もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:TEXTILE

イイダ傘店

【イイダ傘店プロフィール】
オーダーメイドで、布地から傘を仕立てる傘屋・イイダ傘店。デザイナーのイイダヨシヒサさんの水彩画から生まれるテキスタイルは、季節の花々、身近な食べ物など、ときに上品で、ときに遊び心たっぷり。傘を作る全ての工程を、スタッフ全員が手仕事で行うイイダ傘店。あなたのためだけに作られた1本の傘を手にすれば、雨でも晴れでも、どんな空模様の日も、傘を手にお出かけしたくなるに違い有りません。
http://iida-kasaten.jp/

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

いもの道具 みちくさ

【いもの道具 みちくさプロフィール】
「いもの道具 みちくさ」は、2002年に活動を開始した、三枝一将さんと巽水幸さんご夫婦によるユニットです。茨城県取手市にアトリエを構え、青銅の蝋型による花入れやオブジェなどの鋳物作品を制作。緑青の微妙な色の変化を操って造られる代表的な花入れのシリーズは、絵のように佇む扁平なシルエットが美しく、奥行きの短い窓辺に飾って楽しむこともできます。鋳物の豊かな質感を、暮らしの中でより身近に感じてもらえるように考え抜かれた作品は、おふたりの想いの結晶です。屋外イベントで見られる貴重な機会をお見逃しなく。
https://imonomichikusa.jimdo.com/

【いもの道具 みちくさの年表・YEARS】

【いもの道具 みちくさインタビュー】

「おじゃまします」ふと顔をあげると、そこには数々の鋳物作品が。玄関には鋳物の表札が掲げられ、テーブルには鋳物の花入れがありました。今までの鋳物のイメージを180度変えてくれるような、「いもの道具 みちくさ」の暮らしに溶け込む作品の数々。作品が生まれた背景や、そこに注ぐ三枝一将さんと巽水幸さんご夫婦の想いを、担当・永井が伺ってきました。

現代美術から生活工芸としての鋳物へ

ーーー「いもの道具 みちくさ」として活動する前は、それぞれまったく別の活動をしていたのですか?
水幸:一将とは、大学の鋳金研究室で一緒だったのですが、それぞれまったく別の世界観を持って過ごしました。当然ながらこの頃は、結婚して一緒に活動するなんて思ってもいなかったですし、当時私たちの周りではユニットで活動するということもあまり前例がありませんでした。

ーーーそうだったんですね。鋳金を学んだ大学時代はどんな毎日でしたか?
水幸:今は電気炉もありますが、当時はそれも無かったので、私たちは毎回みんなで地面を平らにならすことから始め、ブロックを積んで、瓦を乗せて、屋根を作って、窯を立てていました。大きな鋳型を作る時や窯立て、吹き(鋳込み)はみんなで手伝いあいながら作る環境で、共同作業も勉強の一環でした。型によっては薪をくべて温度計を見ながら徹夜で焚くこともありましたよ。

ーーー徹夜! 夜通しの作業するなんて、本当に体力勝負の毎日ですね。
水幸:はい。でも土まみれで制作したこの日々は、自然と自分の中にいろいろな感覚を残してくれたと思います。

ーーーみちくさを始める前は、今と同じような作品が多いですか?
一将:お互い、今みちくさで作っているようなものは作っていませんでした。僕は、鋳造のオブジェを配置するインスタレーションのようなことをしていましたし、発表の場は現代美術のギャラリーでした。

水幸:私は原型を作る素材として“蝋”を扱うことが好きで、大きな作品を作っていました。様々な想いを形として表現するのはオブジェのような立体の作品で、“使えるもの”ではなかったですね。作品を暮らしと結びつけて考えることは、このときは難しいことでした。

ーーー今の作風とは2人とも全然ちがったのですね。
一将:そうですね。今でもお互いの個人としての表現活動は大切にしています。みちくさは、もうひとつ別の視点で、2人でこそできる表現でしょうか。

