ジャンル:CRAFT

竹村聡子

美しい乳白の磁器と銀彩で生み出される動物たち。陶芸家「竹村聡子」が命を吹き込む作品は、いまにも動き出して物語を紡ぎ出すような唯一無二の存在感を放ちます。搔き落し技法を使い丁寧に描かれる絵柄は、誰の心にも奥深く潜んでいる不条理を人の化身として美しい動物たちに落とし込んでいるそう。光と影によって変わる表情は時に持つ人の心を揺るがし、時に安らぎを与えてくれる。まるで命を与えられたかのような作品の魅力に思わずため息が出てしまうのです。

【オンラインショップはこちら】
https://momiji-takemura.stores.jp/
販売期間:10/14(火)22:00〜10/21(火)22:00

【竹村聡子さんからみなさんへメッセージ】

長野県で陶芸をしています。白磁に銀で動植物の絵柄を描いた器を作っています。

今年ももみじ市に参加をさせていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。今回はオンライン開催ということで、遠方にお住まいの方やその他のご都合で今までもみじ市へ来場することが難しかった方々にもこの機会に覗いていただけたらと思います。よろしくお願いします。

https://www.satokopo.com
Instagram @satoko.takemura

【今回の新作を教えてください!】


「銀花獣7.5寸皿」
「銀獣」と呼んでいる銀で描く動物達の中でも狼の人気があり、器のリクエストを頂いたので制作しました。使用している銀はマットな質感なので実物は写真ほどギラギラしておらず、大きめの平皿で絵柄部分も若干余白があるので、料理の盛り付けの邪魔になりません。架空の花紋様なので季節を問わずにお使い頂けます。いつもの食卓がほんの少し特別な雰囲気になるかと思います。


「銀獣マグカップ(トリ持ちクマ) *オス」


「銀獣マグカップ(シャケ持ちクマ) *メス」
工房までの道中に食肉用の牛舎があります。牛は優しくて美しい黒い眼をしていて、そんな牛達と目が合って微笑んだり時々出荷用のトラックに入っていく姿を目撃したりして言葉にできない想いがあり、クマに置き換えて器に落とし込みました。この白鳥を抱えたクマ(オス)と鮭を抱えたクマ(メス)はそれぞれ飼うのかそれとも食べるのか(はたまたお互いを想って用意したプレゼント交換をするまでの楽しげな話なのかも)。そんなマグカップです。

【10月14日(水)21:00〜開催するオンラインミーティングの内容を少しだけご紹介!】

日時:2020年10月14日(水)21:00〜22:00

竹村聡子さんが描く動物たちには、人間が普段心の中に持ち合わせている様々な気持ちが投影されています。今回の番組では命を落とし込むよう描かれた美しい絵柄に込められた背景を竹村さんが強く影響を受けたという川本喜八郎さんの作品に対する思いも混ぜながら奥深くお聞きします。
また、番組後半には掻き落とし技法を使った豆皿の絵付けも実際に見せていただきます。一枚一枚繊細に描かれる絵付け作業は本当に必見です! 竹村さんの作品を内側からじっくり見ることができる貴重なお時間、ぜひご参加ください!