もみじ市 in 神代団地,ワークショップ

緒方伶香
「羊毛のロバ作り」

羊毛作家・緒方伶香さんによる、毎年人気の羊毛動物作り。今年はまったりとした表情のロバがお目見えです。ピンと立ったお耳と、にょきっと伸びた手足に、思わずふふふと頰が緩み、ちょこんと座った姿に癒されます。ニードルパンチという特殊な針を使い、羊毛をひたすらチクチクしているうちに、むくむくと愛情が湧いてきますよ。心地良い風が吹く河川敷で、のんびり手仕事の時間を過ごしてみませんか?

【羊毛のロバ作り】
今回、羊毛で作るのは2本足のロバ。以前、布博で作成した4本足のソマリノロバから一新、人型のロバを作ります。とても愛らしい表情のロバは、遠い昔から、絵本や寓話に度々登場してきました。グリム兄弟『ロバのおうじ』、スタイグ『ロバのシルベスターとまほうの小石』、写真絵本『わたしのろばベンジャミン』、イソップ寓話『ロバを売りに行く親子』などなど。そしてその表情はさまざまです。ニードルパンチを使った羊毛の動物作りには、作る人の個性が光ります。ちょっとした匙加減一つで変わる表情のつけ方に挑戦しつつ、自分だけのロバを作りましょう。

難易度は中級レベルになりますが、もちろん初めての方にも作っていただけます。ぜひご参加ください。

・開催日時:各回1時間45分程
10/14(月・祝)
(1)11:00〜12:45
→10:30~12:15に変更となりました
(2)13:00〜14:45
→12:15~14:00に変更となりました

・参加費(税込):4,200円

・定員:各回8名

・対象年齢:中学生以上(小学生以下のお子様がご参加する場合は、保護者の方がお手伝いいただきますようお願いいたします。)

・持ち物:なし

・参加方法:
こちらのサイトにてお申し込みいただけます
※空いている時間は飛び入りも可

・注意事項:
※製作や仕上がりにおいては、個人差があることをご了承ください

・緒方伶香さんの紹介ページはこちら

もみじ市 in 神代団地,ワークショップ

すげさわ かよ「あなただけの、旅のイラストオーダーメイド」

【あなただけの、旅のイラストオーダーメイド】

旅好きのイラストレーター・すげさわ かよが、あなただけの「旅のイラスト」のオーダーを承ります。 もみじ市当日に、ご希望の旅先、イラストのタッチや色合いなどのお話をうかがい、じっくり時間をかけてイラストを描いたあと、額装してお送りいたします。思い出の旅、いつか訪れたい憧れの国etc.あなたの思い描く旅を、イラストで実現してみませんか?

・開催日時
10月14日(月) 11:00〜/11:45〜/12:30〜/13:15〜
各回所要時間 約30分
※時間になりましたら、直接「すげさわかよのブース」にお越しください

・参加費(税込/額装代込み、送料別):約10,000円(20㎝角)~30,000円(太子サイズ)
※当日のご相談で決めたサイズにより、金額は変わります

・定員:各回1組

・持ち物:描いて欲しいお写真や資料、思い出のものなど。当日のご相談で旅先を決めたい場合は必要ございません

・注意事項:ご予約完了後のキャンセルは、ご遠慮ください。イラストは、完成後に宅急便でお送りします。納期は最長で6ヶ月となります。イラストの著作権は著者に帰属します。今回のイラストは、ご自宅などに飾っていただく用途を想定しております。イラストの無断コピー、営利目的のご使用、二次使用はご遠慮ください。

参加方法:ご好評につき、こちらのワークショップは満席となりました。
▶︎すげさわかよさんの紹介ページはこちら

もみじ市 in 神代団地,ワークショップ

norioはんこ店「小さなはんこオーダー会」

norioさんのはんこは全て、イメージの共有から始まるオーダーメイド。お話をしながらモチーフを決めていきます。目の前でさらさらと動かすnorioさんの手から、どんなデザインが生まれるのか、どうぞお楽しみに。

【小さなはんこオーダー会】
今回のもみじ市では、約3センチ×3センチくらいの小さなはんこを、おひとり様20分でその場でお作りします。2点以上のご注文や大きいサイズのはんこもお受けできますが、もみじ市では図案だけのお伺いし、後日郵送とさせていただきます。事前予約制で1日14名様限定です。

