【アンリロプロフィール】
2005年、フレンチレストランで修行を積んだ上村真巳さんが栃木県鹿沼市に開いたのは、野菜をおいしく食べるフレンチベジタリアンの「アンリロ」。「地元で採れた野菜を美味しく食べてもらいたい」。そんな願いのもとにつくられた料理が、多くの人を魅了するのには、さほど時間はかかりませんでした。2008年には、2号店として地元の食材を使用したお料理とおいしいワインが楽しめるビストロ、「ル・ペリカン・ルージュ」をオープンします。肉や魚を一切使わないフレンチベジタリアンとは、一体どんなものなのだろうと思った方。アンリロのブースで食べられる名物・人参フライをはじめとする品々をどうぞお楽しみに!
Facebook:https://www.facebook.com/an.riz.leau/
cafeゴリョウ(出品のみ)
【cafeゴリョウプロフィール】
そこにあるのは、自然と調和した特別な空間と、世界の味を再現した格別の料理。北海道・富良野にあるcafeゴリョウは、その居心地の良さと絶品メニューの数々で、訪れた旅人たちの心を魅了します。傾きかけた古い納屋をセルフリノベーションしたカフェは、今年でオープンから11年。澤井雅樹さん・加菜子さんご夫妻の汗と涙が詰まった場所は、今でも日々進化を続けています。河川敷の会場には、おふたりが手塩にかけて育てた野菜をふんだんに使ったメニューが登場予定。富良野の風を感じに、ぜひ「ミニゴリョウ」の小屋を訪れてみてくださいね。
https://www.goryo.info/cafe/
Instagram:@cafe_goryo
成城・城田工房
【成城・城田工房プロフィール】
もみじ市当日、初秋の河川敷に咲き乱れる花と見紛うばかりにそこかしこにあふれる渦巻き状のソーセージ、その名も“うずまきちゃん”。狛江が誇る自家製パストラミの名店「成城・城田工房」が確かな技術と最高の素材でていねいに創り上げたそれは、見た目の華やかさとは裏腹に、じつに寡黙で誠実で、だからこそギミックなしにおいしくて。「おいしいは正義」とは誰が嘯いたか、だがこの圧倒的なまでのおいしさへの勤勉さの前に、どこか真を射抜いているようにすら思える。そしてそれは決してどこにでもあるおいしさ、ではない。あたりまえに咲く花などないように。
http://seijohamu.com
たに農園
【たに農園プロフィール】
千葉県佐倉市郊外の大佐倉にて、夫婦で営む農園。四季折々、元気に育つ野菜を60種類以上作り、日々土のこと天候のことを考え奮闘中。麦作りから発展し、今では“うどん”に“ビール”まで作ってしまう、クリエイティブな農家です。さらには、キッチンカーまでもをDIYで手作りし、穫れたての野菜とお米を使った料理を各地でふるまっています。飲食店や個人宅向けに、美味しい野菜を届ける宅配もしています。遠方でも栄養たっぷりの新鮮な野菜が手に入れることができるので、ぜひ一度は試していただきたいです。
どんな料理をしようか考えるのが楽しくなるほど、瑞々しい野菜をどうぞ召し上がれ!
http://taninoen.com/index.html
手紙舎
【手紙舎プロフィール】
東京都調布市に4つのお店を営む手紙舎のカフェ。はじまりは、昭和40年に建てられた団地の一角に佇む、大きな窓のある「手紙舎 つつじヶ丘本店」でした。その後、本店から徒歩15分ほどの建物の中に、2つ目、3つ目のお店ができました。2階には、手ごねパンのサンドイッチや、ワインにあうお料理を楽しめる「手紙舎 2nd STORY」。1階には、店内にコーヒー豆の大きな焙煎機がある「本とコーヒー tegamisha」。3つのお店は歩いて行き来できる距離にあります。そしてそこから電車にゆられて西に4駅の場所にできたのが、色とりどりの豆皿に美しく盛りつけた定食をお届けするお店、「菜花」です。また、菜花からさらに西に進んだ立川市にも、この春、新店をオープンいたしました。土鍋ご飯と季節の食材をふんだんに楽しめる「農園の手紙舎」。新しいお店、新しい仲間がすこしずつ増えていき、新しいメニューがつぎつぎと生まれていきました。もみじ市の河川敷には、みなさまのお腹も心も満たすべく、その中からよりすぐりのお料理とドリンクと、スイーツをお持ちいたします!
