事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力①
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。トップバッターはリーダーを務める柿本。客としてボランティアスタッフとしてかつてもみじ市に参加した柿本が、もみじ市に懸ける思いの丈を語ります。
【事務局スタッフ・柿本康治が語る、もみじ市の本当の魅力】
「そうか、一人じゃないんだ」
もみじ市に客として訪れた2010年。ボランティアスタッフとして参加した2011年。そして、リーダーとして仲間たちと当日に向かって走っている2014年。どのもみじ市でも、そんな同じ思いを抱いていることに最近気がつきました。
2010年。言葉にはできないけれど、ものづくりをしている人に魅力を感じていて。でも、まわりには同じ興味をもつ人がいなくて。自分の“好き”を話してもみんなピンときていない様子。そんなとき、初めて訪れたこの場所には、同じ“好き”をもつ人が何千人と集まっていました。他にもそんな人がいるということが、うれしくて、うれしくて。
2011年。自分が好きなものを堂々と「好きだ!」と話せるきっかけをくれたこの場所のことをもっと知りたくて、他の人に伝えたくて、ボランティアスタッフになりました。作り手の魅力がもっと伝わるように、お客さんがもっと楽しめるように。出会ったばかりのスタッフが同じ目標を達成するために、会場中を走りまわります。もみじ市は、出店者、お客さん、スタッフ、誰が欠けても生まれない場所だと知りました。
2014年。まさに今、事務局スタッフのみなさんとドキドキしながら、時にはぶつかりあいながら準備をしているのですが、数日前あるスタッフがこんなことを言いました。「作り手の魅力を伝えたいと願っている私たちも“表現者”なんだと思う」。それを聞いて、ここに集まるすべての人が表現者として輝く場所がもみじ市なんだ、と感じたのです。
表現の道に生きるものづくりびと。その魅力を伝えたいスタッフ。好きなものを好きだというお客さん。伝えたいもの、表現したいものは、きっとみんなが持っているはず。自分は一人じゃないんだ。そんな風に感じてもらえるもみじ市になればと願っています。