ーーー生活工芸にあまり結びつきにくい鋳物ですが、生活工芸としての鋳物を作り始めようとなったきっかけはありましたか?
水幸:結婚して2人で稲城市の古家に住み始めたときですね。2人の趣味だった骨董市巡りで食器や家具を揃え始めたんですが、そのうちに自分たちの作品がその空間の中で、すごく調和しているように感じたんです。その頃から「暮らしの中に、もっと身近に鋳物が取り入れられるんじゃないか」と思いました。

ーーー稲城市の古家はどんなお家だったんですか?
水幸:実は、雑誌に掲載されていて……(笑)。

『季刊チルチンびと 41号』(風土社)

ーーーわあ!素敵なお家。
一将:アトリエ兼住宅として、自分たちで改装した家なんです。初めは家の土台を持ち上げて改装するほどの古家で本当に大変でしたよ。でも、アトリエとして作る場所も欲しかったので。なんでも実験ができるような家でした。こう置いたらかわいいなとか、本当にいろいろ試せるお家だったんです。そういう実験のなかで、今メインで制作している花入れの扁平な形も見つけました。

ーーー稲城の家での暮らしから、みちくさが誕生したのですね。「いもの道具 みちくさ」の名前の由来は?
水幸:そこらへんに生えている道端の草でも、猫じゃらしでも、1本挿すだけで様になるものが作りたいと思ったんです。

一将:自分の制作とは一線を引いて、気を負わずに、ぐっとラフに制作できる場となるようにっていう思いもあります。なんていうか、もう1本自由なところ、気楽にのびのびと作れる場でありたかった。

ーーー素敵な由来ですね。みちくさの作品として生活工芸を扱うようになったのには、どんな思いが?
水幸:私達が思う鋳物の魅力は、ずっしりと重く、表情や色合いが複雑で、金属なのに温かみがあることです。鋳物の豊かな質感をより多くの人に感じて欲しいと思って、暮らしの中で使えるものを作りたいという考えにいたりました。

“みちくさ”らしさ

ーーー2人で活動にするようになって、仕事の分け方はどうされているんですか?
水幸:「2人でどう作業を分担して作っているの」ってみんなによく聞かれるんですけど、分業ではなく本当に混ぜこぜで作っているんです。

一将:そう、混ぜこぜでいいから、みちくさらしいものが作れればいいなと思っています。

水幸:例えばですけど、私が「取っ手の形がうまくピンとこない」と相談して、そこらへんに置いておくと、いつのまにかそこに一将が取っ手をつけてくれていたり。

ーーーすごい、自分の知らぬ間にいい感じについているなんて魔法みたいですね(笑)。1人じゃうまくいかないことも、もう1人いることで完成するってすごくいい関係。
一将:ユニットとして作品を制作して、イメージやクオリティを共有するということは新しい試みでしたが、うまくやってこれていますね。結婚して、みちくさを始めたことは、お互いにとって転機でした。

ーーーちなみに揉めたりはしないんですか?
一将:全然しますよ(笑)。お互い全然ちがうタイプなので。

水幸:一将は丁寧で繊細なタイプ。私はざーっと勢いよくいきたいタイプなんです。

ーーーそうなんですね。でも、お互いちがうタイプだからこそ補い合えそう。みちくさの作品作りで大事にしていることはなんですか?
水幸:まずシルエットですね。シルエットを重要視しているから、蝋板をドローイングするように切り抜いて形を作っています。

蝋板から切り出して形成された状態のもの

ーーーたしかに、この花入れもシルエットが美しいです。
水幸:数ミリちがうだけで結構イメージが変わるんですよ。

ーーー納得のいく作品ができるまで、とても時間がかかりそうですね。
水幸:デザインをちゃんと決めて、型で蝋を抜いて、量産できるようにすれば時間もここまでかからずに作れるんだろうけど、なんでなんだろう……(笑)。量産しようとは思わないんですよね。
一将:やっぱり作ることがただの作業になるのはつまらないからじゃないかな? 原型がなく、その場その場で1点ずつ造形することで、全てが違うニュアンスになるのが、やっぱり作っていて楽しいんだと思います。

