出店者紹介,ジャンル:OYATSU

HUGSY DOUGHNUT


【HUGSY DOUGHNUTプロフィール】
店主は1988年生まれのまつかわひろのりさん。妻のゆみさんと二人三脚で「あそぼう」をコンセプトにしたドーナツをつくる。聖蹟桜ケ丘の住宅地、入り組んだ細い路地を抜けると「HUGSY DOUGHNUT」は現れる。店を始めて4年目。その飽きさせないビジュアルと、計算された味の組み合わせに惹かれ、ご近所のみならず、遠方からファンが通う店になった。私(担当・丸本)もその楽しいドーナツに魅せられた一人。豪華に装飾されたドーナツ10個を手に新幹線に飛び乗り、「これが東京土産よ、食べんさい!」と実家の家族に振る舞った。みんなでじゃんけんしてドーナツを奪い合ったのは、楽しい思い出です。HUGSY DOUGHNUTは、みんなが童心に戻れるドーナツ屋さん!
https://www.hugsycafe.com/


【商品カタログ予習帳】

神さまのドーナツ
ブリュレドーナツ
チョコクランチ
ハグジードーナツ
モアイドーナツ
ビタチーズチョリソー
ドラゴンドーナツ
ハートの女王

『月刊 HUGSY DOUGHNUT』記事一覧

7月号 「ドーナツ屋が嫉妬したドーナツ」
8月号 「憧れのドーナツ、作ってみよう!」
9月号 「まつかわ夫妻のドーナツ修行in台湾」
10月号 「神様のドーナツ完成!?」


【月刊 HUGSY DOUGHNUT 7月号】
連載「ドーナツはすごいおやつ」

店主のまつかわさんと妻のゆみさんと打ち合わせをしていた時のこと、まつかわさんがぽろっと夢を口にした。それが『月刊 HUGSY DOUGHNUT』の始まり。担当丸本が、その夢の実現までをリアルに追いかけていきます。

ドーナツ屋が嫉妬したドーナツ

旅がもともと大好きな2人。美味しいドーナツを求めていろんな国を旅し、数多くのドーナツを食べてきたご夫婦には、ずっと忘れられない味があった。それは、台湾にある小さなドーナツ屋のものだと言う。もみじ市に向けてその味を研究し、もみじ市で今までにないドーナツを発表することを目標にこのプロジェクトは動き出した。

笑いが絶えないまつかわ夫妻

−−−そのドーナツとの出会いはなんだったのですか?
まつかわ:ドーナツの研究のため、夫婦で旅に出ていたんです。口コミで聞いたお店なのですが、当時からドーナツを買うために行列ができていましたね。地元では神の領域だと言われているようで、今では1時間待ちするほどの人気店って聞きますよ。
−−−他のドーナツと何が違うんですか?
ゆみ:中はふわっ。外はカリッ。ドーナツの天ぷらみたいな感じ! 2段階の食感が楽しめるんですよ。外にスキムミルクなのか、何か粉がかかってて。
まつかわ:優しい甘味だよね。
ゆみ:イースト生地を細いリングにして、天ぷら粉みたいなのをつけて揚げるんです。
まつかわ:それが膨張して、なかなか大きいの!
ゆみ:サイズは大きくても、軽いから全く飽きなくて一日3個は食べちゃったよね。帰り用に買った分も空港でもペロリ。冷めるとよりしっとりして、その味も忘れらえないよね。あぁ〜、食べたくなってきちゃった。
まつかわ:あのドーナツは本当に美味しかったなー。あんなドーナツ作りたいね。

神様のドーナツ(画:まつかわさん)

絵を描くのもお得意なまつかわさん。その憧れのドーナツ(以後、神様のドーナツと言う)を描いてくれた。8月号ではまつかわご夫妻が嫉妬した“神様のドーナツ”の再現に奮闘しますよ。どこまで実物の味に寄せることができるのか、私も楽しみでなりません。さあ、まつかわ夫婦の今後やいかに?!

(編集・丸本菜穂)

《次号予告》憧れのドーナツ、作ってみよう!