開催日時(所要時間20分)
◆10/14(月)
・11:00/11:20/11:40
・12:00/12:00/12:40
・13:00/13:20/13:40
・14:00/14:40
・15:00/15:20/15:40

参加費(税込):
はんこ小:2,800円(税込)
はんこ中:3,900円 (税込)
はんこ大:4,600円(税込)
※「小」のみその場で彫ってお渡しするサイズです。「中」と「大」は後日郵送となります。

定員:各回1名

持ち物:なし

・参加方法:
こちらのサイトにて受付中!
※空いている時間は飛び入りも可

注意事項:当日のキャンセルはご遠慮ください。

▶︎norioはんこ店さんの紹介ページは、こちら

もみじ市 in 神代団地,ワークショップ

白水麻耶子「ちいさいあなた」

14(月・祝)開催できることになりました!

画家・美術作家である白水麻耶子さんがつくり出すものには、すべて独特な世界が広がっていて、想像力を掻き立てられます。そんな白水さんが、小さな人形をつくってくれます。そのために必要なのは、3つのヒント! 自分だけの大切なあなたをつくってもらいませんか? またとない機会ですから、ぜひ、お楽しみくださいね。

【ちいさいあなた】
「ちいさいあなた」のお顔やからだを描くために、必要なのは3つのヒントです。すきなもの、言葉、色など、曖昧でも具体的でも構いませんので、教えてくださいね。お写真でも対応できますよ。

10/14(祝・月)
・開催日時:各回30分程

(1)10:00〜10:30
(2)10:30〜11:00
(3)11:00~11:30
(4)11:30~12:00
(5)12:00~12:30
(6)12:30~13:00
(7)13:00〜13:30
(8)13:30〜14:00
(9)14:00〜14:30
(10)14:30〜15:00
(11)15:00〜15:30

・参加費(税込):3,600円

・定員:各回1名

・持ち物:なし

・参加方法:
こちらのサイトにてお申し込み受付中!
※空いている時間は飛び入りも可

・注意事項:
※当日のキャンセルはご遠慮ください

・白水麻耶子さんの紹介ページはこちら

もみじ市 in 神代団地,ワークショップ

まるばやしさわこ「こどもこうさく『木製おもちゃカメラ』」【当日受付】

上:レンズ付きカメラ、下:レンズなしカメラ

【こどもこうさく 『木製おもちゃカメラ』】

いつも魔法のようにワクワクするものを生み出す、工作のプロフェッショナル・まるばやしさわこさん。今回のもみじ市では木製おもちゃカメラ作りを教えてくれます。カメラは、レンズ付きと、レンズなしからお選び頂けます。

レンズ付きカメラは真ん中に「プリズムスコープ」という、風景が万華鏡のように見えるレンズを取り付けます。キラキラのレンズを通して見るもみじ市の風景は、きっともっと素敵なはず。大人の方も参加もできるので、ぜひ自分だけのカメラを作って思い出を持ち帰ってくださいね!
※プリズムレンズはデッドストックのものを使用するので、「レンズ付きカメラ」はパーツが無くなり次第終了となります。お早めにどうぞ。

イベント当日に会場での受付となりますので、ご希望の方はまるばやしさわこさんのブースにお立ち寄りください。

・開催日時
10/14(月)終日

・参加費(税込):
カメラ:1,400円
レンズ付きカメラ:1,500円

・定員:なし

・持ち物:なし

・参加方法:当日受付のみ。予約不可
※今回は大人のみの参加も可!

・注意事項:特になし

・まるばやしさわこさんの紹介ページはこちら

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ワークショップ

渡邉知樹「ぺぺぺ似顔絵店」【当日受付】

【ぺぺぺ似顔絵店】
台風の影響次第にはなりますが、「10月14日のもみじ市 in 神代団地」が開催された場合、行う予定です。

渡邉知樹さんの活動のひとつでもある「ぺぺぺ似顔絵店」が、“10月14日のもみじ市 in 神代団地”にやってきます。さらさらさらっと描く似顔絵は、なんとも味わい深くて、アーティスティック! お部屋に飾るもよし、SNSのプロフィール写真にするもよしです。この機会に、ぜひ、ご参加ください。