ーーー鋳物の味わい深い表情や、この綺麗な色はどうやってだしているのですか?
一将:この独特の表情は蝋の表面を熱で溶かしたり、荒らしたりして引き出すんです。色は、基本的には「ブロンズを温めながら刷毛で薬品をつける→乾かす→水拭きをする」ということを何度も繰り返してつけていきます。ブロンズは銅が主成分の合金なので、表面を薬品で酸化させて銅の錆である緑青へ反応させるんです。でもその反応の仕方は環境によって様々で、とってもデリケート。

水幸:どこで終わりにするかという判断もすごく難しいんですよ。思いがけず綺麗な色が初めから出る場合もあれば、何日もかけて塗り重ねていくこともあります。時には完成したと思っても、納得いかず全部最初からやり直すこともあるんです。

一将:個展へ持って行って、1日中見ているとちがうな〜って思えてくることもあるもんね。

水幸:そうなんです。そういうときは、持って帰ってきてから色直しをすることもあります。

ーーーこれ以上やめておくか、もうひと塗りするか、すごく迷いそう。
水幸:止めぎわが本当に難しいんです……。でも夢中になりますよ! やり過ぎたら元に戻れないので、迷ったときにはいったん放っておきます。みちくさの緑青は、形、表情、色合いがいい感じに調和するまで、なるべく時間をかけて眺めながら色つけすることを基本にしているんです。

ーーー眺めてみて、「これだ!」って思えたときは、すごく愛着も湧きそうです。
水幸:そうですね。それともうひとつ、着色の大事な要素があるんです。

ーーーどんなことですか?
水幸:季節や天気、日中と夜間の気温差などの色をつけるときの環境です。これらは美しい色を出してくれるきっかけになります。快晴の日に太陽の光をブロンズに当てながら色をつけてみたり、逆に冬で陽の光が弱いところでやってみたり。雨で湿気が多い日と空気が乾燥している日を比べても、緑青の色合いには反応のちがいがあって、少しずつちがう色合いに変化していきます。

ーーー自然が作りだす色味なんですね。
水幸:はい。なので、全く同じものっていうのは作れないんです。でもこれが魅力で、みちくさの一番の特徴でもあると思っています。

ーーーお話を聞いて、この微妙な色のちがいにますます魅力を感じました!

イタリア研修

ーーーイタリアに行ったのは何かきっかけがあったのですか?
一将:文化庁から渡航費と滞在費の支援を受けて研修できる、海外派遣制度に応募したんです。その制度を受けて、1年間、水幸とイタリアで暮らしました。イタリアはブロンズの彫刻の巨匠が何人もいる、鋳造のメッカのひとつでした。カッラーラは大理石の産地で、作品を制作しながら、現地の鋳造工房を訪ねて調査・研究の毎日です。本当に夢のような1年間でした。

ーーーイタリアでの生活はどうでしたか?
一将:時間を超えた多くの美しい物を観ることができました。フレスコ画には圧倒されましたね。

水幸:古い教会に入れば、必ずフレスコ画や装飾彫刻があるんです。有名な人のものではない、名もなき作家のものでも、暗い中で目を凝らして眺める時間が、ただただ楽しくて見るたび感動していました。

ーーーイタリアで経験したことや見たものは、これからの作品づくりにも影響しそうですか?
一将:今はまだないですが、これからみちくさの作品にも影響が出てくると思います。いつまでも眺めていられるような世界観のあるもの、印象深い存在感を作りたいです。

水幸:教会の鐘のレリーフとか、すごく可愛くて素敵だったんだけど、作品に落とし込めるほどまだ消化しきれてないのが現状です。こてこてになっちゃうから、みちくさの作品にはなかなか盛り込めないんですよね。みちくさの作品じゃなく、自分の作品だったら影響されている部分があるかもしれないけど。何かこれからの制作活動でうまく盛り込めていけたらいいなと思います。

ーーー今新たに挑戦していることはありますか?
水幸:表札や鋳物の文字のオーダーを受け付けようかなと思っています。今、「手紙社」って文字も切り出してみたところでした。

ーーー素敵ですね!
水幸:鋳物なので色が変わることもあるんですけど、その自然な色の変化を楽しんでくれているお客さまもいます。お店の看板や家の表札として、鋳物を生活に取り入れてくれたら嬉しいです。もみじ市にも見本をお持ちしますね!

