作るリボンのワークショップ」を開いてくださり、みんなでチクチク、編み物教室が登場しました。

さて今年は? なんと、ふたつのお楽しみがありますよ。
まずは、ワークショップ。かぎ針を使って作るコースターのワークショップを開いてくださいます。もみじ市のために、ハンナさんが初めて作った「編み図」を準備してきてくださるそう!
編み図は、編み物をするための設計図。これは貴重です。完成品も見せて頂いたのですが、とってもかわいくて素敵なデザイン。ちょっと小ぶりなサイズ感といい、魅力的なコースターなのです。

今回のワークショップは、「小さな頃にやったことがあるけれど忘れてしまった」「自分で何度かやってみたことがあるけれどうまくできなかった」という、初心者の方を対象とした内容になっています(ただし、くさり編み、こま編み、長編みが編める方)。失敗しても気にせずに。ハンナさんと一緒に、ゆっくりおしゃべりしながらコースターを作ってみませんか?

そして、もうひとつ。ジンジャー好きのハンナさんがジンジャーにまつわるお店を開いてくださいますよ。自家製のジンジャーシロップを使った、ジンジャーエールとホットジンジャー屋さんをもみじ市限定(23日の14:00頃まで)でオープン。ショウガときび糖を使って作られたジンジャーシロップだそうで、とっても美味しそう!

昨年に続き、今年もまた言ってしまいますが、はっきり言ってハンナさんに編み物を教えていただける機会も、ハンナさんの自家製ジンジャーエールが飲める機会も、とっても貴重。一年に一度のもみじ市だけではないでしょうか?
私自身、ワークショップに参加してジンジャーエールを買いにいきたいくらい(本気です!)。このご案内をご覧になった方は、早めのご予約をおすすめいたしますよ。

〈ワークショップのご案内〉
「のみものを可愛く 飾るコースターをつくりましょ。」
日時:10月23日(土)[14:30-16:00]
定員:6名
※くさり編み、こま編み、長編みが編める方

*所要時間:90分
*参加費:2,000円(ワークショップ+材料費込み)
*持ち物:かぎ針 5号/毛糸用針/ノートと筆記用具

〈田中ハンナ ワークショップ お申込方法〉
申込フォームからご予約→「ワークショップ申込」
◆件名「田中ハンナのコースターワークショップ」を選択していただき、以下の内容を明記のうえ、ご予約ください。
◆参加者全員のお名前
◆参加希望日時 23日(土)14:30~
◆メールアドレス
◆当日連絡のつく電話番号

*田中ハンナさんに聞きました。

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?
いつも、部屋の中で1人で作業をしているので多くのかたに接することが、出来る機会にとてもわくわくしています。心の中は“パレード”が、はじまっています。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
おいしいモノを食べ、クラフトをみて創作意欲を刺激されて、音楽でリラックス。。。そんな感じにゆっくりと楽しみたいです。

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
年に一度の秋のお祭りなので楽しんでくださいね!

つづいては、身に付けているだけで元気になれそうな、鮮やかで魅力的な作品を作り続けるハンドメイド・フェルト作家さんの登場です。

文●増田千夏

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ヘブンズテーブル「酵母パン・マフィン・スコーン・ワッフル」&「自家製酵母パン作りワークショップ」(24日)

埼玉県川口市。京浜東北線の川口駅を降りると大きなデパートがならび、大きな道路がぐるりと四方をとり囲むように走っています。すこし横道に入ると賑やかな商店街が続き、目につくのは昔ながらの八百屋さんや和菓子屋さん。それらの店と並んで、比較的新しいであろう料理店やカフェなどもあり、暮らしやすそうな街の雰囲気が漂います。そんな活気のある駅前からほんの7、8分歩いた住宅地のなかに、今回ご紹介する「ヘブンズテーブル」はあります。

ヘブンズテーブルは、トミヤマトモミさんが主催する、シアワセを届ける出張食堂。結婚パーティーやホームパーティーでケータリングを行ったり、イベントのときに小さな食堂をオープンしたり。そして川口のアトリエでは、日々、自家製酵母やイーストを使ったパンレッスンと季節ごとの美味しい食材を使ったお料理教室を開催しています。

「おいしいものを食べて、たくさんの人にシアワセな気持ちになってもらいたい!」という思いで活動をはじめたトミヤマトモミさん。今年は活動をはじめて5年。その思いは徐々に広がっているように感じます。その証拠に、私がトミヤマさんと会うたびに、いつもシアワセな気持ちをもらっているのです。そして、私だけでなく、トミヤマさんのまわりにいる人たちはいつも何やら楽しそうで、笑顔がたえないのです。2010年5月2日に行われたヘブンズテーブル5周年のパーティーでは、たくさんのお客さまの笑顔と涙があり、トミヤマさんがたくさんの人にシアワセを提供してきたことを、証明しているようでした。

