ジャンル:CRAFT

norioはんこ店

【norioはんこ店プロフィール】
岡山県出身、大阪育ち。京都精華大学では日本画を専攻。2005年から雑貨店などを巡り、その場でオーダーを受け、はんこを製作するというスタイルの作家活動を始める。日本全国、そして海外でも活動し、今まで作ったはんこは2万個を超えるとか!
http://www.noriohanko.com

【商品カタログ予習帳】

動物のはんこ


パン屋さんの干支はんこ


風景のはんこ


norioはんこ


兄弟のはんこ


家族のはんこ


民芸店のはんこ


結婚式のはんこ


名前と花のはんこ

【スペシャルインタビュー「お客様と一緒に作るのが、norioさんのはんこ」】
はんこ作家のnorioさんに、柳川夏子(手紙社)がお話を伺いました。

屋号は、学生時代のあだ名から

ーーー「norioはんこ店」という屋号の由来は何でしょうか。
norio 芸人の西川のりおさんをご存知ですか? 学生時代に呼ばれていたあだ名を屋号として使っています。

ーーーなぜ、あだ名を屋号として使おうと思ったのですか。
norio 中学の時に岡山から大阪に転校し、都会に馴染めずに過ごしていました。無事、希望の高校に進学し、高一の春に「西川やろ? のりおかきよし、どっちがいい?」とクラスの子に言われ、思わず「のりお!!」と答えたんです。新しい自分と言ったら大げさですが、今までの辛かった中学生時代を抜け出すきっかけになる瞬間だったような気がします。

ーーー本名の時とnorioさんの時、ONとOFFといったような何か差はありますか。
norio そうですね。norioの時は呼ばれるだけでパワーが出てくるような、活動的な気持ちになります!

ーーーはんこ作りを始めたキッカケは?
norio 自分の名刺を作成する時に、印刷ではなくハンコではどうだろうかと思いつきました。その評判が良く、それから自然とオーダーが入るようになりましたね。

ーーーそこから今では2万個以上を作ったんですね! 愛用の道具はありますか。
norio いつでもできるように、どこでも買えるような仕事道具を使用しています。もしイベント中になくなってしまった時でも、すぐ対応できるように。

ーーーなるほど。norioさんがいれば、いつでもどこでも、すぐにnorioはんこ店オープン! ですね。

norioさんの愛用道具はこちら! 三角と書いてある彫刻刀、懐かしいですね。

ーーーはんこの、カラフルな仕上がりは、どのようにするのでしょうか。
norio まず、はんこを平らなところに置き、その上からインクをつけていきます。この時、数色重ねることでグラデーションになっていきます。それから、はんこ用の水性ペンで細かい箇所を塗り分けて、押して完成です。

こんなに細かく色を塗るんですね。インクをつける作業も、とても楽しそうです!

ーーー表情のあるグラデーションが、とてもきれいです!
norio 自然なムラや、色の混ざり具合を楽しんでほしいと思います。押したその時、1回きりの色なので。

ーーー今まで、影響を受けた人はいますか。
norio 秋野不矩(あきのふく)という静岡出身の日本画家です。おばあちゃんになってからインドへ行き、現地の風景を生涯描き続けていました。私自身が海外へ行くキッカケにもなった人で、不矩さんの行動力にはとても刺激を受けました。また、学芸大学にあるエムサイズというパン屋の、のりこさんも師匠のような存在です。

ーーー師匠?
norio 毎回お店に行くたびに、その時私自身に必要な、とても絶妙な言葉をかけてくれるんです。はんこ作りのことだったり、人生においてのことだったり、本当に幅広く。

ーーーたった一言で、何かが変わることってありますよね。
norio のりこさんから頂いたありがたい言葉は、時折思い出すようにしては、「よし!」と気合いを入れています。

もみじ市と同じ、私も心機一転の時

ーーーはんこ作りでは、何からインスピレーションを受けますか。
norio オーダーをくれた人と、直接会って話す時です。その人から受ける印象が、デザインへと繋っていきます。相手がいてこそできる、そのような「ライブ感」を大事にしています。最近はその場で彫るのを少しお休みしておりましたが。

ーーー何か変化があったのでしょうか。
norio 昨年末に子どもが生まれて、環境がガラッと変わりました。前は、8時間くらい続けて制作することもありましたが、今ではそうもいきません。育児や家事の合間をぬい、時間をつくっています。また、子を持ったことで、赤ちゃんや家族の顔など、見えるものの印象も変わりました。

ーーーその場ではんこを制作するスタイルを行なってきた上で、今まで印象的な出来事はありましたか。
norio 私にとって対面で作ることは、丸裸でお客さんの目の前に立っているようなもの。制作過程や仕上がりのリアクションをそのまま受け止めることになります。お互いが求めるはんこができた時は、心の底から胸が躍り、自然と泣けてくることがありますね。

ーーーnorioさん1人ではなくて、お客さんとお互いで作り上げたものだからこそですね。
norio 裸で向き合ったからこそ、湧く感情だと思っています。それを原動力に活動が続いていますね。

ーーーもみじ市に初めて参加した時の思い出はありますか。
norio 河原を全力ダッシュしている大人を久しぶりに見ましたね。その姿を見て、これはすごいとこに来てしまったぞ、と思いました。

ーーー今回、もみじ市のテーマ「ROUND」と聞いて、浮かんだことは何でしょうか。
norio まさに自分自身のことだと思いました。はんこ作りへの取り組み方と環境が変わり、もみじ市と同じく、私も心機一転の時期だなと感じました。

ーーー作り手として大事にしていることはありますか。
norio 人と話す時間を共有し、“自分ができること”を見つめるようにしています。また生活の中で嫌なことをやめてみるなど、時間の過ごし方を見つめなおすことも大事だと思います。

ーーーnorioさんにとって、他の出店者さんたちはどのような存在ですか。
norio 尊敬する人たちです!

ーーー最後に、一言メッセージをいただけますでしょうか。
norio 出会った瞬間にひらめくはんこ! もみじ市で作らせてください。お待ちしております。

〜取材を終えて〜
インタビュー当日、norioさんにお会いするのは初めてでしたが、一目見た瞬間に“この人がnorioさんだ!”と、不思議とすぐ分かりました。クシャッとした笑顔がとても魅力的! 愛娘のワカちゃんも一緒にインタビューに答えてくれ、とても賑やかで豊かな時間となりました。norioさん、ありがとうございます!(柳川夏子)

【もみじ市当日の、norioはんこ店さんのブースイメージはこちら!】

どんなはんこが生まれるのか楽しみです。河川敷で、笑顔のnorioさんがお待ちしていますよ!