明治時代から続く帽子職人の家に生まれ、32歳で帽子職人の道へ。「手を離れたら、その人に馴染む帽子」をコンセプトに素材選びから、パターン、裁断、縫製、型入れ、装飾、仕上げまですべての工程を自身で行います。作り手と使い手が近い方法を続けていきたいと思います。
Q1. 今回のテーマに込めた思いを教えてください。
白組:出店テーマ「帽子と暮らす」
毎日のほとんどを、帽子と暮らす僕たち。
帽子をつくり、帽子をかぶり、帽子を考え、季節が変われば帽子も入れ変えて、
僕たちの生活と同じサイクルで暮らすように並ぶ帽子たち。
中でも、使う頻度の高いものとそうでないものがあるけれど
どんなに不調な顔色でも、かぶればなんだかしっくりくるような
そういう何度でも使いたくなる帽子が、暮らしの帽子にちょうどいい。
自分の暮らしに寄り添ってくれそうなふつうの帽子。
年月をかけてあなたの身体の一部になる日まで、その帽子との暮らしを楽しんでいただけますように。
そういう帽子をつくっていかなければ、そんな想いも込めて「帽子と暮らす」をテーマにしました。
Q2. 当日はどのようなディスプレイで楽しませてくれますか?
白のテントや什器を使った白組らしい涼し気な雰囲気にしたいと思います。
暑い日差しの中ですぐにかぶれる夏物や、これからかぶれる秋冬物など、季節を問わずいろいろ展示する予定です。まとまりなくディスプレイしているかと思いますが、ちょっと気になるゾ。と思ったら、どんどんかぶってみてくださいね。
Q3. もみじ市へお越しくださる皆さまへメッセージをお願いします。
今年はもみじ市だけの企画をしてみたい!ということで、テーマカラーの「白」から「平和」を連想して、そこからアメリカ・インディアン「ホピ族」を思い浮かべました。ホピとは、平和の民を意味します。
ホピ族の人々には、あらゆる自然のものには精霊「カチナ」が潜むとされています。これは日本にも古くから伝わる八百万の神と似たものですが、ホピ族のカチナは驚くほどユニーク!です。そこで、私達も帽子に潜むChappo的カチナを想像してみました。
もみじ市2015では、帽子をお買い上げの先着25名様(両日とも)に、シャッポカチナのエコバッグをプレゼントしたいと思います!
モチロン、新作の帽子もたくさん並ぶ予定です!
今年もまた皆様にお会いできるのを楽しみに、お待ちしております。
・・・ Chappoからのお願い・・・
麦わら帽子やフェルトの帽子を持つときは、必ずツバの両端を持ってください。
あたまの部分をつまんで持ったり、ギュッと握りしめたりすると、帽子の形が変わってしまいます。
どうぞ、優しく優しくお手にとっていただけると幸いです。