シンプルな色や形のガラスの器たち。宙吹きという技法で丁寧に作られるそれは、使う人が安心して手に取れるような、誠実な雰囲気をもっています。どんなものを入れようか、見ているだけで想像が膨らみますね。あなたならどんな風に使ってみますか?
【もみじ市当日が楽しくなる最新情報】
左藤さんより、最新情報が届きました! 作品ができあがるまでの工程を特別にお見せ致します。
ガラス容器のホコリ除け用の開け閉めが楽な軽い蓋をステンレスで制作します。
これは密閉する必要のないものを保存するポットで、サイズとしては紅茶のティーバッグ、キャンディーなどの菓子を想定しています。
ホームセンターで売っている厚さ0.5ミリのステンレス板。ステンレスは腐食しないので台所での使用にも向いています。
容器のサイズに合わせて丸く切り出し、切り口をサンドペーパーで擦って作業中手を切らないようにします。
端をペンチで少しずつ曲げていき、時々当て木をして金槌で叩くなどして徐々に形を出します。ひたすら曲げて叩きまくるのでステンレスの表面は傷だらけになります。放っておくと手に引っ掛かるくらいのざらざらなのでサンドペーパーやスポンジ研磨材などで研磨します。ただ、このとき頑張り過ぎて電動の回転式工具で磨いてツルツルに戻してしまうと非常にダサくなってしまうので、ほどほどにして「自然な感じ」を出すようにします。
研摩直後はどうしても金属がピカピカで白っぽく見えてもう一つなので、表面にオリーブオイルを薄く塗ってオーブンで軽く焼きごく薄いキツネ色をつけると使用感、経年感がついて落ち着いてきます。これで完成。実物はもみじ市で手に取ってご覧ください。
【左藤吹きガラス工房・左藤玲朗さんからもみじ市のお客様へひとこと】
皆さんと一緒に天気の心配が出来ることに感謝しております。
【事務局担当:ワキへのQ&A】
Q1. あなたと左藤吹きガラス工房さんの出会いは?
もみじ市の担当としてご挨拶をしに、『にわのわ』にご挨拶に伺った時です。美しいガラスの器たちが立ち並ぶそのスペースはきらめいていました。手にすると、作り手の愛を感じるような、そんなガラス作品に出会って感動したことを今でも鮮明に思い出します。
Q2. 左藤吹きガラス工房さんを花に例えると…
スッと伸びる千日紅です。太陽に向かって綺麗に上を向く千日紅は左藤さんの作品に向かうまっすぐな姿勢のよう。そして千日紅の花言葉は『不朽』。左藤さんの作り出す作品は時代にとらわれずいつでも使いたい器なので、この言葉がぴったりなのです。
Q3. 左藤吹きガラス工房さんのキャッチコピーを考えてください
ガラスと向き合う
Q4. もしもあなたがお客さんなら、左藤吹きガラス工房さんの何を買いたい?
素直に、コップが欲しいです! 一日の中で一番使うコップ。左藤さんの作品を使って飲めば、どんなものでも美味しくいただけそう…!氷も入れて、音を楽しみたいですね。
Q5. 左藤吹きガラス工房さんへメッセージをお願いします
生み出す作品と丁寧に向き合う左藤さん。器では難しいかもしれない「FLOWER」というテーマに真摯に答えて下さっている姿に、いつも嬉しさがこみ上げてきます! もみじ市の会場に広がる左藤さんにしか作り出せない「FLOWER」、とても楽しみにしています!
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