先日、久しぶりにトミヤマさんのお料理教室に参加してきました。メニューは「鶏肉と牛蒡のサンド、アボカドのスープ」。もちろんパンも作ります。トミヤマさんのお教室はその日で3回目という、一緒にレッスンを受けた女性の方がこう話していました。
「働いていると、毎日仕事から帰って食事を作るのが大変。だから、トミヤマさんのお教室に来てゆっくりと料理を作るこの時間がとっても大切なんです。自分がお教室で焼いたパンを、毎回家族が楽しみに待っているんですよ。夕飯を食べた後でも、このパンならぺろっと食べてしまうんです(笑)。それに、トミヤマさんのお教室で教わる料理は、なかなか自分では思い浮かばないようなレシピで、とても勉強になるんです」

イベントやケータリング、お教室でも、こんなふうにおいしいものでつながっていくシアワセなシーンを作ってくれるトミヤマさん。節目の5年が過ぎ、きっとこれからも、トミヤマさんのまわりではシアワセの連鎖がどこまでも広がっていくのだろうと思います。

さて、今年のもみじ市。毎年新しいことにチャレンジし、私たちを驚かせてくれるトミヤマさん。昨年のもみじ市が終わってからすぐに研究を重ね、試作を繰り返してきたとういう「焼きたて酵母ワッフル」が登場します!
もちろん、自家製酵母を使い、焼き上げたワッフルですよ。

何度か食べさせて頂く機会があったのですが、はっきり言って、今までの人生で食べたワッフルのなかで一番美味しいと思ったワッフルです!
もっちりとした食感がとても美味しい。ぜひ、トミヤマさんのワッフルをみなさんに食べて頂きたいです。

そして、もみじ市では恒例、大人気の「自家製酵母を使ったパン作りのワークショップ」を今年も行ってくださいます! 青空の下でのパン教室にぜひご参加くださいね。

<ワークショップのご案内>
*定員に達しました。
◆日時:10月24日(日) 13:30~15:00
◆参加費:3,000円(当日のお支払い)
◆定員:8人(先着順)
◆持ち物:エプロン、タッパー(少し大きめのお弁当箱くらい)

<ワークショップの流れ>
酵母についてのお勉強(難しくないです)

生地をこねる

酵母パンの試食

自家製酵母の場合は発酵に最低で6時間位かかるので、こねた生地を持ち帰って頂いてご自分の家で発酵させ、焼いていただく形です。1次発酵、2次発酵
のパンの状態のサンプルは、こちらで作った物を用意しておきますので、参考にしていただければ幸いです。自家製酵母&パンを作るための詳しい資料もお渡しします。

*トミヤマトモミさんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?
今回は新作の「焼きたて酵母ワッフル」を作ります。ワッフル隊長はトミヤマくん。只今猛練習中、お楽しみに。
その他、酵母パン、酵母スコーン、酵母マフィンも作りますので。もちろん、自家製酵母パンのワークショップも。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
ヘブンズテーブルもパレードの一員になったつもりで、賑やかに。

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
お気軽にヘブンズテーブルを覗きに来て下さい。お待ちしています。

さて続いては、体も大地も喜ぶ石鹸をつくる方がもみじ市初登場。その石鹸はとてもおいしそうで…ん?

文●増田千夏

BREAD, WORKSHOP   twitterでつぶやく

ウクレレ部長「ウキウキウクレレワークショップ」

ポロロンポロロン…。
どこからともなく鳴り響くウクレレの音。もみじ市恒例の人気ワークショップ! ウクレレ部長大塚君によるウキウキ・ウクレレワークショップのお知らせです♪ 秋風が気持ちよい草の上でのんびりウクレレを習ってみてはいかがでしょう?

いろいろな作り手の人たちが集まるもみじ市ですが、今回ご紹介する大塚くんは、普段は普通(?)の会社員として働いています。会社のデスクに置かれたパソコンの前に座りながら、日々、社会と闘っているのです(おそらく)。

けれど、1年に1度だけ。秋の2日間だけは、大塚くんはただの会社員ではなくなります。ただの会社員じゃなかったら、何になるのかですって? それはもちろん。もみじ市に一筋のさわやかな風を吹かせるべく、ウクレレ部長に変身するのです!