・開催日時:10月14日(月・祝) 15時くらいまで(予定)

・参加費(税込):1,000円

・持ち物:なし

・参加方法:当日受付のみ。予約不可

・注意事項:特になし

・ぺぺぺ似顔絵店さんの紹介ページはこちら

出店者紹介,ジャンル:TEXTILE

admi

【admiプロフィール】
ふわりと柔らかい肌触りが特徴のインド綿にプリントされるのは、デザイナー・堀千春が描く気取らないありのままの姿の花々。その素朴な魅力に心惹かれる人も多いだろう。admiのテキスタイルはすべて、インドの職人たちの手によって生み出される。手仕事だからこそ生まれる版のずれや滲み、色のグラデーションも愛嬌のひとつ。私たちの手元に届くまでに、国の垣根を越えてさまざまな人の技術と愛情が詰め込まれている。その愛を一身に受け完成した作品だからこそ、太陽のようなあたたかさを持った布が生まれるのだろう。
http://www.admi.jp/

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出店者紹介,ジャンル:FOOD

アンリロ

【アンリロプロフィール】
2005年、フレンチレストランで修行を積んだ上村真巳さんが栃木県鹿沼市に開いたのは、野菜をおいしく食べるフレンチベジタリアンの「アンリロ」。「地元で採れた野菜を美味しく食べてもらいたい」。そんな願いのもとにつくられた料理が、多くの人を魅了するのには、さほど時間はかかりませんでした。2008年には、2号店として地元の食材を使用したお料理とおいしいワインが楽しめるビストロ、「ル・ペリカン・ルージュ」をオープンします。肉や魚を一切使わないフレンチベジタリアンとは、一体どんなものなのだろうと思った方。アンリロのブースで食べられる名物・人参フライをはじめとする品々をどうぞお楽しみに!
Facebook:https://www.facebook.com/an.riz.leau/

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

ivory+安藤由紀

【ivory+安藤由紀プロフィール】
関東から徳島に移住し、ていねいなものづくりをしている木工作家のivory+安藤由紀さん。木を愛し、日々ものづくりについて考える姿勢は作品からも感じられ、紛れもなく同じものは一つとしてありません。安藤さんの小皿を使えば、ちょっとしたおやつタイムが自分だけの特別で大切な時間に変わります。昨年は台湾で行われたイベント「島作」に出展、そこで講演も行い大盛況のうちに幕を閉じました。まだ見ぬ世界を見せてくれる安藤さんの、もみじ市でのパフォーマンスにも注目です。
https://ivory-plus.jimdo.com 

【商品カタログ予習帳】

【ivory+安藤由紀の年表・YEARS】

【ivory+安藤由紀インタビュー】
9月下旬、神奈川県二宮市のパン屋さん「ブーランジェリーヤマシタ」で個展を行なっていたivory +安藤由紀さんの元へ担当・木村が伺いました。扉を開けるとパンの香ばしい香り。窓の外には柿の木が大きな実をつけている。そんな秋の訪れにそっと寄り添うように安藤さんの作品が並べられていました。

高校生の時は毎週家具屋巡り

ーーー高校生の時から家具に興味があったんですね。
安藤:高校3年生の時から家具がすごく好きで、毎週青山の家具屋巡りをしていました。その時代は家具のお店がとても充実していて、家具屋の並ぶ通りが雑誌に載っていたり、興味の惹かれるお店がたくさんありました。休日には地図をプリントアウトして、行きたい家具屋さんがあるところに印をつけて、「明日はこの2軒に行くよ!」と先陣を切って、友だちを連れて行っていました。あの時の思いが、今の根底となっていると思います。本当に貴重な時代で、何の展示を見ても、映画を見ても感動して、全てが体の中に吸収されていく感じがしました。

ーーー家具雑誌が愛読書だったんですね。
安藤:一緒に家具屋巡りをしていた友人のお父さんが、インテリアとデザインの雑誌『ELLE DECOR』を持っていて、お家に遊びに行くたびに虫のように読み漁っていました。

