【枯白 KOKU PRODUCTSプロフィール】
沖縄県立芸術大学卒業。枯白こと乾喬彰さんは、兵庫県姫路市にて綿の工場跡を利用した工房兼展示室で活動している。屋号の由来は“ものが円熟して味わいをもつ”という意味の「枯」、“ものごとが始まる新鮮さ”という意味の「白」。ハンガーや本立て、小棚といった小物から、棚やダイニングテーブルなど大物の家具まで、味わいのある木材を厳選し、“佇まい”を意識した作品を制作している。取材を始めて以来、乾さんが家具の中に生み出す繊細な線に、私(担当・丸本)はすっかり魅了されました。今や、枯白の家具を持つことが私の夢の一つに。それも、部屋の主役になる大きなものを暮らしに迎え入れ、味わいが出る様子を大切に愛でていきたいと思っている。
http://ko-ku.sakura.ne.jp
【商品カタログ予習帳】
『枯白 KOKU PRODUCTS』記事一覧
7月号 「枯白のハンガーができるまで(前編)」
8月号 「ハンガーの切り出しに注目(番外編)」
9月号 「枯白のハンガーができるまで(後編)」
10月号 「枯白のある暮らし」
ーーーハンガーは、枯白を始めたきっかけにもなった作品です(乾喬彰)
ドイツの蚤の市で購入した木製のハンガーに魅せられ、日常の中で使っていくうちに味わいが増してくるものを作りたいと思ったのだという乾さん。2009年に製作を始めてから、すこしずつ進化して今の形に至ったハンガーは、今や枯白の代表作になった。『月刊 枯白』では、その繊細な手仕事による“枯白ハンガー”のすべてを追っていきます。
特集:枯白のハンガーができるまで(前編)
①木取り:木の木目などを見て、製作するのにちょうどいい木の部分を選んで木をカットしていく。今回はホワイトオークの木を使用。オークは、使用していくうちに色が濃く変化していくのが特徴
②木目や色味の合うペアを選び、組み合わせ、接着
④切り出し
⑤整形(整形前後比較)
今月はここまで。次号は、作り手の腕が光る“切り出し”の様子をお伝えします。
(編集・丸本菜穂)
《次号予告》
ハンガーの切り出しに注目(番外編)
【月刊 枯白 8月号】
特集「ハンガーの切り出しに注目(番外編)」
乾さんが枯白として活動し始めた2009年から、すこしずつ進化して今の形に至ったハンガー。工房では、乾さんご夫婦と2名の木工スタッフが制作に励まれています。製作過程の中でも、よりハンガーらしい形になる瞬間の「切り出し」をご覧ください。
*6倍速で再生
(編集・丸本菜穂)
【月刊 枯白 9月号】
特集「枯白のハンガーができるまで(後編)」
オーク材の色が濃くなり馴染んでいくように、最初は金色の真鍮も、次第に落ち着いた色味に変化していきます。今回紹介したハンガー同様、枯白の家具は、暮らしとともに表情を変えていく様子を愛でることが醍醐味の作品がたくさん。次号では、暮らしに溶け込む枯白の家具の数々を紹介します。どうぞお楽しみに!
(編集・丸本菜穂)
いよいよ最終章の「月刊 枯白」。今号では、「枯白」こと乾さんが手がける作品の一部をご紹介します。もみじ市ではぜひ、木目の個性、しなやかで芯のある金属に触れてください。
枯白こと乾さんたちは、「ほしい」「あったらいいな」と思うものを形にしています。もみじ市まであと少し、当日をどうぞお楽しみに!
(編集・丸本菜穂)