http://tegamisha.com/
negombo33
【negombo33プロフィール】
都心から少し離れた西所沢にお店を構える「negombo33(ねごんぼさんじゅうさん )」。弾けるスパイス感と地元の食材をふんだんに使ったカレーは、多くのカレーマニアを日々唸らせています。一番人気のラム肉キーマカレーを始め7種類のカレーを提供、そして店舗の隣では「山田珈琲豆焙煎所」を併設し、店主・山田さんがカレーと同じように愛している自家焙煎コーヒーも味わうことができます。西所沢の店舗営業とイベント出店を並行させながらも、昨年は高円寺に姉妹店をオープンさせました。もみじ市初出店のnegombo33さん。そのカレーを食せたあなたはきっと幸せな気持ちになるに違いありません!
http://negombo33.com
http://negombo33.com/koenji/index.html
twitter:https://twitter.com/yamadanegombo33
ハナイグチ
【ハナイグチ プロフィール】
京王井の頭線の久我山駅から歩いてすぐに現れる“赤いきのこを抱えたクマ”のイラストに導かれ、2階へあがるとそこにはゆったりと心地の良い空間が広がります。イラストに使われている“赤いきのこ”は、お店のなまえにもなっている「ハナイグチ」。きのこ狩りが好きなご夫婦が、きのこや旬の野菜をたっぷり使ったお料理と、それにぴったりなお酒でもてなしてくれます。食べた瞬間、一つひとつの素材のおいしさがぱっと広がる感覚に、何度でも訪れたくなるお店です。
Instagram:@hanaiguchi3
Facebook:https://www.facebook.com/hanaiguchi3/
ヘブンズテーブル
【ヘブンズテーブルプロフィール】
ヘブンズテーブル・トモミさんの作るパンは、ほうじ茶やトマト、ヨーグルトなど、パンに合わせた素材で酵母から手作りしているため、素材の味がぎゅっと詰まった“ヘブンズテーブルにしか作れない”味わい。そしてヘブンズテーブルの魅力はパンのみにあらず。様々な料理のオリジナルレシピを考案するトモミさんの活躍の幅は、料理教室や、時にはカフェのメニュー開発や商品開発など、多岐に渡ります。もみじ市の応援歌でお馴染みのカズヤスマキさんは、什器や広報も担当。ちょっぴり控えめなトモミさんと、いつも明るい笑顔で私たちを元気付けてくれるカズヤスマキさんは、まさにベストパートナーです。果たして今年はどんなメニューが待っているのでしょうか? 乞うご期待です。
https://heavenstable.web.fc2.com
本格麻婆豆腐のお店 かかん
【本格麻婆豆腐のお店 かかんプロフィール】
オーナー・小嶋章太さんを筆頭にして、鎌倉の拠点から本格麻婆豆腐に特化したメニューを届けています。その麻婆豆腐の味には、本場四川を経験している私(担当:小池)の舌も大喜び。選べる花椒も魅力です。そして、なにより小嶋さんの「表現したい!」を詰め込んだ、洗練されたお店のしつらえが、より満足感を高めてくれるのです。河川敷に麻婆、さていかに? 満を持しての初出店です。
https://kakanmabo.tumblr.com/
もみじ市 in mado cafe,出店者紹介,ジャンル:FOOD
mado cafe
【mado cafeプロフィール】
「このカフェに行けば、絶対に美味しい幸せを感じられる」。私(担当:富永)がそんな言葉を添えて知人におすすめしているのが、愛知県岡崎市にある「mado cafe」です。柴田真史さん・友香さんが生み出す洗練された空間と絶品メニューの数々が、これまでたくさんの人を虜にしてきました。素材の味をしっかりと楽しめるフードメニューはもちろん、他とはひと味もふた味も違うあま〜いおやつも見逃せません。一口食べれば心が踊る最高の一品を、もみじ市の冒険で味わってみてくださいね。
http://madocafe.jp
Instagram:@madocafe_
【mado cafeの年表・YEARS】
【mado cafe・柴田真史さん、友香さんインタビュー】
愛知県を代表する喫茶店といえばこのお店。今年で11周年を迎えた「mado cafe」の歩みはどのようなものだったのでしょうか。もみじ市の元気印でもある柴田真史さん、友香さんご夫妻に、担当の富永琴美がお話を伺いました。
ふたりの思いが詰まった「mado cafe」
ーーーおふたりの出会いはどのようなきっかけだったのですか?
