お知らせ

何かを見つけるということ

2018年のもみじ市が終わりました。いろいろなかたちで参加し、熱狂してくれたみなさんは、ようやくいつもの生活に戻っている頃かもしれません。雨天を想定した開催にした結果、2日間とも開催中のお天気は良好。人生ってこういうことけっこうある、などと少し黄昏たくなる気分も。

子どもの好奇心は底知れぬものがあります。大人になって“知っていること”が多くなるにつれて、新鮮な驚きをもって物事を知る機会は激減していきます。だからこそ、ものづくりに関わる人、有形でも無形でも何かをつくり続けている人、また、そういう人たちのことを愛してやまない人にとって、まだ見ぬ何かを探し出し、出会い、見つけるということは、この上なく幸せな行為に違いありません。「DISCOVERY」は、やっぱりもみじ市を体現している言葉でした。

河川敷の開催は叶いませんでしたが、京王閣には間違いなく、珠玉のつくり手たちと、新しい出会いを求める人々のエナジーが渦巻いていました。コラボレーション企画という、無茶振りに楽しみながら応えてくれた出店者のみなさん、ぎりぎりまで河川敷開催の調整や備品の準備に奔走してくださった調布市役所のみなさん、急な会場準備にご助力くださった京王閣のみなさん、裏方に徹し、声を出し駆け回り、大きな愛情をもって運営を支えてくださったボランティアスタッフのみなさん、そして、会場まで足を運び、もみじ市を隅々まで楽しみつくしてくださったご来場者のみなさん、すべての方の熱量が組み合わさったからこそ、あの素晴らしき2日間が存在しました。心より感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。

名残惜しいけれども、もみじ市にアンコールはありません。またすぐに新しい脚本を準備して、2019年公演へと向かうのです。次回の演目とキャストを楽しみにお待ちください。また来年、もみじ市で会いましょう!

もみじ市実行委員会事務局
小池伊欧里