【TAKAHASHI AYACOプロフィール】
写真学科卒業という、少し変わった経歴を持つ絵描きのTAKAHASHI AYACOさん。まるでカメラのファインダーから覗いたかのように、印象的なワンシーンを切り取ったイラストを描いている。そのアイディアの源は、耳に入ってきた会話や街中にある看板、流れている音楽の歌詞など、“ことば”によるところが多いそう。「シャッターを切る」ように、書き留められた膨大なスケッチから、絵に落とし込んでいくのだ。そうして生まれた作品は、在りし日々のような懐かしさと、まだ見ぬ近未来のような目新しさを見る人に与える。この不思議で幻想的な絵の世界へ飛び込んだが最後、もう戻れなくなってしまうかもしれない。
http://takahashiayaco.tumblr.com/
Chappo
【Chappoプロフィール】
浅草橋の帽子職人の家に生まれる。当初、帽子職人を志してはいなかったが、紆余曲折し4代目となりました。初代は帽子洗いの仕事から始まり、2代、3代目も、それぞれのやり方で帽子に関わり、帽子を作り続けてきました。4代目の須田さんもまた、3代目のご両親とは違うやり方で帽子を作っているそう。「“職人”でも“作家”もない、ただ帽子を作る人でありたいと思っています」と静かに語るその姿には、深く帽子に向き合う強い信念が見えました。
https://www.chappo.co/
高旗将雄
【高旗将雄プロフィール】
愛知県生まれ、神奈川県在住のイラストレーター。ユーモアのあるほのぼのとした動物たちや道具、たべものなどのイラストは、見ている私たちをほっこりと和ませてくれる愛らしさと包容力に溢れています。高旗さんはもみじ市をはじめ、蚤の市や紙博他、手紙社イベントに毎回のように参加していただいている欠かせない存在です。紙もの、布もの、食器からアクセサリーまで、他にはないアイディアがたくさん詰まった個性豊かな作品は、新作が出るたびにいつもわくわくしてしまう魅力的なものばかり。ぜひ高旗将雄さんの世界に癒されにきてください。
Steel Factory 槇塚登
『月刊 Steel Factory 槇塚登』記事一覧
7月の「今月のマッキー」
8月の「今月のマッキー」
9月の「今月のマッキー」
10月の「今月のマッキー」
「鉄の男」槇塚登。海風で錆びたような質感の鉄作品や灯台にかける想いには、誰もがロマンを感じます。しかし作品のイメージとは裏腹に、のほほんと優しい人柄で、地元・香川では「マッキー」と呼ばれ愛されている彼。今回はそんな槇塚さんの人柄をどうしてもご紹介したく、担当自らがペンをとりました。
新作の「パドラーマドラー(仮)」を持って槇塚さんが訪れたのは……?
今年のもみじ市の目玉、コラボレーション企画! さらに槇塚さんには、「灯台ガチャガチャ」の企画もあるようで…?
灯台ガチャガチャのシークレットは、今回のテーマ「DISCOVERY」にちなんだ、宝の地図!
(作画・編集 梶みのり)
きりん屋(13日)
【きりん屋プロフィール】
自然に囲まれたのどかな町に、ひょっこりと現れる小さなお店。そう、このお店こそが、遠路はるばる時間をかけてでも、一度は訪れたいと噂されるパン屋・「きりん屋」なのだ。扉を開けると、色とりどりのドライフラワーと、レコードから流れる陽気な音楽、そして鼻腔をくすぐる焼きたてのパンの香りが。自家製の天然酵母を使用し丁寧にこねられたパンは、手に持つとズシッとした重みがありながらも、口に入れてみるともちもちとした柔らかな食感で、噛めば噛むほどに風味が増してくる。きりん屋の味を知ってしまったが最後、もう他のパンには戻れなくなるかも……?
大護慎太郎 / atelier coin
【大護慎太郎 / atelier coin】
“時そのもの”を楽しむ作品として、時計にはじまり、真鍮をメインにオブジェやアクセサリーを製作しているatelier coinの大護慎太郎さん。チッチッチと針が動く音と、小さな金槌で金属を叩く音、それらが奏でるメロディーすべてがatelier coinのつくりだす時の世界でもあります。真鍮の燻み具合や針の種類、金属の削られた跡、ひとつとして同じものが存在しない、あなただけの時計を“発見”しに来てはいかがでしょうか。
http://www.joieinfiniedesign.com
竹村聡子
【竹村聡子プロフィール】
美しい乳白の磁器と銀彩で生み出される動物たち。長野県で活動する陶芸家・竹村聡子さんが命を吹き込む作品は、いまにも動き出して物語を紡ぎ出すような、唯一無二の存在感を放ちます。手にした人の肌にすっとなじむ柔らかな質感も、その魅力の一つ。私(担当:富永)は、長野県の人形劇の歴史や、動物に込められた背景など、取材するたび新たな発見をくれる竹村さんのお話に、いつも心をときめかせています。そんな竹村さんの日課は、工房へ向かう道中で飼われているヤギを観察することなんだとか! 繊細な作品たちの中には、思い思いに生きるヤギの姿から得た発想も込められているのかもしれません。
https://www.satokopo.com/
koha(13日)
【kohaプロフィール】
愛知県豊田市にある自家製酵母パンのお店。自宅の敷地内に構えたお店でひとり切り盛りする店主・安田有里さんが深夜から仕込むパンの数々は、お昼過ぎには完売状態。自家製酵母はレーズンを基本に、いろいろな季節の果物や穀物、地元産のものを使って日々育てています。強力粉北海道産、薄力粉は地元豊田市産、砂糖は粗糖、塩は沖縄産など、できる限り国産、地元のものを材料にした極上のパン。素朴なテーブルパンも少しトーストして口に入れると、はっきり味わいの深さが感じられました。2回目のもみじ市に向けて、店舗もブースもさらにパワーアップ!
http://koha-omise.tumblr.com/
admi
【admiプロフィール】
デザイナー・堀千春主宰のテキスタイルブランド。多摩美術大学卒業後、訪れたインドで「木版プリント」の技法と出会う。まさに“職人技”とも言えるほど繊細で力強い手仕事に胸を打たれ、2008年に木版プリントのブランドを立ち上げる。堀さんの生み出した素朴で愛嬌のあるモチーフが、職人たちによって形取られ色付く工程は圧巻としか言いようがない。ブランド発足10周年を迎える今年のもみじ市では、admiの集大成ともいえるほどたくさんの花々が河川敷に咲き誇る。
http://admi.jp/index.html
イイダ傘店
【イイダ傘店プロフィール】
東京・吉祥寺にアトリエを構え、オーダー販売のみで傘作りを行うクリエイティブ集団。デザイナー・イイダヨシヒサが描いた模様が、生地に落とし込まれ、一本の傘になっていく工程には、多くの人が携わっており、その繊細で緻密で誠実な仕事ぶりからは、作り手の傘にかける熱い想いを感じることができる。活動の幅は、傘だけに留まらず、ポーチやリュックサック、紙雑貨など、多方面で圧倒的な存在感を放つ。
http://iida-kasaten.jp/