カテゴリー 【CRAFT】

西本良太「flower building block」

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木材からセメントに至るまで、多彩なマテリアルを用いて気品とあたたかみの共存する作品を生み出す木工作家・西本良太さん。そのシャープかつ静謐な佇まいの作品群は、都合よく定義されたものの価値を瞥しながら、本当に“いいものは何か”と、花のように静かにぼくたちに問いかけている。

【もみじ市当日が楽しくなる最新情報】

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ペットボトルの底はペタロイド(花弁)と呼ばれているそうです。
そんなペットボトルの底を型に、白色セメントを流しました。

【事務局担当:フジイへのQ&A】

Q1. あなたと西本良太さんの出会いは?
蛍光色を帯びながらも落ち着いた風情で光を放つアクリルのリング、表舞台に顔を出さぬはずの素材がシックに色彩をまとうセメントの箸置き、“二次元に描き起こした三次元”を描いたファニーなウッド・ブローチ。2012年、三軒茶屋での個展ではじめて出会ったそれらは、クラフト作品へのくだらない固定概念を鮮やかなまでに打ち砕く、圧倒的なクリエイティヴィティに満ちていました。

Q2. 西本良太さんを花に例えると…
気品高くエレガンスを放ちつつも、咲く場所を選ばず親しみやすさもまた感じさせる「ラナンキュラス」。美しさに権威や歴史など関係ないことを、その花弁も西本さんの眼差しも、等しく静かに伝えてくれます。

Q3. 西本良太さんのキャッチコピーを考えてください
気取らない、正統。

Q4. もしもあなたがお客さんなら、西本良太さんの何を買いたい?
小さなものなら、ソリッドに黒く輝くアクリル・リングを。そして妄想ですが、大きなものなら、西本良太の美学に貫かれた木造の一軒家を。

Q5. 西本良太さんへメッセージをお願いします
もみじ市の企画を考えるとき、いつも思いを巡らせるのは、作家さんの魅力をもっとも引き出せる演出はなにか、ということ。答えはいつも一つ、「奇をてらわず正攻法であれ」。西本さんの正統に対峙できるよう、ぼくたちもありったけの正統を持って、河川敷に向かいます。

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