ワークショップの意味はもちろん、言葉自体を知らなかったという大塚くんは、第1回目のもみじ市で初めて、ウクレレの弾き方を教えるワークショップに挑戦しました。そして、それから毎年。お客さんにウクレレの楽しさを伝え続けています。

あるとき、懸賞でハワイ旅行が当たった大塚くんは、ウクレレの本場・ハワイを訪れます。そこでふと思い立ち、ウクレレでストリートライブを試みるも、道行く人はなかなか足を止めてくれません。そんな時、現地のストリートミュージシャンが大塚くんのもとへ。そして何と、一緒にセッションを始めてくれたのです。
「うれしかったし、何よりみんなで一緒に演奏することの楽しさを知りました。すごく、あたたかい気持ちになったんです」

大塚くんのワークショップの内容は、まずウクレレの持ち方から始まります。初めてウクレレに触る人に対しても、ひとつずつひとつずつ、ていねいにていねいに教えていきます。
「まず、ウクレレを弾くのは簡単なんだってこと。そして、『みんなで合わせるって楽しいんだ』っていうことを知ってもらいたいです。きれいに弾くことが大事なんじゃなくて、失敗しても、みんなで笑える。その空気感がとてもいいんですよね」

ワークショップの最後には、みんなで一緒にひとつの曲を演奏します。失敗してもかまわない。上手に弾けなくたって大丈夫。自分の奏でる音色と、ほかの人が奏でる音色が重なったとき、音楽の本当のすばらしさを感じられるのかもしれません。

大塚くん、もみじ市でのこんな思い出を教えてくれました。
「もみじ市でワークショップを受けた人が、次の年のもみじ市のときに『ウクレレを習い始めました』
って報告をしに来てくれたんです。それは、すごくうれしかったです!」

普段は普通の会社員。だから、もみじ市は普段は出会うことのない人たちと出会える、大切な場所。大塚くんは毎年、他の方のお店を見て「自分ももっとこうしたい!」と出店のビジョンを思い描くそう。そしてまた、次のもみじ市までの一年間を待つのです。

そんな大塚くん、今年は少し“チャレンジ”するようです。昨年までは1日に1回だけ行っていたワークショップを、今年はなんと1日“2回”に増やします!

ウキウキウクレレワークショップは、青空のもと、心地よい風を感じながら、みんなで一緒にひとつの音楽を奏でる、そんなステキなワークショップです。楽器を始めてみたいと思っているあなた。誰かとウキウキする時間を過ごしてみたいあなた。さあ一緒に、さわやかな一筋のメロディを奏でてみませんか!?

<ワークショップのご案内>
*23日(土)、24日とも定員に達しました。
ウキウキウクレレワークショップ
日時:10月23日(土)[第1回 11:30第2回 13:30
10月24日(日)[第1回 11:30第2回 13:30
定員:各回9名(予約制 先着順)
所要時間:約1時間(当日のお支払い)
参加費:1000円

※当日ウクレレをお持ちいただける方は、その旨ご連絡いただければ幸いです。

*ウクレレ部長大塚くんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?
リラックスしたいでたち。

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
おいしそうな物をいっぱい食べて、たくさんの人とお話してのんびり楽しみたいです。

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
自然の中で、手作りのあったかさ、人とつながる楽しさを感じられるもみじ市。
日常で忘れてしまいがちな感覚を思い出させてくれます。
ぜひご来場ください!

さて続いては、もみじ市が誇る自家製酵母クイーンが登場! 今回は、なんとワッフルが!!

文●藤川茜

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緒方伶香 「糸屋+テノリ野うさぎ」(24日)

「羊毛からは、本当にたくさんのものが作れます。その魅力をたくさんの人に知っていただきたいと思うのです」

羊毛作家の緒方伶香さんは、真っすぐな眼差しで話してくれました。羊毛を水で濡らし、こすって振動を与えればフェルトになり、ニードルパンチという針のような道具でチクチク刺せば、ふんわり立体的な動物などを作ることができます。「つむぎ車」のペダルを踏んで糸を紡げば、羊毛は毛糸に生まれ変わり、毛糸を編めばマフラーだって何だって作ることができる……。羊毛は自由自在に形を変え、私たちの暮らしをやさしくあたたかく彩ってくれるのです。

子供服のテキスタイルデザイナーだった緒方さんが、羊毛の魅力にひかれていったのは、近所にある「おばあちゃんの玉手箱」という絵本屋さんで手づくりフェルトに触れ、フェルトの作り方を学んだことがきっかけでした。

