【日光珈琲プロフィール】
栃木県鹿沼市出身の風間教司さんがオーナーを務める日光珈琲。1999年に自宅を改装して作った「Café饗茶庵」を開業して以来、鹿沼市と日光市に5店舗の古民家カフェをオープンさせました。饗茶庵は、アヒルが日常的に散歩するほどのどかな鹿沼の路地裏「ネコヤド」にあります。豊かな自然と、美味しい水に恵まれた鹿沼の地で、香り高い自家焙煎の珈琲を届けています。手紙社イベントの定番・かき氷の他に、毎回もみじ市にはコーヒーに合う甘味を考案。今年はどんな珈琲の友を連れてきてくれるのか、楽しみでなりません。
【月刊 日光珈琲 7月号】
特集:風間教司の手作りカフェ「Café饗茶庵」
東京と栃木を結ぶ特急電車で、栃木県鹿沼市の新鹿沼駅に降り立つと「空が広い、ごく普通の田舎町」が広がる。観光地ではないそんな場所で、カフェを始めた人たちがいます。そのパイオニアとも言える日光珈琲にお邪魔しました。
新鹿沼駅から徒歩15分、昔ながらの住宅が並ぶ路地の奥に日光珈琲のCafé饗茶庵はあります。親戚の家に遊びに来たような、懐かしく安心感のある佇まい。当時、大工仕事は初心者だった風間さんが、見よう見まねで自宅を改装したこのカフェは、まさにカフェ作りの実験場です。さあ、店内にお邪魔してみましょう。
平日のお昼すぎにお邪魔すると、近所の主婦の方々や、ご年配の方、学生さんが各々の時間を過ごしていました。生活感の残るこのカフェでは、椅子に深く腰掛けて新聞を読んだり、壁にもたれかかって会話を弾ませたりと過ごし方は様々。お腹と心を満たす食事と、安らぎの空間が鹿沼の路地にありました。
(編集・丸本菜穂)
《次号予告》
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