事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑨
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。北村千明が感じたように、一度あの空間を味わったらまたもみじ市に訪れたくなるはずです。
ゆるやかな風に吹かれ、作り手の想いが込められた作品を手に取る。
見るのも楽しい、おいしいごはんやおやつをのんびり味わう。
見渡せば嬉しそうな顔をしている人ばかり。
ときどき聞こえてくるのは心地よい歌声。
全てがとけあっている。
大人の文化祭っていいなあ、こういう時間って大切だなあ。
もみじ市に行くと感じられること。
私が感じたことを、今年のもみじ市に訪れる皆様にも感じていただけますように。
事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑧
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。もみじ市の魅力はその場だけに留まらず、あなたの生活を豊かなものへと導いてくれる。それはどうしてか、もみじ市を始めた1人である北島勲の思いを読んで想像してみてください。
人間にとって「豊かさ」とは何でしょうか? ぼくは「記憶」だと思っています。
記憶とは“過去”の蓄積。夢や希望など、“未来”に何かを獲得することをぼくたちは求めがちですが、どれだけ良質な記憶が宿っているか、ということが人間の豊かさにつながるのだとぼくは思っています。過去に食したものの蓄積によって、その人の身体が形成されているのと同じように。
もみじ市のいちばんの魅力を、ぼくは断言することができます。それは、「作り手と直接会える場所である」ということです。普段なかなか会えない作り手と対峙し、目と目を見つめ合い、話をし、その人の手から生み出されるものを見つめ、購入し、家に持って帰る。
たとえばそれが器であったなら、あなたの食卓にその器が上る限り、あなたはその作り手のことを、作り手と話したことを、もみじ市での「記憶」を、思い返すでしょう。あなたの暮らしの中にあるものの作り手の存在をいつも意識出来るということ。なんて素敵なことなのでしょう。
毎日の生活が豊かになる、そのきっかけとなる場所。それがもみじ市である、というのはちょっと言い過ぎでしょうか。
でも、ぼくたちは本気で、そんな思いで、もみじ市をつくっています。
事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑦
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。
何もない場所に何かを生み出し、そこにたくさんの人々が集うこと。そうして生まれるもみじ市は、加藤周一にとって自分自身を見つめ直すことができる場所。
自分が今いる現在地点を確認できる場所。
それが、もみじ市。
手紙社の一員となって丸2年。
数えきれないほどのイベントを経験して、
それがようやく体に染み込んできた。
それでも、もみじ市だけは一筋縄ではいかない。
集う場所は、何もないただただ広い「河川敷」。
集う人々は、日々創作活動と向き合う「作り手」。
それはすなわち、
「ゼロの場所に、ゼロからものを生み出す人々が集う」
と、言うこと。
いばらの道をかき分けながら辿り着いたその果てに、
これまでに見たことのない、どんな美しい世界が広がっているのか。
息を切らしながらも、進むことはやめられない。
胸の高鳴りは抑えることができない。
自分はどこまで来れたのか。
それを確認できる、この一年間の終着地点。
そして、次なる一年の出発地点。
事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑥
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力についてお伝えします。誰だってもみじ市を楽しむことが出来る。尾崎博一が力強くそのことを証明します。
もみじ市はほっこり系イベント、というのを耳にしたことがあります。
でもそれってだいぶ違っていると思うんです。
もみじ市のオープン前には雨でも長い行列ができます。
オープンすると血相を変えて目当ての店にダッシュする人たちがいます。
気力、体力を使い切るほどの気合で準備をしてくれている出店者さんたちがいます。
どえらいセットと仕込んだ料理を車に積み込み遠くの街から夜通しの運転で駆けつけてくれる出店者さんたちがいます。
事務局スタッフの準備風景は戦場さながら。
そんな「本気」な人達がぶつかり合うイベントがはたしてほっこり系か?ナチュラルか?
ほっこりに見えて実は熱血な、ハードナチュラルなイベントだっていいじゃないか!
…一方で、いつもの日課で河川敷に散歩にやって来た近所のおじさんや、たまたま通りがかったサイクリングの人たちが訳も分からず何だか賑わっているからとやって来て楽しんでいるという光景も。
ナチュラルに見えて実はハード。だからと言って限られた人だけのイベントというわけではなくて、目的なくふらりとやって来た人たちもなんだか楽しめる。そんな自由度の高さがもみじ市の良さなんじゃないかなと思うわけです。
だから「なんだか敷居が高そう」とか「行列が嫌いだ」という人も軽い気持ちで遊びに来てほしいんです。ふらりと好きな時間にやって来てもきっと楽しむことができるから。レジャーシートとお酒を抱えてよくわからずに遊びに来て、お店の列に怯んで何も買えなかったけれど、河川敷で飲むワインと賑やかな雰囲気を最高に楽しんだ数年前の自分たちのようにね。
事務局スタッフが語る、もみじ市の本当の魅力⑤
もみじ市事務局のメンバーがそれぞれ感じた「もみじ市」の魅力。もみじ市という空間が、そこで過ごす時間が、なぜあんなにも心地よいのか。小澤亜由美がお伝えします。
もみじ市の魅力。
それは、あの多摩川河川敷という空間で「どう過ごしてもいいよ」
という懐の深さだと思います。
とびっきり美味しいごはんやおやつ、
ひとつひとつ手に取りたくなる作品たち、
身体を満たしてくれる音楽…。
夢中になれるものがたくさんあるのに、強要されることはひとつもないこと。
もみじ市に漂う空気の中、のびのびと自分を解放して好きに過ごせること。
そんな豊かな時間が流れる場所が、もみじ市です。