真史:ふたりとも、同じカフェに入社して一緒に働いていたんです。お互いカフェ巡りが趣味だったことをきっかけに、お付き合いが始まりました。
ーーー年表では、お付き合いをはじめてから2年後にはお店を出す決心をされたとありますが、すごいスピード感ですね!
真史:たまたま僕の実家のとなりに畑があって、そこの土地を使ってみないかという話が来たんです。お互いに「飲食店がやりたい」と思っていたので、即決でした。 22〜23歳くらいの頃に決めて、2年後のオープンのときは24〜25歳くらい。若いエネルギーでしたね。
友香:考えるよりも先に「やるっ!」っていうエネルギーがありました。本能でビビっときたら実行に移しちゃう。
ーーーオープン準備の2年間はどうでしたか?
真史:設計士さんに相談して良い大工さんを教えてもらったんですが、かなり多忙な方で、実際の作業にとりかかるまでの時間がすごく長かったんです。その間に家具などを選んだりして。
友香:施工が始まってからは、私たちも一緒にペンキ塗りなんかをやらせてもらいました。
ーーーおふたりの思いがたくさん詰まった空間なのですね! オープン当初の反応はどうでしたか?
真史:しばらくは苦しい時期が続きました。ホームページもなく、店をはじめて告知らしい告知をしていなかったので。オープンから数ヶ月は近所の人や、通りがかりで立ち寄る方などで賑わったのですが、しばらくすると全然来なくなって。そこからなんとか1年やって、ランチで提供していた和食のご飯が人気になってきたので、それをメインにするようになりました。
ーーー2011年に「手紙社代表北島氏来店」とありますが、おふたりにとってこれはどのような出来事だったのでしょうか。
真史:事件でしたね。お店に入って来たとき、ショップカードのコーナーを物凄くじっくりと見ていて、怪しい人だなって一瞬思いました(笑)。でもウェブで北島さんのインタビューを読んだことがあったので「もしかして、手紙社の人かも!」と気づいたんです。
友香:お店の準備期間に、北島さんが編集長をされていた「自休自足」を読んで、掲載されているお店に憧れを持っていたので、とても嬉しかったです。「自分たちの世界がやっと認められたんだ!」って頑張る力が湧いて来ました。このときからグッとやる気スイッチが入ったんです。
ーーー手紙社と初めて関わったのはインベントかと思い込んでいたのですが、お店のDM制作だったんですね!
真史:北島さんがお店に来てくれたあと、「なにか手紙社さんと一緒にできたらな」と思って東京のお店まで相談しに行って、オープン3周年のDMを作ってもらいました。そのときにイベント出店のお話もして、「第1回 カフェ&ミュージックフェスティバル」に誘ってもらったんです。
友香:他の出店者も憧れのお店ばかりだったので、とても嬉しかったです。イベント当日は、お客さんや会場の空気感がとてもよくて、出られて本当によかったと思いました。
ーーーはじめてのイベント出店では、どんなメニューを出されていたんですか?
真史:時間によって内容を変えていたんです。朝は小倉トーストを出して、午後は出汁巻やおにぎりを出していました。
ーーー最近のイベントのメニューは、クレープやオムライスの印象が強いですが、和風のごはんも出されていたんですね。
真史:オープン当初から、お惣菜と野菜だけのワンプレート「マドごはん」が定番メニューで、イベントにも出していました。でも、何年か作り続けていくうちに「これしか作っていないな」と思って。なんとなく苦しくなってきたんです。
友香:「喫茶店がやりたい」という気持ちが強くて、途中でメニューをガラッと変えました。喫茶店に昔からあるようなものを、“mado cafe風”に仕上げたものを提供しています。
真史:でも実は、今年からまた「マドごはん」が復活したんです。なるべく作り手がわかる地元の野菜や果物、旬の食材を使って、季節を感じられるものを出せたらと思います。
愛知の喫茶店の星が、もみじ市へ
ーーー2013年にもみじ市初出店ということですが、当時のことは覚えていますか?
