【小菅幸子プロフィール】
陶器ブローチの代名詞とも言える陶芸家。地元である三重県津市を活動拠点に、全国各地で個展&イベントに出店しています。「おばあちゃんになるまでお気に入りで使えるようなモノ」を根底にブローチ、器、ボタン、フェーブ(幸せを運んできてくれると言われる陶器製の小さな置物)などを製作。時代を刻んだような、愛らしくも美しい佇まいのブローチは、眺めているだけでドキドキときめくものばかり。もみじ市では、始発電車が動き出す時間から1、2、3人……と人が集まり始め、開場前にはうんと長い列をなすほどに。この光景をご本人はどう思われているのかというと「今回は誰も……」と、とっても控えめなのです。
http://kosugesachiko.com/
coupé
【coupéプロフィール】
“10年後も履きたい靴”をテーマに、中丸貴幸さん・美砂さん夫婦がお互いの得意分野を活かしながら製作をしているcoupé。東小金井にあるお店「atelier tempo」には、様々な色・デザイン・製法の靴がずらりと並び、訪れた人を圧倒させます。トレードマークは、コッペパンのようにまるっとしたカーブを描いたつま先。革靴だからといって構えることなく、普段着にもすっと馴染む親しみやすさも、どんな具材ともよく合うコッペパンのよう。履いてお出かけするたびに、少しずつ変化していく風合いを楽しみながら、coupéの靴とともにこれからの人生を歩んでみませんか?
http://coupe-shoes.com/
小谷田潤
【小谷田潤プロフィール】
1978年東京生まれ。立命館大学卒業後に信楽と常滑で陶芸を学び2004年八王子にムササビ窯を築窯。もみじ市には初開催時からの皆勤賞ながら、毎回新しいことに挑戦し続けてくれています。常に悩みながら探求していく姿は、名のある作家となった現在でも変わりません。今年4月に手紙舎 2nd STORYで開催した個展では、これまでのもみじ市に決着をつけるという壮大な試みをやってのけました。私(担当:小池)にとってのミスターもみじ市。共に応援している埼玉の某野球チームは今年絶好調! もみじ市後の日本シリーズ出場を願って止みません。
http://www11.plala.or.jp/koyata/index.html
左藤吹きガラス工房
【左藤吹きガラス工房プロフィール】
1964年大分県玖珠郡出身。那覇市与儀(当時)奥原硝子製造所見習いからガラス工芸を始め、現在は千葉県九十九里にてアトリエを構え制作の日々を送っています。瑞々しくひかりを通すガラスは、見る人の目を奪い、その確かな重みとともに心に残ります。
http://www2.odn.ne.jp/tebuki/
SAVON de SIESTA
【SAVON de SIESTAプロフィール】
北海道・札幌市でスキンケアアイテムを作り、届けるSAVON de SIESTA。一つひとつ手作りされた石鹸は、ころんと手のひらに収まる形が愛らしく、つるんと滑らかな表面にはうっすらとグラデーションがかかっていて、惚れ惚れと眺めてしまいます。泡立てるとふわっと広がる香りが、泡と一緒に肌を包み込み、まるで「今日もお疲れ様でした」と寄り添ってくれているよう。北海道の魅力を伝えたいという想いから、使う素材はできる限り道内産。屋号の「SIESTA」は、スペイン語で「お昼寝」を意味する言葉。「お昼寝するように心地よいひとときを感じていただけますように」という想いが込められているそうです。
http://at-siesta.com/
柴田菜月
【柴田菜月プロフィール】
「生活に少しのいろどりを。少しの楽しさを。」をモットーに制作しているやきもの作家・柴田菜月さん。朗らかなその雰囲気と作品は通ずるものがあり、思わず顔がほころぶものを世に送り出しています。振るとシャラシャラと音がなるマラカスがオブジェとしても人気。色合い、触り心地、聴き心地は愛らしく、思わずにんまりしてしまいます。同じものは作ろうと思ってもつくれないと本人も言っているだけに、一つひとつ形や表情が異なるため、その魅力に引き寄せられてしまったら、手に取らずにはいられません。たまに、巨大なものをつくりたい衝動に駆られてしまうそう。大きな作品を見たら、ぜひその衝動を感じてあげてください。
https://vegekuu.jimdo.com
Chappo
【Chappoプロフィール】
浅草橋の帽子職人の家に生まれる。当初、帽子職人を志してはいなかったが、紆余曲折し4代目となりました。初代は帽子洗いの仕事から始まり、2代、3代目も、それぞれのやり方で帽子に関わり、帽子を作り続けてきました。4代目の須田さんもまた、3代目のご両親とは違うやり方で帽子を作っているそう。「“職人”でも“作家”もない、ただ帽子を作る人でありたいと思っています」と静かに語るその姿には、深く帽子に向き合う強い信念が見えました。
https://www.chappo.co/
Steel Factory 槇塚登
『月刊 Steel Factory 槇塚登』記事一覧
7月の「今月のマッキー」
8月の「今月のマッキー」
9月の「今月のマッキー」
10月の「今月のマッキー」
「鉄の男」槇塚登。海風で錆びたような質感の鉄作品や灯台にかける想いには、誰もがロマンを感じます。しかし作品のイメージとは裏腹に、のほほんと優しい人柄で、地元・香川では「マッキー」と呼ばれ愛されている彼。今回はそんな槇塚さんの人柄をどうしてもご紹介したく、担当自らがペンをとりました。
新作の「パドラーマドラー(仮)」を持って槇塚さんが訪れたのは……?
今年のもみじ市の目玉、コラボレーション企画! さらに槇塚さんには、「灯台ガチャガチャ」の企画もあるようで…?
灯台ガチャガチャのシークレットは、今回のテーマ「DISCOVERY」にちなんだ、宝の地図!
(作画・編集 梶みのり)
大護慎太郎 / atelier coin
【大護慎太郎 / atelier coin】
“時そのもの”を楽しむ作品として、時計にはじまり、真鍮をメインにオブジェやアクセサリーを製作しているatelier coinの大護慎太郎さん。チッチッチと針が動く音と、小さな金槌で金属を叩く音、それらが奏でるメロディーすべてがatelier coinのつくりだす時の世界でもあります。真鍮の燻み具合や針の種類、金属の削られた跡、ひとつとして同じものが存在しない、あなただけの時計を“発見”しに来てはいかがでしょうか。
http://www.joieinfiniedesign.com
竹村聡子
【竹村聡子プロフィール】
美しい乳白の磁器と銀彩で生み出される動物たち。長野県で活動する陶芸家・竹村聡子さんが命を吹き込む作品は、いまにも動き出して物語を紡ぎ出すような、唯一無二の存在感を放ちます。手にした人の肌にすっとなじむ柔らかな質感も、その魅力の一つ。私(担当:富永)は、長野県の人形劇の歴史や、動物に込められた背景など、取材するたび新たな発見をくれる竹村さんのお話に、いつも心をときめかせています。そんな竹村さんの日課は、工房へ向かう道中で飼われているヤギを観察することなんだとか! 繊細な作品たちの中には、思い思いに生きるヤギの姿から得た発想も込められているのかもしれません。
https://www.satokopo.com/