京都に工房を構える金工作家「Ren」・中根嶺さん。金属を叩いて加工する「鍛金」という技法で、アクセサリーやカトラリー、オブジェにランプなど、暮らしを豊かにする作品の数々を制作しています。手の動きの一つひとつが刻みこまれた金工作品は、その一打一打を指でなぞると、まるで中根さんの眼差しや息遣いまでも感じられるようです。テーマである「SWING」にちなんだ、テクスチャーを取り入れた新たな挑戦もお見逃しなく!
【オンラインショップはこちら】
https://momiji-ren.stores.jp/
販売期間:10/13(火)16:00〜10/20(火)16:00
【Ren・中根嶺さんからみなさんへメッセージ】
金属を使って暮らしにまつわるものを作っています。日常が日常でなくなってしまった今年、不要不急という言葉に自分の仕事の意味を考えさせられたりもしました。
まだまだ穏やかでない日々が続きますが、あらためて、このような時だからこそ誰かの気持ちを少しでも明るくするようなモノづくりができたならと、そんな思いで手を動かしています。
オンライン上のもみじ市ならではの出会いや面白さが楽しみです!
http://ren-craftwork.com
Instagram @ren_nakane
【今回の新作を教えてください!】
「ウミガメLamp」
真鍮を使って一つずつ手作業で形成しています。お腹の部分が外れるようになっており電球の付け外しが可能です。お好みの明るさに合わせて電球を変えてご使用頂けます。
動物の形をした照明器具の新作です。遊び心の詰まった照明、空間はもちろんですが気持ちも一緒に明るくするようなモノになればと。
【テーマ「SWING」にちなんだ作品を教えてください!】
「Swingモビール」
今年のもみじ市のテーマ「Swing」から、まさにSwingな大きなモビール。Swingというテーマを聞いて金鎚振って作る鍛造にはピッタリだなと。ただ、それだけでは面白くないので何か新しくテーマに因んだテクスチャーをと考えました。真鍮をバーナーで熱し縁の部分だけを溶かすと波打つような形状で冷え固まります。その雰囲気が有機的でどこか自然物に近いような表情を産み、とても気に入りました。このモビールは一枚一枚にそのテクチャーを取り入れ、連ねています。金属ですが風を受けて動く様子は軽やかで目を楽しませてくれます。
「Brass Swing bowl (中)」
Swingというテーマを聞いて金鎚振って作る鍛造にはピッタリだなと。ただ、それだけでは面白くないので何か新しくテーマに因んだテクスチャーをと考えました。真鍮をバーナーで熱し縁の部分だけを溶かすと波打つような形状で冷え固まります。その雰囲気が有機的でどこか自然物に近いような表情を産み、とても気に入りました。この器の縁にはそのテクチャーを取り入れ、表面は錆びた金鎚で叩き仕上げることでどこか柔らかさがあるような質感に仕上げています。
真鍮は経年変化で色味が変わっていきます。お使い頂く方それぞれの変化を風合いとして楽しんで頂ければと思います。変色を避けたい場合は酸性のものと水気に長時間触れることを避けてご使用下さい。
「Brass Swing bowl (大)」
「Swingライト」
今年のもみじ市のテーマ「Swing」から首を左右に振ることのできる壁付けのライトを作りました。あえて装飾はせずにシンプルに、無垢の真鍮で作っているため経年変化で色味が深くなります。その育ちも風合いとして楽しんでいただければと思います。アームの長さは825mm〜1400mmの範囲で引き伸ばすことができます。
(本体に電源のON/OFF の機能はありません、コンセントの抜き差しもしくはコンセント部分に市販されているスイッチプラグを接続してご使用下さい)
【10月13日(火)15:00〜開催するオンラインミーティングの内容を少しだけご紹介!】
日時:2020年10月13日(火)15:00〜16:00
当日は、この夏京都にて完成したばかりの工房兼ギャラリーより、オンラインミーティングを開催いただきます。作品のご紹介に加え、DIYで作り上げた工房内のご案内や、Renさんの代表作の1つとも言える「アカシカのオブジェ」の制作工程もご紹介いただきます。当日は制作工程の一部を実演していただけるのだとか! 盛りだくさんの内容でお届けするオンラインミーティング、ご参加をお待ちしております!