【makomoプロフィール】
大阪在住。じわじわと笑いがこみ上げる脱力系イラストで、雑誌、広告、WEB、グッズなど多方面で活躍するイラストレーター。誰もがよく知る物語をmakomo流に解釈した『おもしろ絵本』シリーズのZINEから人気に火がつき、現在も不定期で新作を発表中。国内外で開催する個展では大きな絵画作品や立体造形も手がけ、独創的な世界を築いている。
http://www.makomo.jp
【商品カタログ予習帳】
【月刊makomo合併号】
特集:makomoのしごと
ゆるくてシュールでクスッと笑える…。独特の世界観を描きながらも、アパレルや紙もの雑貨などのアイテムになるとするりと馴染む(ようで馴染んでいない)、イラストレーターmakomoさんの描くもの。自身の個展で展示する原画、読んで面白い・使って楽しいグッズ、そして街で目にする広告などのクリエイティビティーと、活動は多岐にわたりつつ、そのどれもに違ったmakomoさんの顔があります。こちらでは、そんなmakomoの仕事の世界をほんの少しのぞいてみましょう。
例えば、こちらは今年の夏新宿で行われた個展「ワープ」のDMビジュアル。「ちょっと横に」という言葉選びに、なんとも言えないゆるーく奇妙なおかしさがこみ上げます。
そして、小さな作品から大きな作品までさまざまな原画。グラフィックで見るのとは全く違った、海外のSOHOのギャラリーなどで見かけるアートのような存在感を放っています。どこまでも均一でまろやかな、時にビビットな色彩がmakomoワールドにグイグイと引き込む仕掛け。
とてもとても大きな作品も手がけます。その作品の大きさに反比例するように、描線のミニマムさ、色彩の均一さが際立ち、気がつけば不思議なおかしみにあふれたmakomo沼に、どっぷりとハマってしまうのです。
makomoさんといえば、昔話や独自の着眼点で選んだテーマを、makomo流に解釈した「おもしろ絵本」シリーズも忘れてはなりません。独特のテンポで展開されるお話は、クスッと笑ったり、エッ!?と驚いたり。こちらの新作絵本の元になったのは、JR大阪駅の「ルクア1100」内にあるイセタン各ショップの広告ビジュアルにも使われたキャラクター。「伊勢丹が一線を超えてきた!」と、そのシュールさが話題になりました。よく見てください。クリスマスではありません。
シュールなおかしさをふくませつつも、なんか和めて、妙な優しさも感じるmakomoさんの描くもの。そんなイラストがグッズになった時の攻めているのか、和ませてくれているのかよくわからないかわいさは、上部の「商品カタログ予習帳」でぜひご覧ください。
さあ、もみじ市ではおかしさあふれるmakomoさんの世界へ、レッツ・ワープです!