ーーーその思いを抱いて美術大学に?
安藤:そうですね。やはり木の家具を作りたいという思いが強く、木工を専攻できる美術大学に進学しました。

ーーーどんなことを学びましたか?
安藤:木の発注をして、手書きで製図して、木工作品を制作していました。でも実はすごく不器用で、作ることは向いていないんじゃないかって思い始めていて、卒業する時には、まだまだ技術的には足りない部分ばかりだったと思います。そのため、作りたいという思いは持ちつつも作ることは一回諦めて、学生時代から大好きで通っていた家具屋さんに販売スタッフとして就職しました。工房直営のお店なので、工房で作ったものだけを、木の良さを伝えながら販売できるので、とても良い環境でした。

ーーーこの時、ギャラリーで転機となる“ある器”と出会っていますね。
安藤:ある作家さんの、彫りの美しい木の器にとても感銘を受け、こんなの作りたい、こんなの作れる人になりたいと思いました。でも、その時は結局、そのまま仕事を続けることにしました。販売の仕事も奥深く、やりがいのある仕事だったので。

工房体験が大きな転機に

ーーー工房体験が転機となっていますが、それほど大きな出来事があったんですね?
安藤:仕事の一環で、販売員も参加する工房体験をしました。そしたら今まで心の片隅に閉じ込めていた、“作りたい欲”が溢れ出て、止まらなくなってしまいました。次の日からいつも通り仕事をしていても、やはりそれを思い出してしまって、店長からは「顔に作りたいって書いてあるぞ」と言われ、作りたい気持ちがあるなら販売スタッフを辞めて、早く次の道に進んだ方が良いと背中を押してくれました。この時、店長が言ってくれなかったら悶々としたまま、家具の販売スタッフをしていたかもしれません。感謝しかないですね。

ーーー今お話を聞いていても、当時の全身から出てくる気持ちが想像できます。それから販売スタッフを辞めて、木工の専門学校に1年通われていますね。
安藤:どうしたら作ることを仕事にできるだろうと考えて、木工教室には通っていました。ですが、大学のときに習ったことはそれほど細かいところまで習得できていなくて、やはり改めて勉強しなければと思い長野県の上松技術専門校という職業訓練校に通うことに決めました。とても技術力のある先生がいらっしゃったり、名のある木工作家さんは結構この学校に通われていた方が多いです。でも、実はこの学校への試験にも一度落ちたんです。不器用すぎて(笑)。

ーーーえ! そうなんですか。繰り上げ合格ですか?
安藤:算数が苦手なのと、不器用すぎて学校側からこの子は無理だと判断されたんだと思います。でも、試験の面接で、それまでコツコツ作っていた作品集を見せて、こういう作品を作って、こういう生活道具を作る人になりたいんです、という思いだけは伝えていて。その時の自分の訴えを先生が汲み取ってくれて、この子はやる気があると言ってくれたようで、補欠から繰り上げで入学できたというわけです。振り返ると、こういう風に導いてくれる方のおかげで自分のやりたいことに辿りつけたとわかり、奇跡の連続だなと思いますね。先生は今も応援してくれていて、活動していることを喜んでくれています。

徳島への移住

ーーーすぐに独立はされなかったんですね。
安藤:すぐに独立するのは難しそうなので、一回どこかで修行させてもらおうと思い、就職を考えました。

ーーーどうやって修行できる場所を見つけたんですか?
安藤:東京にいる時、ギャラリーで受付の仕事をしたんですが、ちょうど木の家具の展示が行われていたことがあって、そこにとても気になる作品があったんです。たくさんの木の種類を使って家具が作られていて、それにとても感銘を受けたのを思い出して。どこで作られたんだろうと調べたら徳島にある工房でした。それから先方にお手紙を書いて、そちらで働きたい旨を送ったら、来てみませんかとお返事をいただけました。それが徳島とのご縁です。

ーーーお手紙が、また良いですね。それから修行をしたのち、独立されたんですね。
安藤:そうですね。それからある方と出会って、作品を見ていただいたことがきっかけで、倉敷のクラフトフェアに出展させていただけたり、東京での個展も行えるようになりました。徳島が活動拠点だったので、なかなか自分だけの力では活動の場を広げるのは難しいので、ご縁を繋げてくれる方に感謝しかないですね。

