Mellow Glass タナカユミ
日々呼吸をするように作品を作っています。砂糖菓子のような、甘くて、やさしい硝子作品。心に広がる景色をカタチにしています。
長野県在住。
1996年 富山ガラス造形研究所 造形科にてガラスを学ぶ
1998年 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房を経る
2002年 Mellow Glassとして活動を始め
る。日々硝子と向きあう
2015年 個展・展覧会を中心に活動。受賞歴多数
Q1. 今回のテーマに込めた思いを教えてください。
白組:出店テーマ「森の中からもみじ市へ」
氷砂糖のような質感のやさしい光をまとう硝子。私の作る硝子オブジェは、Pâte de verre
(パート・ド・ヴェール)という技法で作られています。 透明なガラスで作られる街並みは、ひんやりしているのに、やさしい光のなかではあたたかな質感になります。 シャンパンの泡のような細かな気泡は、Pâte de verreの特徴。私の技法で用いる型は、粘度で形成しています。そのため、ひとつの型からひとつしか作られません。完成作品は世界にただひとつのものになります。作品の完成までに30~50日を要する長い工程のなか、日々呼吸するように作品と向きあい、手のなかで大切に仕上げていきます。