ーーーもみじ市に来る方に向けてメッセージがあれば、お願いします!
水幸:ブロンズの鋳物を実際に手に持って、重みを感じながら色合いや肌合いを感じていただければと思います。写真や画像ではわからない、そのものに触れていただける機会を楽しみにしています!

《インタビューを終えて》
私もそうであったように、普段鋳物に触れる機会がなかった人にこそ触れてほしい「いもの道具 みちくさ」の作品。手にとって初めて感じる、ずっしりっとした鋳物の重みや、その日の天気、庭のアトリエに差し込む太陽の光の具合によって変化する色合いは、まるで生きているかのよう。ひとつとして同じものがない鋳物との出会いに、きっと特別な感情も湧いてくるはず。眺めるだけで美しい“作品”であり、暮らしに彩りを添える“道具”という言葉もしっくりくる、みちくさの鋳物を、ぜひ手にとってご覧いただきたいです。

(手紙社 永井里実)

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ライブ

Dear Scots!

John John Festivalのjohn*さんとトシバウロンさんに強力な助っ人が加わって、今年のもみじ市のために誕生した特別ユニット! 弦楽器と打楽器で奏でるトラッドミュージック。もしかしたら、歴史的な瞬間に立ち会えるのかもしれません。

Dear Scots! ライブ 10月14日(月・祝)12:40〜/神代団地ステージにて

【Dear Scots!・トシバウロンさんに聞きました】
今年のもみじ市のテーマは「YEARS」ですが、これまでで印象に残っている年は?

思い出すのは2011年でしょうか。震災のあった年でしたね。快晴の日でした。

来場するみなさんへ一言お願いします!

お財布パンパンにして遊びに来てください。

【Dear Scots!】
http://tokyoirishcompany.com/

アイリッシュだけじゃない! 美しい旋律、そして独特のうねりとノリのスコティッシュミュージック。そしてスコットランドの移民が伝え発展させたカナディアンミュージックを中心にお届けする、もみじ市のために特別編成されたグループ。

もみじ市でお馴染みのJohn John Festivalからは、john*(fiddle)とトシバウロン(bodhran)が参加。弾いて踊れるムードメーカー奥貫史子(fiddle)。多彩なコードワークとアレンジに定評がある梅田千晶(harp)。以上4名がスコティッシュ愛いっぱいに演奏します。

john* : fiddle, vocal
奥貫史子 : fiddle, dance
梅田千晶 : harp
トシバウロン : bodhran

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ライブ

栗コーダーカルテット

河川敷にリコーダーの音が聞こえてきたら、もうあなたはステージに吸い寄せられているはず。ユーモアたっぷりのステージは、大人も子どもも虜にしてしまいます。“あの”フレーズをお聴き逃しなく!

栗コーダーカルテットライブ 10月14日(月・祝)11:30〜/神代団地ステージにて

【栗コーダーカルテットのみなさんに聞きました】
今年のもみじ市のテーマは「YEARS」ですが、これまでで印象に残っている年は?

1969年
Once Upon a Time in Hollywoodの頃。今年50周年のイベントの数々にびっくり。(川口)

2014年
娘の生まれた年なので。バンドの結成20周年の年でもありました。(栗原)

2001年
21世紀になった時、こんなものですかいと思った。(関島)

来場するみなさんへ一言お願いします!

栗コーダーカルテットは結成以来いろいろな場所で演奏していますが、中でも多摩川河川敷はベストマッチかと思います。秋の空の下、おいしいフードなど食べながらのんびり聴いてください!

