ジャンル:CRAFT

八重樫茂子

北欧で織りと出会い、今や自分がすっぽりと包まれてしまうくらいの大きな織り機を相棒に、日々織りを生業として生活を送る「八重樫茂子」。シンプルなのに、人ごみの中でも彼女のマフラーに目が留まるのは、きっと八重樫さんの日々の“好き”が織り込まれているから。長い時間をかけ、丁寧に作り上げられるショールやマフラーは、一度手にしたら手放せない温もりを持っているのです。

【オンラインショップはこちら】
https://momiji-yaegashi.stores.jp/
販売期間:10/15(木)16:00〜10/22(木)16:00

【八重樫茂子さんからみなさんへメッセージ】

神奈川県の端っこ、静岡県に近い小田原で機織りをしています。主にウールのショールマフラーを織っています。初めて会った人に、職業は鶴の恩返しの鶴です。とふざけて言っていたのですが、最近の小学生には鶴の恩返しが通じない場合があると知りました。

私はオンライン販売を通常はしません。それは自分の作るものが上手ではないと思っているからです。上手ではないけど気に入ってくれる人を見つける為に、見つけてもらう為にもみじ市などのイベントに参加しています。

参加するといろんなものが見えます。通りすがりに触ってみた人が「柔らかい!」と驚いて足を止めたり、機織りやっているという人が相談をしてきたり、ずっと欲しかったという人が何色にするか悩みぬく姿とか、作っている人はいないのかと聞かれたので私だというと、おばあさんが織っているのかと思った。と驚く人がいたり、マフラーを使っている人が「使っていますよ」と見せに来てくれたり、本当にいろんな事があり、私を面白がらせてくれます。

雨が降ったり、風が強くてテントが飛ばされそうになったり、暑くて熱中症になりそうだったり、グランドが雨でグチャグチャだったり、いろんな事があってもやるもみじ市。いつも一人で仕事をしている私には、数少ないお祭りの場で、実物を見ていただける大事な時間です。

そんなもみじ市から、オンラインフェスティバルの連絡が来ました。要するにオンライン販売ですが、期間限定で、チケットを買った人だけが買い物をできるという。やってみよう。私の答えはシンプルでしたが、新しい試みなので挑戦すべき事が多く、頭の中が真っ白になってます。最初で最後になるかもしれないオンラインでの販売を、どうやったら快く迎えてもらうか、「できない、わからない、助けてくれ」と駄々をこねて、もみじ市スタッフに全てを手伝ってもらいたいのですが、彼らも忙しそうなので半分諦めています。

http://attaekar.blog101.fc2.com/
Instagram @yaegashisgk

【今回の新作を教えてください!】


「大花」
ウールと麻で織った、両面使える床マット。夏に素足で立つと、ふわっと気持ちが良くて好きです。もちろん冬もふんわりです。いつもの部屋に敷かれたマットが、何度見ても飽きない存在になれたらいいなと思います。

【テーマ「SWING」にちなんだ作品を教えてください!】


胸元でSWINGしてます、ネクタイ。ネクタイに見えるけど、首からかけるときはゴムやリボンを使ってください。ネクタイ結びをしなくていいから、気軽に使えますね。ピンを使えばブローチにもなりますよ。

【10月15日(木)15:00〜開催するオンラインミーティングの内容を少しだけご紹介!】
小田原にあるご自宅で、大きな織り機を相棒に制作を行う八重樫さん。今回は、その巨大な織り機で実際に作品作りを行う様子をご覧いただけます! また、マフラーやショールなどの作品を、八重樫さん自らが実際に身に付けながらご紹介くださいますよ。

また、八重樫さんのショールやマフラーが気になるけれど、顔に合わせて色柄を選びたい……という方のために、10/17(土)開催の「バーチャル試着会」もご用意しています! ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。