事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑮
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。身体中で感じられる特別な空気が、もみじ市には流れている。もみじ市だけの空気をあなたにも味わってほしい。そんな願いをこめて、藤井千夏が語ります。
「もみじ市の会場全体をつつむ空気」
それは、なんとも表現しがたい独特の雰囲気をもっていて、言葉で伝えるのはむずかしい。けれど、もみじ市だけがかもしだす特別な空気がそこにはある。
遠くから聞こえる電車の音、子供たちの笑い声、ステージから響くハープとアコースティックギターの音色、するりと頬をなでてゆく秋の風……。その場所にいるだけで、なんとも幸せな気持ちになる瞬間がある。
もみじ市では、イラストレーターが美しい線を描くのを目の前で見て、音楽家が奏でる美しい音色を肌で感じて、農家が丁寧に育てた野菜の話を直接聞くことができる。
また、ライブ感あふれる料理人のパフォーマンスを見て、できたての料理を食べることもできる。自らの手でつくり出す“ものづくりびと”たちの作品に触れることもできる。野外なのに映画だって楽しめる。もみじ市には、なんだってある。
あの幸せな空気をつくりだすもとは、何なのか……。実は私もまだ、これという一つの答えは見つからない。
けれど確かにある、もみじ市だけの特別な空気。多摩川河川敷に訪れたならば、ぜひゴロンと寝ころがって空を見上げてみてほしい。そして心地よいざわめきとともに、もみじ市の空気をたっぷり楽しんでもらえたらと願う。