徳島の工房での安藤さん

ーーーそれから転機となる“藍染”に出会っていますね。
安藤:徳島に来て藍染の文化があることを知りました。藍染に関わる人達と出会ったことが最初のきっかけです。

ーーー木の器に染めるアイデアはどこから思いつきましたか?
安藤:友人からの紹介で、同じように県外から徳島に渡り藍染をやりたい、と熱意のあるモノ作りの仲間と出会って(現在のBUAISOUさん)、一緒に何かできたら良いなという思いから、木を染めてみる事が始まりました。最初は染まるのかな、と半信半疑でしたが、染めてみたらとても良い藍色になったので、ワクワクしたことを覚えています。その後すぐに器の注文が入り、藍染の作品が生まれました。

藍染の様子
藍染の様子

ーーー手紙社との関わりはいつからですか?
安藤:手紙社の新居さんが推薦してくれて、手紙舎2nd STORYで作品を扱ってくれるようになりました。もみじ市も第1回目から気になっていて、密かに憧れていたので今こうして出展させてもらえることが本当に嬉しいです。

ーーー昨年は台湾でのイベントにも出店されていたり、どんどん活動の幅が広がっていますね。ホームページで拝見したのですが、講演もされていて、すごいですね。
安藤:人前で話をするのは本当に苦手で、なんで私にオファーが来たんだろうと思いながらも、やってみようと思いお返事をしました。実際、現地の通訳さんがうまくお客様に伝えてくれたので、日本で話をする時より盛り上がっていました(笑)。台湾の人もみんな良い人で、今年また11月に台中で個展をさせていただくのですが、とても楽しみです。

ーーー活動を始めて10年目の節目になると思いますが、実感はありますか?
安藤:家から車で15分ほどのところに、とてもお世話になっているろくろ職人の方がいるんです。その方とお話している中で、積み重ねてきたものは10年あるけど、大したことないなと感じます。まだまだ未熟者だから、「これから再スタートだ!」という気持ちで、活動を続けていきたいなと思いました。その方は今の私にとって、とても大切な存在で、いつも背中を押してくれる、頑張る源になっています。もみじ市でも何か新しいことができればと考え中です。

ーーーもみじ市でどんな作品が並ぶのか、とても楽しみです。本日はありがとうございました。

《インタビューを終えて》
長野の専門学校時代の恩師に個展のハガキを送ったところ、お返事に「不器用の一心」と書いてあったそうです。この言葉は、何でもコツコツと根気強く続けられる人こそ、最後には花を開くという意味でした。作品を見ても、安藤さんのひたむきな努力と、誰よりも木を愛する気持ちが伝わってきます。インタビュー中、“ご縁に感謝“という言葉を何度もおっしゃっていましたが、作品に向き合う姿勢と、熱い思いに、誰もが応援したくなるのではないでしょうか。気温が下がり始める10月、ivory+安藤由紀の木の器を使って、温かいスープなどいかがでしょうか。

(手紙社 木村朱里)

【もみじ市当日の、ivory+安藤由紀さんのブースイメージはこちら!】

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

安達知江(出品のみ)

【安達知江プロフィール】
ガラス作家。岡山県の山の中、自然に囲まれた小さな工房でガラスのオブジェや器を制作。主にキルンワークという技法を使い、身の回りのささやかな出来事や慣れ親しんだ動物たちを作品にしています。豊かな想像力を武器に、それを作品に投影する技術力は圧巻。安達さんのまっすぐな黒い瞳を通し自然の豊かさや美しさを表現している作品たちに誰もが心惹かれるはず。昨年のもみじ市で披露された絵本のスイミーの世界では、小さくてカラス貝のように黒いスイミーや海の仲間たちを力強く、イキイキと表現してくださり、非売品ながら、そのキラキラと太陽の光を身体中いっぱいに吸い込んだ姿が多くの人の心を響かせてくれました。今年もたくさんの作品がみなさんの心を掴むに違いありません。中でも私は安達さんの制作する少女の表情が大好きです。一見、何か奥に秘めたもの、それは少女が大人になる過程で感じる悲しさだったり、悔しさだったりと、ぶつける先がわからない感情を閉じ込めていますが、瞳の奥は力強くまっすぐ、一歩先を見つめているのです。安達さんの表現力にいつもいつも驚いてばかり、今度はどんな驚きがあるのか楽しみでなりません。

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