【月刊 HUGSY DOUGHNUT 8月号】
「憧れのドーナツ、作ってみよう!」

7月も終わりに近いある日のこと、まつかわ夫妻は神様のドーナツを試作するべく話し合いを重ねていました。レシピが非公開のこのドーナツ。味の記憶を辿りながら意見を出し合った結果、ドーナツ生地にくぐらす天ぷら液と、独特の優しい甘みが鍵なのではないかということで意見が一致。早速2人はキッチンに向かっていきました。

◎試作開始

イーストで1次発酵を終えたタネ
揚げて膨らむことを想像しながら量を微調整
いつものドーナツより、穴を大きく形成
スキムミルク入りのオリジナル天ぷら液にくぐらせながら、リングをさらに大きく伸ばします
コンガリきつね色になるまで両面揚げ
スキムミルクをまぶして完成

◎いざ、実食

−−−いかがですか?
まつかわ:わるくない! けど……。
ゆみ:何かが違うんだよね〜
まつかわ:スキムミルクが多すぎた? 甘みが強すぎだな。
ゆみ:もっと優しい、さりげない甘さなんだよね。
まつかわ:食感はいいところまで来てるよ! あとは甘みか。
ゆみ:ん〜。

まつかわ夫妻はその後も幾度となく、試作を繰り返していました。

◎夫婦の決意表明
後日、担当・丸本にメッセージが届きました。そこにはこんな内容が。

***
丸本さん
暑い日が続きますが、お元気ですか?
明日から、台湾にドーナツ修行に行ってきます。
まつかわ夫妻
***

突如、台湾に飛び立っていったまつかわ夫妻。「ドーナツの神さま」降臨の日はやってくるのでしょうか。次号では、台湾での修行レポートを公開します。盛り上がりを見せてきた「月刊 HUGSY DOUGHNUT」9月号をどうぞお楽しみに!

(編集・丸本菜穂)

《次号予告》まつかわ夫妻のドーナツ修行in台湾


【月刊 HUGSY DOUGHNUT 9月号】
「まつかわ夫妻のドーナツ修行in台湾」

8月、突如「台湾へドーナツ修行に行ってきます」と言い残し、パタリと連絡が取れなくなったまつかわ夫妻。2人の心配をしていた9月のこと、突然写真だけが送られてきました。

台湾の食べ物を美味しそうに食べているお二人の写真。そして食べたものの記録のノート。

ードーナツ修行? 美味しいものを食べているだけじゃないの?

果たして、台湾で神様のドーナツの手がかりを掴めたのでしょうか……。わたしは居ても立ってもいられなくなり、まつかわ夫妻の下に向かいました。

(編集・丸本菜穂)

《次号予告》神様のドーナツ完成!?


【月刊 HUGSY DOUGHNUT 10月号】
「神様のドーナツ完成!?」

神さまのドーナツの進行状況が心配で仕方なかった私は、台湾から帰って来た夫妻のもとに向かいました。

ードーナツ修行、お疲れさまでした! 単刀直入に聞きます。手応えはいかがですか?

まつかわ:発見と学びだらけでした! ものすごい冒険だったよ!
ゆみ:早速作って形にしてみないと、不安だらけだけどね。
まつかわ:神さまのドーナツ屋さんから徒歩3分のところにあるホテルに泊まって、毎日、朝昼晩と通い詰めたんです!
ゆみ:大きな声では言えないやり方で、とことん調べたよね(笑)。台湾の製菓店に行って、材料について研究もして……。

そう、松川夫妻はここでは書けないようなことも、血のにじむ思いで熱心に研究してきていたのです。日本にある材料では、自分達が思い描いているドーナツが出来ないということも分かったそうで、帰国後、海外からいろんな材料を輸入していました。それから1カ月。音信不通になりながら、時間はさらに過ぎていった頃。

◎丸本さん! 完成しました!

ついに神様のドーナツが完成したと連絡がきました。なんでも、50回以上も試作を繰り返したのだそう。もみじ市では、現地で揚げたてを用意してみなさんをお待ちしていますよ! 波乱爆笑な修行中の裏話は、もみじ市で直接ご夫妻に聞いてください! もみじ市で会いましょう!

(編集・丸本菜穂)