【HITOHARIプロフィール】
幼い頃からモノ作りが好きな福田昌彦さんが、2006年北海道富良野でスタートさせたハンドメイド・クラフトブランド。“日常をともに過ごす道具”として、1点1点手仕事で作られるアイテムは、使い込まれるにつれて代わりのきかない存在へ。使い心地、機能性、デザインのすべてにおいて妥協することなく、一針一針丁寧に製作しています。「より多くの人々の暮らしの中で、より様々なシーンで、使い手に寄り添う作品づくりを」との想いから、2014年より帆布生地を使ったアイテムが登場。カラーバリエーション、サイズ、用途の幅がグッと広がったことで、選ぶ楽しみもググッと倍増。中でもことしの新作「KINDER BAG」「BOSTON」「ZIP POUCH」が注目です。
http://hitohari.com/
【商品カタログ予習帳】
KINDER BAG
KINDER BAG
TRIP WALLET
SHOULDER TOTE
ZIP POUCH
『月刊 HITOHARI』記事一覧
7月号 特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.1」
8月号 特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.2」
9月号 特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.3」
10月号 特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.4」
【月刊 HITOHARI 7月号】
特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.1」
ことしの春に手紙舎 2nd STORYで個展「TRIP」を開いたHITOHARI。帆布生地を使ったアイテムは、シンプルなデザインなのにどこか個性的で、繊細さとタフさのどちらも持ち合わせていて、本当に使いやすい。どんな時でも頼れる存在で、日常だけでなく仕事や通勤にも、アウトドアシーンにも最適。すべて手作業なので、製作を重ねるごとにマイナーチェンジを行うのもよくあること。いいモノが、よりいいモノへ。何年、何十年経っても愛用してしまう魅惑のアイテムに迫るべく、HITOHARIの愛用者かつ福田さんのことをよく知る人物4名にHITOHARI愛を熱く語っていただきます。第1回目は、私(担当:新居)です。
■HITOHARI・福田さんってどんな人?
▲手紙舎 2nd STORYで行った個展「TRIP」の打ち上げにて。奥様のみーさんと娘さんの日菜子ちゃんと
ご自身で手がける作品はもとより、日常で使われている日用品や雑貨などの目利きが抜群に素敵です。何度も店舗やご自宅にお邪魔していますが、DIYの棚やテーブルが非常にカッコいいのと、器や調理道具にも好みと実用性を追求していて、何処を見ても何に触れてもいいモノばかり。プライベートでキャンプや釣りに出かける時のアイテムも名品ぞろい。「名品だから」という口コミで購入を決めるのではなく、調べて、比べて、時には使っている人のモノを実際に使ってみて購入を決めているので、使い勝手だけでなく、飾っていても絵になるものが多い。センスの良さだけでなく、自分の「好き」をとことん掘り下げていく真面目さも福田さんの魅力ですし、それを作品にしっかりと反映させるのも印象的ですね。
■My BEST HITOHARIアイテムの特徴と魅力について
▲BASIC TOTEのサイズM
BACK PACK、SHOULDER TOTE、PACK、STORAGE、ROLL TOP、FLAT POUCHと、いろいろ使っているのですが、強いていうならBASIC TOTEです。購入時は、「カラー、サイズともにバリエーションが豊富でいいなー」と思っていたのですが、使い始めると想像以上に大、大、大活躍! まず、非常に丈夫な作りなのに軽量。ポケットの数が絶妙で、外側に2つあります。(この手のトートバッグをいろいろと見比べましたが、あっても1つがほとんど)。デザインがシンプルなので、近所への買い物から仕事まで、幅広く使えます。そして、折りたたんだり、クルリと丸めてコンパクトにできるので旅行時はサブバッグに。優秀かつシックなバッグです。
■HITOHARIアイテムの中身は?
基本の持ち物は、パソコン、ノート、ペン、雑誌、化粧ポーチ、財布、携帯電話、鍵、書類を入れたクリアファイル、メガネ、ハンカチです。持ち歩くつもりはないのですが…お菓子やガム、ドリンクがよく入っています。これら全てを入れても、スペースはまだまだたっぷり。1泊2日の旅行であれば、衣類(着替え)、一眼レフカメラ、アメニティグッズ、メイクポーチもすっぽりです。長期の旅行だと、サブバッグとしてお土産を入れて帰ったりしています。
■今月の語り手
手紙社スタッフ 新居鮎美
愛用歴:7年
HITOHARI・福田昌彦さんとの出会いは、手紙社の地方出店第一弾として期間限定でオープンしていた「手紙舎札幌店」。HITOHARIの旧店舗と「手紙舎札幌店」が同じマンション内にあり、自然と足繁く通うように。最初に購入したアイテムは、ROLL TOP。福田さんのハンドドリップコーヒーのファンでもある。
(編集・新居鮎美)
《次号予告》
次回、HITOHARI愛を語っていただくのは福田さんのキャンプ友達・いっしーさん。手紙社スタッフにも愛用者が多いPACKをご紹介していただきます。
【月刊 HITOHARI 8月号】
特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.2」
ハンドメイド・クラフトブランド HITOHARIの魅力をより深く、より詳しく紹介したい! そんな想いのもと企画した特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI」。アイテムだけでなく、作り手である福田さん自身のことをよく知る人たちに、愛用品はもちろん、福田さんの素顔についても話していただきました。第2回目は、「Backpackers’Japan」というゲストハウスのホステル運営を行う石崎嵩人さん。東京に3店舗、京都に1店舗あるゲストハウスでは、HITOHARIの展示・販売を行うことも。公私共に親交がある石崎さんが想う、HITOHARIとは?
