ジャンル:OYATSU

(dans la nature+たべるとくらしの研究所)×あんざい果樹園(15日)

【dans la natureプロフィール】
パン屋、紅茶専門店での製造勤務ののち、2006年にdans la natureとして活動を開始。イベント出店などを経て、2012年に11月より調布市深大寺にて工房販売を始める。今回、「たべるとくらしの研究所」と「あんざい果樹園」とコラボレーションし、もみじ市に参加! コーヒーと相性ぴったりなチーズケーキが、もう一度食べたいです(担当:柳川)。
【dans la nature】
http://www.danslanature.net
【たべるとくらしの研究所】
http://www.taberutokurashi.com
【あんざい果樹園】
http://www.ankaju.com/


【商品カタログ予習帳】

左からおつまみビーツ・濃縮ビーツ・あんざい果樹園で採れたプルーンのジャム
(※季節の果物や野菜を使っていますので、当日ご用意できるものは異なる場合がございます)


左からあんざい果樹園で採れた桃のジャム(まどか)・桃のジャム(あかつき)・杏のジャム
(※季節の果物や野菜を使っていますので、当日ご用意できるものは異なる場合がございます)


ヘーゼルナッツのショートブレッド


松の実サブレ


あんざい果樹園のりんごジュース


福田利之さんデザイン dans la natureてぬぐい


りんごのケーキ


ヨーグルトのパンナコッタ+フルーツコンポート


キャラメルミルクプリン+フルーツコンポート

【スペシャルインタビュー「自分自身で触れ、作りあげたいお菓子」】
dans la nature 千葉奈津絵さんに、柳川夏子(手紙社)がお話を伺いました。

dans la natureが始まったきっかけ

ーーー初めてひとりで作ったお菓子は何でしたか。
千葉 小学生の時に、型抜きのクッキーを作ったのが最初です。「美味しい」と食べてもらえて、とても嬉しかったのを覚えています。

ーーー小さい頃から、お菓子に関わる仕事がしたかったのでしょうか。
千葉 お菓子を作ることは好きでしたが、本当はパンへの憧れがありました。魔女の宅急便を見て、あのような店構えのパン屋をやってみたいなと思っていたんです。

ーーーそれが、どのようなきっかけで焼き菓子に?
千葉 パンと生菓子と焼き菓子、それぞれ材料自体は似ていますが、作る時にテンションを持っていくポイントが違うように思います。実際にパン屋で働いたことで、焼き菓子の方が自分の性格に合っていると思いました。

イラストレーター・福田利之さんが手がけたdans la natureのロゴ。お店の目印です。

ーーーdans la natureの活動のきっかけを教えてください。
千葉 専門学校を卒業後、とある焼き菓子店で修行していました。そこでは、師匠の味を忠実に再現することが仕事でした。もちろん多くの技術を学びましたが、自分だったらこうやりたい! といった思いを持つようになりました。そのうち、自分自身のレシピと味でやってみようと、dans la natureを始めたんです。

ーーーすぐにお店を構えたのですか。
千葉 最初は卸売だけで、お店は持っていませんでした。ある時、もみじ市にも出店しているシエスタラボの附柴彩子さんからのお誘いがきっかけで、東京から離れた場所のお店を訪ねて販売するという経験をしました。それから様々なところを回る機会が増えましたね。

ーーーお店をオープンしたのは?
千葉 2012年11月です。

ーーーこの場所にしたのは何か理由があるのでしょうか?
千葉 偶然の出会いです。点々と活動して来ましたが、今まで買ってくれた方々が来てくれるような場所を作りたかったんです。

お店のちょうど目の前にバス停があり、バスを待つ人たちが。絵本に出てきそうな景色。

「そえもの」という存在

ーーーお菓子を作る時に何からインスピレーションは受けますか。
千葉 農家さんから送られてくる果物からです。あと、器から考えることもありますね。このお皿に、こんなお菓子が乗っていたら……と想像したり。

千葉さんのお菓子にはナッツが使われていることが多く、愛用しているそう。

ーーー大事にしていることはなんでしょうか。
千葉 味はもちろんですが、見た目の美しさは大事ですね。お皿にのった時、ラッピングされた時、どの瞬間でも美しいように。またふんわり優しい印象の焼き菓子ですが、キリッとしたかっこよさも入れたいと思っています。

あとは「そえもの」としての意識も大事にしています。飲み物あってこそのお菓子だと思うので、主張しすぎず、しかし小さくてもしっかりとしているものを作りたいと思っています。

ーーーお菓子を美しいお皿に乗せ、飲み物も用意すれば、素敵な“おやつの時間”を過ごせそうですね。
千葉 私自身、おやつの時間を家族と過ごすことを大事にしています。一緒に作ったり、食べたり。日記として、日々のおやつをInstagramに載せてます。

もみじ市当日に登場する「りんごのケーキ」をいただきました! これが本当にコーヒーとぴったり合うんです。

ーーー今後、挑戦してみたいお菓子はありますか。
千葉 挑戦したいというより、私にとって怖い存在のお菓子があります。

ーーー怖い存在とは?
千葉 ロールケーキ、スコーン、チーズケーキ、プリンです。シンプルだからこそ、自分の中で美味しい! と、しっくりハマった味に辿りつくのが難しいお菓子です。チーズケーキとプリンは自分のレシピが完成しましたが、その他はまだ……今後、自分なりの“美味しい”に到達したいと思います。

ーーー今回のテーマ「ROUND」と聞いて、何が浮かびましたか。
千葉 福島県のあんざい果樹園の果物、札幌市のたべるとくらしの研究所のジャムやジュース(瓶もの)、それらを使ったdans la natureのお菓子。それぞれのものが巡っていて、私たち3組がまさにROUNDだなと思いました。私の人生にとって、出会えたことがとても大きい出来事であったメンバーと、今回タッグを組んで望めるのは大変嬉しいです。

ーーー貴重なお話をありがとうございます! 当日もどうぞよろしくお願いします。

〜取材を終えて〜
今回お店にてインタビューと撮影を行いましたが、差し込む光が白い店内をまわり、とてもきれいでした。「そえもののお菓子」というお話が特に印象的で、毎日食べたくなる千葉さんのお菓子は、飲み物に限らず、私たちの日々に寄り添う存在だなと思いました。3組のコラボレーションもとても楽しみです!(柳川夏子)

【もみじ市当日の、(dans la nature+たべるとくらしの研究所)×あんざい果樹園さんのブースイメージはこちら!】

秋の河川敷でおやつの時間を過ごす…なんて贅沢なんでしょう! 皆さんのお越しをお待ちしています。