ジャンル:CRAFT

小菅幸子


【小菅幸子プロフィール】
陶器ブローチの代名詞とも言える陶芸家。地元である三重県津市を活動拠点に、全国各地で個展&イベントに出店しています。「おばあちゃんになるまでお気に入りで使えるようなモノ」を根底にブローチ、器、ボタン、フェーブ(幸せを運んできてくれると言われる陶器製の小さな置物)などを製作。時代を刻んだような、愛らしくも美しい佇まいのブローチは、眺めているだけでドキドキときめくものばかり。もみじ市では、始発電車が動き出す時間から1、2、3人……と人が集まり始め、開場前にはうんと長い列をなすほどに。この光景をご本人はどう思われているのかというと「今回は誰も……」と、とっても控えめなのです。
http://kosugesachiko.com/

【月刊 小菅幸子 7月号】
特集「陶芸家・小菅幸子を知る100問100答」

夢中になるのには理由があります。陶芸家・小菅幸子が生み出す作品、中でも陶器のブローチに日本中(いや、世界中かもしれない)の女子がゾッコンです。全国津々浦々、もみじ市をはじめ個展、イベント出店では長蛇の列ができ、そこに並ぶ女子たちの表情ときたら! いくつになっても身につけたい。いくつも欲しくなる。こんなにも愛され続ける作品を生み出す根源って一体何だろう? その答えは、日々の営み、好きなモノ・コトに隠れているはず。陶芸家・小菅幸子の素顔に近づく100問100答、第1回目は製作&仕事編と題し25問のクエッションに答えていただきました。

〜製作&仕事編〜

01.陶芸家としての活動歴を教えてください
2011年よりスタート。今年で7年目を迎えます。

02.製作の流れを教えてください
デザイン考えスケッチ→原型を製作→型取り→乾燥→試作(色合い・使用する土を決める)→本番

03.1日の平均製作時間は?
7~8時間くらい

04.作業前にやっていることは?
アトリエの片付け

05.製作道具以外で作業中に欠かせないものは?
ラジオ

06.作業中に聞いているものはありますか?
ラジオ

07.新作のアイデアはどこから?

古い花の本、アンテークのアクセサリーの本、花言葉、古い詩など

08.思いついた新作のアイデアはどこに記録しますか?
脳みそ

09.アトリエの中でお気に入りのスペースは?

▲小菅さんの作品がズラリ。愛らしい表情に思わずこちらもニッコリ

窓際

10.アトリエでのルールは?
うーん…とくになし!

11.作業中の気分転換は?

愛猫のレモン撫でて愛でる。ヘッドフォン越しに大爆音で音楽を聴く

12.昼食はどこで? どんな料理?

▲ある日の昼食。陶芸家・内山太郎さんのお皿に小菅さん手作りのガレット(写真・小菅幸子)

自宅のダイニングで手作り料理

13.製作のゴールデンタイムは?
朝食前の4:30~6:30頃

14.作業着はありますか?

とくに決めていないけどジーパン、Tシャツにエプロンが多い

15.製作中に迷った時、誰かに相談しますか?
最終的な色合いなどは、少し相談したりすることもあるけど、ほとんど自分の思うままに進めている

16.作品を作るうえであえて「やらないコト」はありますか?
陶器でアクセサリーを作っている作家さんの作品は、できるだけ見ないようにしています

17.ご自身の作品の特徴をひとことで表現すると?
普通

18.新作の試作はだいたい何回くらい?
初披露の時は2〜3回。製作を重ねるごとに変わっていくことも多い

19.製作過程で好きなのは?

▲レモンも製作に参加

色塗り

20.製作で心がけていることは?
きっちり、丁寧に作りすぎないこと。濃淡や動き、一個一個の表情の違いをあえてそのままに。既製品にはない、人が見て惹かれるものにしています

21.小菅さんが思う陶芸の魅力とは?
何百年たっても変わらないこと

22.小菅さんにとってブローチとは?
胸につけていると嬉しくなるもの

23.新作を見せてください!

ねこ、すずらん、mado café 10thブローチ

24.小菅さんにとってものづくりとは?
何歳になっても挑戦できること

25.ものづくりをする上で大切にしていることは?
手がけるモノが自分にとって「大好きなモノ」であること

小菅さんが手がける、どのブローチも色褪せることがない。モノづくりをとびっきり楽しんでいること、作品にたっぷりの愛情を注いでいること。丁寧で率直な仕事ぶりは、ブローチにもしっかりと表現されています。そんなブローチを作り続ける小菅さんに問いかけた「ご自身の作品の特徴をひとことで表現すると?」の回答が「普通」というのが、なんとも小菅さんらしい……! 作り手も使い手もブローチのある生活が特別ではなく普通であるように。きっとそんな想いなのだと感じました。

(編集・新居鮎美)

《次号予告》
次回は、プライベート編。お気に入りのお店や愛用品など、小菅さんの「好き」がたくさん!