■HITOHARI・福田さんってどんな人?
▲屈斜路湖のキャンプ場にて。HITOHARIオリジナルブレンドのコーヒーを飲みながら
うっかり遭難しやっと辿り着いた明かりの灯る小さな家で、ささやかながらも温かくもてなしてくれそうな森の中の生活者。家に物は少なく、服、器、本やレコードなど、新しいものを買うのではなく、気に入ったものを長く用いて暮らしている……そんなイメージの人です。
福田さんは札幌、僕は東京で生活をしているのですが、なぜか毎年夏が近づくと北海道でのキャンプに誘ってくれるので、年に一度、北海道に遊びに行く口実ができています。
札幌でおすすめのご飯屋さんを聞くと「ぜんぜん札幌っぽくないんですけど、いいですか?」と言っておいしい中華料理屋などを教えてくれる福田さん。ガイドブックには載らない嗅覚を頼りにしています。
■My BEST HITOHARIアイテムの特徴と魅力について
▲PACK。キャンプや車中泊では、中身を調整して枕として
HITOHARIプロダクツにPACKが登場した際、福田さんに「これはね、便利なんですよ。旅行の時は大きいの2個持っていってます。使ってみると分かりますよ」と説明不足なのに説得力のある物言いをされて買ってしまった商品です。使ってみるとたしかに納得の使い勝手! バッグの中で服がばらけないし皺になりづらいので便利です。カラーバリエーションが多いので色を選べるのもいいですね。色を変えて組み合わせると愛着がぐっとますので2つ以上でそろえるのがおすすめです。現在、すでに持っているMとLのほか、Lをもう1個買おうか検討しています。
■HITOHARIアイテムの中身は?
こういった形で利用しています。Lの方にはTシャツやシャツをたたんで入れています。詰め込めば5〜6枚は収容可能。Mには下着やタオル、靴下、簡単な洗面用具を入れています。普段はバックパックの中に入れて利用していますが、スーツケースとも相性がいいと思います。ついでにLの方はキャンプや車中泊をする際、中身を調節して枕としても利用しています。
■今月の語り手
Backpackers’Japan ゲストハウス・ホステル運営 石崎嵩人さん
愛用歴:5年
札幌の知人を介して福田昌彦さんと出会い、HITOHARIの存在を知る。知り合って間もない頃、イベント出店をしているHITOHARIのブースに顔を出しに行った時、突然店番をすることに。これがきっかけとなり急接近。今では、年に一度キャンプへ出かける仲になる。
(編集・新居鮎美)
《次号予告》
次回は、北海道札幌市にある店舗兼工房で働くスタッフの田村さんにHITOHARI愛を語っていただきます。田村さんにご紹介いただくのは、手持ち、肩がけができるショルダートート。HITOHARIアイテムの中でも人気のあるバッグです。
【月刊 HITOHARI 9月号】
特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI vol.3」
デザイン、フォルム、機能性……どんなものであっても、自分にとってしっくりくるアイテムを使いたいし身につけたい。しかしながら、いつまでも愛着を持てるものに出会うことは稀だったりします。購入時は「これだ!」と運命を感じた品々も実際に使ってみるとそうでもなかったり。今回、ハンドメイド・クラフトブランド HITOHARIのプロダクトについて語っていただく田村さんは、HITOHARIのショルダートートをなんと6個も所有。北海道札幌市にある、店舗兼工房で働くスタッフだからこそ知っているHITOHARIのよさとは?
■HITOHARI・福田さんってどんな人?
▲5台のミシンと2台の革加工機械の間を行ったり来たり
会話のテンポがゆっくりで穏やかというのが、福田さんの第一印象でした。が反面、仕事になるとさすがにそこは職人。判断が早く指示も的確、作業も繊細で妥協をしないところには本当に感心させられました! ただ仕事中でも時々オチャメな面が垣間見られ、クスッと笑ってしまうこともあります。
■My BEST HITOHARIアイテムの特徴と魅力について
▲ショルダートートは、使うシーンでカラーやサイズを変えて。限定カラーも所有
HITOHARIの商品はすべて好きですが、特にその中でもやっぱりショルダートートです。ストラップの調整も可能なので斜めがけもできますし、どんなスタイルにもかっこよく合わせられるのでショルダートートは、もはや私のマストアイテムです! 夫にも勧めて以来、このバッグのファンでMac Bookなどを入れて持ち歩いています。おかげで我が家には、6個のショルダートートたちがそろっています。
■HITOHARIアイテムの中身は?
