白樺の森で自ら樹皮を採取し、かごを編み続けるユーリさん。その娘であるcocoroさんが始めたアトリエが「ちいさな白樺」です。白樺は北国の荒地に根付くと、土地を豊かに変え、短い命を終えます。そんな儚く美しい物語を後世に伝えるべく、ひたむきに編まれた作品に、私たちはまた心を奪われるのでしょう。
【オンラインショップはこちら】
https://chiisana-shirakaba.stores.jp/
販売期間:10/17(土)14:00〜10/24(土)14:00
【ちいさな白樺・cocoroさんからみなさんへメッセージ】
「ちいさな白樺」は、北海道の白樺の木とともに成長した高校生のわたしcocoroが、16歳になった今年の夏に起業した白樺樹皮細工のアトリエです。今年、北海道にある白樺の森を受け継ぎ、日本の森から生まれる文化や工芸を世界中に伝えてゆく架け橋になりたいという目標を持って活動しています。また、森と共にある暮らしや文化を深く学ぶため、2021年よりフィンランドの高校に交換留学生として留学予定。一日一日を大切に、この白樺樹皮を白樺からの手紙と捉え、制作しています。
ちいさな白樺のブローチや、ちいさな白樺の星オーナメントというように、すべての作品には「ちいさな白樺」という言葉を前に付けています。そう記しているのは、高校生であり、まだ未熟な小さな自分という意味もあるのですが、そんな小さな自分だからこそ伝えられる事に、まっすぐな想いを込めています。作品に触れていただけたなら、わたしがいかに白樺を編むことに大きな喜びを見いだしているかを感じていただけるでしょう。とても楽しくて、いつも勇気がうまれます。そしてそれは、作品を受け取ってくださった方を笑顔にしたいという気持ちから、自然とうまれています。
もみじ市では、毎年「ユーリ白樺かご」として母が編む白樺かご作品と一緒に展示販売させていただいており、小学生の頃から、もみじ市の会場で沢山のお客様とお会いし、お話をさせていただき、そんなかけがえのない出逢いの積み重ねが今につながっています。今回のもみじ市では「ちいさな白樺」として初めての出店となりますが、白樺かごと同じく、白樺樹皮のその優しい触れ心地や佇まいから、白樺の物語をお伝えしていきたいです。白樺の作品は年月とともに色濃く深い表情になってゆきますので、その自然の美しい変化も、お楽しみください。また、今回のもみじ市オンラインミーティングの番組では、「ユーリ白樺かご」が小さなお話会を開かせていただきたいと思います。白樺かごを編み重ねてゆく背景にある白樺の木の物語を、お伝えできましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
Instagram @julikago
【テーマ「SWING」にちなんだ作品を教えてください!】
今年のテーマが「SWING」だと聞いてすぐに思い浮かんだのが白樺ブローチでした。SWINGという言葉の響きと、白樺ブローチを胸もとに付けたときの心おどるような気持ちが、ぴたりと重なったのかもしれません。そして、白樺ブローチは女性だけでなく、男性や子どもたちにも。色々なお洋服にも合わせていただけますし、斜めに付けたり、横に付けたり、あるいは真っ直ぐに。付け方を変えることでまた違った雰囲気になり、とても楽しくて。白樺樹皮は年月とともに色濃く深みのある表情になってゆきます。そんな白樺ならではの美しい自然の移ろいも、楽しんでいただける白樺ブローチです。
【10月17日(土)13:00〜開催するオンラインミーティングの内容を少しだけご紹介!】
白樺へ深い敬意を抱き、かごを編み続けることで白樺の魅力を伝えてきたユーリさん。今回は、彼女が深く愛する白樺の木の物語をお話くださいます。樹齢何百年という木の世界に置いて、70年ほどと短い白樺の命。荒地で生き抜く儚くも美しいその生涯を知れば、あなたもきっと作品への愛が深まることでしょう。