「子供服のデザインには多くの工程があり、たくさんの人が関わっているので、好きな糸や色をすべて自由には選べなかったり、思い描いた服がすぐには形にできなかったり、さまざまなジレンマがありました。フェルトづくりを学んで驚いたのは、思い描いたものが粘土をねるように自在に形にできるところ。『これなら自分の好きな世界が表現できる!』」

と、羊毛の魅力にひかれていったのです。

そう話す緒方さんは、結婚を機にテキスタイルデザイナーの仕事を辞め、本格的に羊毛を使ったものづくりに親しむようになりました。ちょうどそんな頃、緒方さんの住む街に「アナンダ」というつむぎ車と各国の原毛を扱うお店がオープンしたのです。ふらりと遊びに行くと、なんとその日のうちにスタッフとして働くことに! それは今からちょうど10年前のこと。緒方さんは、そのお店でつむぎ車の使い方などを学び、さらに多くの作品を生み出していきました。

はじめて緒方さんの作品に触れたとき、心癒される感覚をおぼえたのは、きっと私だけではないでしょう。これから緒方さんの作品に触れる方も、きっと同じ感覚に包まれることと思います。それは、緒方さんがこんな思いで、羊毛と、そして“つくること”と向き合っているからかもしれません。

コリデールなどの羊毛をはじめ、キャメルやアルパカなどの素材の中から緒方さんが選ぶのは、「触って気持ちがいいもの」。そして、緒方さんが作品づくりで大切にしているのは、「自分が楽しむこと」です。

「糸を紡ぎはじめて10年、その間には、納期に間に合わせるために夜遅くまで作業したり、イベントの前日まで泣きながら作っていたりしたこともありました。でも、それってどうなんだろう? 私はこの仕事が本当に好きなの? 作品を買った人は喜んでくれるのかな? と、ふと思ったのです。だから今は、『楽しんでつくる』ことをいちばんに考えています。二人の子どもの母親として、子育てや家事もちゃんとしながら、数は少なくてもいいから自分が楽しんで、愛着が持てる作品をひとつひとつ作っていきたい、そう思うようになったのです」

緒方さんにとって家族と過ごすひとときも、糸を紡ぎだす時間も、同じように大切な暮らしの一部。緒方さんの作品は、そんなかけがえのない日々の中から紡ぎ出されるからこそ、私たちをあたたかな気持ちにしてくれるのかもしれません。

今回、緒方さんがもみじ市に登場してくれるのは、24日の日曜日。今年の2月に「ほぼ日刊イトイ新聞」で紹介され、2日間で完売してしまうほど人気の高かった、コリデールやキャメル、アルパカの「手紡ぎ糸」を販売。また、キャメルやカシミアを織ったストールをはじめ、手紡ぎ、手織りで作られたインドのカディ綿布を使ったエコバックやフキンなども新たに販売してくれます。

もちろん今年も、ニードルパンチを使って小さな動物を作るワークショップも開催してくれますよ。今年の動物は「テノリ野うさぎ」。多摩川の野原に、羊毛で作られたかわいい野うさぎが並ぶ様子を想像するだけで、なんだかワクワクしてきますね!

みなさん、もみじ市では、緒方伶香さんが紡ぎ出す、あたたかくてやさしい世界に、ぜひ触れに来てくださいね。

*緒方伶香さんに聞きました

Q1.今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?
その日の気分、ひらめきで決めたいです。

Q2.もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
大人の文化祭として楽しむのはもちろん、体育祭のノリで(笑)、頑張りたいです。そして、毎年、ワークショップに来てくれる子どもたちがどんなふうに成長しているのか、今からとても楽しみです。

Q3.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
去年は真夏のような暑さと熱気でした。帽子に水筒、ござ、エコバッグ、そして念のため、折りたたみ傘とタオル(?)もご用意して遊びに来てください(まさに体育祭の持ち物と同じですね!)。ではでは、ワークショップでお待ちしています。

自家製酵母のパンにおいしいワイン… 続いては、自宅で開くパン教室が予約が取れないほど大人気の、あの人がもみじ市に初登場です!