【栗コーダーカルテット】
http://www.kuricorder.com/

栗原正己:リコーダー、ピアニカ、アンデス他
川口義之:リコーダー、パーカッション、サックス、ウクレレ他
関島岳郎:リコーダー、テューバ、口琴他

タバティ(予定):ギター、ウクレレ、リコーダー

1994年結成。NHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」や、通称「やる気のないダースベイダーのテーマ」などでもお馴染みのインストゥルメンタル・バンド。映画、テレビ、舞台、CMへの楽曲提供を含め、参加CDは100を超える。2014年に20周年コンサートを渋谷公会堂にて開催。2015年より3人編成に移行。ギターやリコーダーに多彩なゲストミュージシャンを迎え、またボーカリストとの共演を行うなど、よりフレキシブルに活動中。近年は国内外で多くの公演を行い、2015年から3年間にわたって「栗コーダー&フレンズ」として東南アジア5カ国との文化交流プロジェクトを展開。0歳からシルバー世代までが集うファミリーコンサートやロックフェスティバル、クラシックイベントなど多方面に出演し、あらゆる層から歓迎されている。最近の仕事としては舞台「江戸は燃えているか」(作・演出 三谷幸喜)の音楽、NHKみんなのうた「花さかニャンコ」(谷山浩子)の編曲・演奏などがある。9月25日にはNHKで録音した楽曲を集めたカバーアルバム「ON AIR NHK RECORDINGS」を発売。

今回はビューティフルハミングバードのギタリストのタバティを迎えた4人で演奏する予定。

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ライブ

tico moon

この2人の奏でる音に乗って現れるのは、もみじ市のありとあらゆる情景。tico moonの演奏でフィナーレを迎えること、それは何にも代え難い幸せな時間。最後までたっぷりとtico moonの世界に浸ってください!

tico moonライブ 10月14日(月・祝)13:40〜/神代団地ステージにて

【tico moon・影山敏彦さんに聞きました】
今年のもみじ市のテーマは「YEARS」ですが、これまでで印象に残っている年は?

何と言っても2006年、森のテラスで開催された第1回もみじ市の印象は忘れられません!

会場に到着して、とても素敵な作家の皆様が集まっているのはわかったのですが、この様なイベントに参加するのは初めてで、最初はどんな感じになるのか全然想像できませんでした。でも会場の周りにみるみるうちにお客様が溢れて、作家さん達がつくる物に目を輝かせているのを間近にして、何か凄い事が起こっている! と感じたことを今でも覚えています。

来場するみなさんへ一言お願いします!

毎年この時期、もみじ市に出店される方、そしてもみじ市にいらっしゃる皆様と会えることが本当に楽しみです。ぜひ気持ちの良い時間をご一緒に!

【tico moon(ティコムーン)】
http://www.ticomoon.com/

吉野 友加 ハープ
影山 敏彦 ギター

2001年7月、ハープ奏者/吉野友加と、ギター奏者/影山敏彦によって結成されたデュオユニット。ハープとアコースティックギターという、他ではあまり聴く事の出来ない温かく透明感のある演奏や楽曲には定評があり、全国各地のカフェやギャラリー等でコンスタントに演奏活動を行っている。

2003年10月、333DISCSからファーストアルバム「lento」をリリース。その後、オリジナルアルバム、クリスマスアルバム、ライブアルバム等の作品を発表し続けている。

2009年には映像制作チームSOVAT THEATERによるストップモーションアニメーション『電信柱エレミの恋』(第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞、第64回毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞)の音楽を全編担当。また他のミュージシャンからの信頼も厚く、遊佐未森、空気公団、おおはた雄一、湯川潮音、アン・サリー、谷山浩子、新居昭乃等、数多くのレコーディングやコンサートに参加している。

2017年9月、初めてのベストアルバム「Beautiful Days」をリリース。
2018年11月、吉野友加のハープアルバム「Love’s Young Dream」をリリース。

Discography
tico moon
「lento」(333DISCS) 2003年10月
「silent sea」(333DISCS) 2004年10月
「Christmas album」(333DISCS) 2005年11月
「Live at くるみの木」(333DISCS) 2006年3月
「Raspberry」(333DISCS) 2008年7月
「電信柱エレミの恋オリジナルサウンドトラック」(333DISCS) 2009年11月(iTunes配信限定)
「Daydream Garden」(333DISCS) 2011年5月
「はじまりの鐘」(333DISCS) 2013年11月
「Arietta」(333DISCS) 2016年9月
「Beautiful Days」(333DISCS) 2017年9月
吉野友加
「Love’s Young Dream」(333DISCS) 2018年11月