真史:初めてのもみじ市は、1日目が河川敷開催で、2日目が雨で会場を大移動した時だったんです。あれを経験したら、もうなんだってできるんじゃないかなと思います。
友香:2日目は大変すぎて記憶が飛んでるもんね(笑)。
真史:大変だったんですけど、「ついにここまで来た」っていう感動もありました。選りすぐりの出店者が集まる場所なので、全員の名前が紹介される朝礼のときに僕たちの名前が呼ばれたことがとても嬉しかったです。
ーーーもみじ市はどんなイベントだと思いますか?
友香:もみじ市は、会場の一体感みたいなものがすごくある気がします。同じものを好きな人が来て、楽しんでいる。お客さんはもちろん、出店者も楽しいんですよね。
真史:僕はお客さんが河川敷から帰っていく感じも好きです。幸せな空気に包まれた会場から帰っていくお客さんの背中を見送りながら、「今年も出店できた」という喜びを噛み締めています。
ーーー私も、河川敷からお客さんを見送る時間はとても好きです。「また来年、もみじ市で会いましょうね」って、心の中で背中に語りかけています(笑)。
友香:もみじ市は、ボランティアスタッフさんとの出会いも思い出深いです。今うちで働いている子も、ボランティアスタッフをしていたんですよ。もともと名古屋に住んでいる子で。お店にもよく来てくれていました。
ーーーそれはすごい! もみじ市はそんな出会いを生んでいたのですね。
真史:もみじ市で出会った出店者仲間もたくさん増えました。イベント後に店まで遊びに来てくれたりして、とてもいい縁を結んでもらって有難いなあと思っています。
これからも、自分たちらしく
ーーーおふたりが大切にしていることはありますか?
真史:自分たちは食事を出していますが、それ以上に “時間”を提供しているんだと思っています。料理やドリンクは、自分の時間を楽しんでもらうためのひとつのツールになるだけで。読書したり、ぼーっとしたり、おしゃべりしたり。思い思いに過ごしてもらえたらなって思っています。
ーーーお子さんが誕生してから、何か変化したことはありましたか?
真史:目線がかわりましたね。大変なこともありましが、すっごく楽しいです。
友香:疲れが飛ぶよね。子供が産まれたらイベント出店できないかなとか、仕事が制限されるかなとも思ったけど、家族の協力もあって、店も生活も楽しみながらできていると思います。
ーーー12年活動されてきて、大変だったことはありましたか?
真史:やらかしちゃうことはしょっちゅうだけど、あんまり「大変」って感じたことないかもしれないです。皆さんに支えられて、なんとか楽しくここまで来られた気がします。
友香:mado cafeが10周年のときに、1日1組スペシャルゲストを呼んで「マドとみんなでお祝い喫茶」という企画をしました。ものすごくバタバタで忙しかったのですが、毎日違う人に会うことができて本当に楽しかったです。やっている最中は大変だったかもしれないけれど、終わったら不思議と「また来年もやりたいね」と思うんですよね。
ーーーおふたりの人柄があるからこそ、たくさんの人が集まり、「みんなで楽しいことをしよう!」という空間が作れたのかもしれませんね。これまでの活動を振り返って、いかがですか?
真史: 10周年のときも思いましたが、本当に感謝しかないです。お客さんに来てもらわないと続かない商売なので、ここまでやってこれたことに心から幸せを感じます。
ーーーこれから、やってみたいことがあればぜひ教えてください!
友香:ちっちゃいことはいっぱいあります! また10周年みたいにゲストを呼ぶ企画はやりたいです。あとは、なかなか会いに行けない人に会いにいけたらいいなあ……。
真史:安定の「mado cafe」でこれからもやっていきたい! 軸がブレないように。やりたいことはとつぜん降りてくるかもしれないので、それまではできることを丁寧にしていきたいですね。
《インタビューを終えて》
インタビューの最中何度も「たくさんの人に出会い、支えられてここまでこられた」と話していた真史さんと友香さん。そんなおふたりもまた、もみじ市を支えてくれるかけがえのない存在です。当日は、おなじみのメニューを持って河川敷へ! 丁寧に丁寧に作られるクレープを一口頬張れば、きっと誰もが「ああ、この味に出会えてよかった」と幸せな気持ちに包まれることでしょう。家族も増え、さらにパワーアップを重ねる「mado cafe」に、どうぞご注目ください!
(手紙社 富永琴美)