文●杉山正博

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大図まことの「飛び出せ!青空刺しゅう教室」

ちょうど二ヶ月前、三軒茶屋で行われた「大図まことのクロスステッチ大図鑑」に訪れた時のこと。ギャラリー内にずらりと並んだクロスステッチの作品の数々。一体どれだけの数があるのか、とにかくこんなにたくさんの図案を見ることができるなんてすごい!と大興奮したのを覚えています。

近づいてよく見てみると、そこには思わず微笑んでしまうような楽しいモチーフが!
フラダンスをしている女性のクロスステッチや、3Dメガネをかけると立体的に見える大きな恐竜の作品。どの作品も細部まで“デザイン”が施されていて、ひとつひとつをじっくり見ていたらあっという間に何時間も過ぎてしまうような、それはそれは楽しい展示でした。

それらを目の前にして思ったのが、こんなにたくさんの図案やアイディアを考えられるセンスといいユーモアといい…大図まことさんは天才だ!!ということ。

9月18日に発売されたばかりの大図さんの著書『ぼくのクロスステッチ500
はじめてでもかんたん!世界のかわいいワンポイントモチーフ(河出書房新社)』は、見ているだけでもてわくわく楽しくなる内容で、すぐに大図さんのクロスステッチワールドに引き込まれてしまいました。世界の国々をテーマにしたかわいい図案が紹介されているのですが、イギリス、フランス、フィンランド、ブラジル、メキシコ、アメリカ、さらには宇宙というカテゴリーまであるのです!
その宇宙人のモチーフのとぼけた表情が、かわいいことかわいいこと。フィンランドのページではちょっとスリムでかっこいいサンタクロースのモチーフもあり、とにかくその目のつけどころやセンスがユニークで、大図さんのスパイスが効いたものばかりなのです。

でも、大図さんの作品を見ていると、「楽しくてかわいくてカッコイイ」だけではなくて、その裏側に込められた思いも感じるのです。
昨年初めてお会いした時にこう話してくれました。

「自分はクロスステッチしかやっていないので大きなことは言えないのですが、自分がそれをずっと続けることによって、誰かがクロスステッチって面白いな、手芸って楽しいなって思ってくれたらいいなぁと思っているんです。何ができるというわけではないけれど…みんなに手芸の楽しさを知ってもらいたいんです」

「それに、クロスステッチというのはずっと昔からあって、何百年も前に作られた図案が今でも復刻されているのでそれを見て当時と同じものを作ることができるんですよ。当時の人と同じような作業を今でも出来るなんてとても不思議なことじゃないですか?
自分もいつかそんな図案集が作れたらいいなぁ」

誰かのために、後世に伝えるために…というような大げさで堅苦しい思いはまったく感じさせずに、私たちを「楽しい!」「やってみたい!」という気持ちにさせてくれる大図さん。実はこれはなかなか難しいことだと思うのですが、大図さんの作品を見ていると自然とそんな気持ちになるのです。

最近はワークショップを通じてたくさんの人と出会えるのが何よりも楽しいと言う大図さん。各地でワークショップを開催して、訪れた先々で新しい発見を楽しんでいるそうですよ。

もみじ市は昨年に続いて2度目の出店。今年もカッコイイ腕時計を作るワークショップを開いてくれます。ご存知「水にも衝撃にも弱い、毛-SHOCK!!」。毛糸で刺しゅうして作るから毛ショック!つけていると自慢して歩きたくなるカッコイイ時計。それが「毛-SHOCK!!」。みなさん、大図さんに会いに、ワークショップに参加しに、もみじ市へお越しくださいね!
クロスステッチの魅力の虜になること間違いなしです。

<ワークショップのご案内>
青空の下でクロスステッチデザイナー大図まことと一緒に
毛糸で作る腕時計「毛-SHOCK!!」を作ろう!

*10月23日(土)24(日)とも定員に達しました。
日時:10月23日(土)[第1回 11:30~第2回 14:00~
10月24日(日)[第1回 11:30~第2回 14:00~
定員:各回10名(予約制)
所要時間:約2時間
参加費:2,500円

*大図まことさんに聞きました

Q1. 今回はどんな“いでたち”で、もみじ市のパレードに参加していただけるのでしょう?
毛糸で作るごきげんな腕時計『毛-SHOCK!!』をみんなで一緒に作ろうぜ!

Q2. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
来場されるお客さんや出店者との交流を楽しみたいです!

Q3. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
こんにちは大図まことです。
もみじ市で今年もたくさんの方とお会いできると思うと今からワクワクしてしまいます。
もみじ市は作品を買うだけではなく直接作家さんと作品を見ながらその場で話せることがとても魅力だと思います。恥ずかしがらずに気になる作家さんに声を掛けてみましょう。
当日会場でお待ちしておりまーす!

さて続いては、あたたかくて優しい世界を“紡ぎだす”あの人の登場です!

文●増田千夏

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