お財布、フラットポーチを2〜3個、水筒、単行本2~3冊、傘やら何やらいっぱい詰められ、外ポケットにはスマホとパスケース、立体型の内ポケットには鍵を入れられるので、難なく取り出せるところも使い勝手がよく緻密に考えられているなぁと思います。
■今月の語り手
HITOHARIスタッフ 田村さん
HITOHARI愛用歴:2年半
北海道札幌市にある工房兼アトリエで働くスタッフ。HITOHARIで働くようになってから、あらゆるアイテムを使うようになり、今ではすっかりヘビーユーザー。
(編集・新居鮎美)
《次号予告》
最終回を迎える次回は、福田さんのこと、HITOHARIのことを間近で見てきた奥様・みーさんの登場です。近所の買い物も旅に出かける時もいつだって側にあるのは、HITOHARIのアイテム。その中でもDAY PACKの魅力についてお話いただきます。
【月刊 HITOHARI 10月号】
特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI」
作り手の福田さんではなく、福田さんのことをよく知る人たちによって紹介されるHITOHARIは、新たな魅力で溢れています。私自身、記事をまとめながら発見したモノ・コトがたくさん。愛用しているバッグやポーチもさらなる愛着が沸いています。今回で最後となる特集「聞かせて! I ♡ HITOHARI」のラストを飾るのは、福田さんの奥さまであるみーさん。HITOHARIの現在、過去、そしてこれからを見守る方とあってズバ抜けたHITOHARI愛を感じます。
■HITOHARI・福田さんってどんな人?
▲夏の浜辺ではしゃぐ福田
つくることが本当に好きな人だなあと、いつも思います。福田さんの頭の中には、たくさんアイデアが渦巻いていて、かっこいい鞄を形にしたくて仕方ないみたいです。それに、作りたいのは鞄だけではなくて家具や什器も作るし、料理をするのはもちろんのこと、ぬか漬けやら味噌作りまでしてしまうし、最近ではキャンプ用のテントを作るのが楽しみらしいですよ。脳が、クリエイティブすぎて作り話を実話みたいに話すのは、ちょっと困ることがありますが。結論としては、ものづくりとアウトドアについて何かしているときは少年のように生き生きしている、犬好きのお茶目なおじさんです。
■My BEST HITOHARIアイテムの特徴と魅力について
▲子連れでの外出にはいつもDAYPACK
昨年、出産のためにひとりで帰省していたときに、完成したばかりのDAYPACKがサプライズで送られてきました。普段づかいできるサイズ感、リュックタイプのものが欲しい、とずっとリクエストしていたのですごく嬉しかったのと、期待を超える可愛さにテンションがあがりました。あーでもない、こーでもないと試作を繰り返して作られたものということをよく知っているので、毎回新作が完成する度に感動します。
このバッグも彼のこだわりが散りばめられています。一番嬉しいのは、見た目以上にたくさんものが入ること。あと、外ポケットにマチがあるのでガサツに物を詰め込んでもシルエットが崩れにくいのもありがたい。ほかにも、チャックや肩紐の付け方、生地と革の色合わせ、パーツのチョイス…全部全部かわいい! 天才! (と、褒めておきましょう)
■HITOHARIアイテムの中身は?
子供とのおでかけに大活躍。娘の好きな絵本やおもちゃ、茶色いパックにはオムツと着替え、水筒、エコバッグ、インドのガムチャという布(スリングにも敷物にも日よけにも何にでも使えて便利)、フラットポーチは家計用の財布として使っていて、それとは別に自分用の財布、鍵、携帯、ロールトップには娘と自分のおやつやお弁当を入れています。スーパーへ買い物に行くときには、中身を空っぽにして出かけることもあります。
■今月の語り手
HITOHAI・福田昌彦さんの奥さま 福田美咲
HITOHARI愛用歴:7年
故郷の四国を出てふらふらしていた頃、たまたま同じ長野県の宿での宿泊をきっかけに仲良くなり、その翌月からHITOHARIでアルバイトをさせてもらったことが始まり。その4年後に福田氏と結婚。昨年、長女を出産し福田家3人チームで共に奮闘中。
同じデザインであっても、使う人の個性が日毎に増していくバッグやポーチ。HITOHARIの想いが記されたHPの一節に「より多くの人々の暮らしの中で、より様々なシーンで、使い手に寄り添う作品づくりを目指します」と綴られています。もみじ市の会場が、あなたとHITOHARIの作品を繋ぐ特別な場所になりますように。そして、いつまでもそばにおきたいアイテムと出会えますように。
(編集・新居鮎美)