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安部太一「陶器/花の器とお皿とカップ」

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その器が放つ空気感が美しい余白を生み出し、まるでそこに訪れる物語の主人公を待っているよう。丁寧に、納得行くまで時間を費やし完成するという安部太一さんの作品。美しい佇まいと、器としての役割も決して忘れない。どうかあなたの傍に長く。

【もみじ市当日が楽しくなる最新情報】

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窯焼きが終わったばかりという安部さんの工房。貴重な作品がずらり。美しくて息を呑みました。

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安部さんの代表作である花器。飾るだけで、その部屋に物語が生まれるよう。今回のもみじ市では、奥様の椿野恵里子さんが安部さんの器に花を生けられるという。想像するだけで美しい光景が浮かびます。

【事務局担当:フジサキへのQ&A】

Q1. あなたと安部太一さんの出会いは?
安部さんの作品を初めて拝見したのはもみじ市でした。こんなにも感覚に訴えられる器に出会ったのが初めてで、日常と非日常の狭間にいるような不思議な感覚になりました。うまく言葉にできないのですが、何かに心の奥をノックされたような、そんな感覚です。つい先日、安部さんと椿野さんに会いに島根へ行きました。私なんかが工房に足を踏み入れてよいものかと、口から心臓が出そうになるほど緊張していた私を、窓から優しい笑顔で迎えてくださいました。

Q2. 安部太一さんを花に例えると…
青いケシの花。自生するそれは標高3,000m以上の山岳地帯でしか見ることができないそう。神秘的な美しい青を纏うフォトジェニックな姿に、見た者は心を奪われるそうです。安部さんの生み出す青と、美しい佇まいが重なりました。

Q3. 安部太一さんのキャッチコピーを考えてください
詩の流れる人

Q4. もしもあなたがお客さんなら、安部太一さんの何を買いたい?
やはり安部さんの花器は憧れです。花をいけるのが得意じゃない私には、一本でもすっと飾れる細口が良いな。焼き締めのボウルや、6枚花弁の深皿もほしい。ひとつずつ、ゆっくり揃えたいです。

Q5. 安部太一さんへメッセージをお願いします
今から10年前、第2回目のもみじ市から参加してくださっている安部さんにとって、10周年のもみじ市に何を感じられるでしょうか。ふと目に入った時に心がハッとする、そういう瞬間が日常にあることは大切だと思う。そうおっしゃっていた安部さんの言葉を島根からの帰路で思い返していました。またゆっくりお話したいです。10年目のもみじ市、晴れの河川敷での再会を楽しみにお待ちしております。

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