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:FOOD

成城・城田工房

【成城・城田工房プロフィール】
もみじ市当日、初秋の河川敷に咲き乱れる花と見紛うばかりにそこかしこにあふれる渦巻き状のソーセージ、その名も“うずまきちゃん”。狛江が誇る自家製パストラミの名店「成城・城田工房」が確かな技術と最高の素材でていねいに創り上げたそれは、見た目の華やかさとは裏腹に、じつに寡黙で誠実で、だからこそギミックなしにおいしくて。「おいしいは正義」とは誰が嘯いたか、だがこの圧倒的なまでのおいしさへの勤勉さの前に、どこか真を射抜いているようにすら思える。そしてそれは決してどこにでもあるおいしさ、ではない。あたりまえに咲く花などないように。
http://seijohamu.com

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:OYATSU

WOLD PASTRIES


【WOLD PASTRIESプロフィール】
甘いものは好きだけど、甘すぎるものは苦手な私。そんな私が共感できる焼き菓子屋と出逢った。WOLD PASTRIESの主宰・鰤岡和子さんは、なんと甘いものが苦手なのだとか! 最初聞いた時は信じられなかったが、鰤岡さんの焼いたお菓子を食べると納得する。口に入れた瞬間広がる甘みにクドさはなく、なんとも自然な味わい。紅茶? いいえ、ぜひワインに合わせて食べてほしい。焼菓子の概念を覆すWOLD PASTRIESの焼き菓子をご賞味あれ。
Instagram:@wold pastries

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:ILLUST&DESIGN

イシイリョウコ

【イシイリョウコ プロフィール】
どこかミステリアスな雰囲気を持つ作品を手掛けるのは、人形作家でありイラストレーターのイシイリョウコさん。物語の中から飛び出してきたような手縫の人形は、何かを語りかけてくるように私たちのことを見つめています。一つひとつ手で彩られた鮮やかな色の作品に出会えば、きっとその世界に吸い込まれるように惹かれてしまうはず。イシイさんしか生み出すことができない一点ものの作品を迎えて、あなたと相棒の新しい物語を紡いでみてはいかがでしょうか?
https://hibi-no-rakugaki.blogspot.com

【イシイリョウコの年表・YEARS】

【イシイリョウコさんインタビュー】
イラストレーター・人形作家として活躍する、イシイリョウコさん。独特の雰囲気を持つ作品たちは、どのように生み出されているのでしょうか。担当の富永琴美がお話を伺いました。

人形制作のはじまり

ーーー人形の制作は、いつ頃からはじめたのでしょうか?
イシイ:人形は大学を卒業してから作りはじめました。卒業のタイミングで展示をやることが決まっていて、そこで絵だけではなく、手に持てるものや立体ができたらいいなあと考えていたんです。その時たまたま目についたのが布で、「布に絵を描いて立体にしてみよう!」と思いついたのがきっかけですね。

ーーーいきなり人形を作るのは、とてもハードルが高そうですね。
イシイ:作り方もよくわからないまま、手縫いでなんとなくチクチク作って、カーブのところに切り込みを入れることも知らなかったので、「なんでこんなところにシワがあるんだろう」と思っていました。最終的に、かなりギュッとした人形ができて面白かったです(笑)。でも「とても良いものができた!」と感じて、ギャラリーの人に恐る恐る展示しても良いか聞いてみたら気に入っていただけて、とても勇気が出たんです。そこからずっと作り続けています。そのあとの転機といえば、もみじ市に出店したことくらいかなと思います。

ーーーもみじ市には2007年に初めて出店されたんですね。
イシイ:初めて参加したのは、2日間開催のうち台風で1日が潰れてしまったときのもみじ市でした。

ーーーはじめてのもみじ市は、いかがでしたか?
イシイ:はじめはやっぱり、人の多さに驚きましたね。「こんなにすごいイベントがあるんだ」って。大げさかもしれませんが、駅から会場まで数百メートルもお客さんが並んでいたような気がします。もみじ市は、私の作品を初めて見るという方がとても多いので、いろんな反応を感じられて嬉しいです。最近のもみじ市は、外国の方が多いですね。

ーーー年表には、2003年ごろから雑誌に取り上げてもらうようになったとありますが、何かきっかけはあったのでしょうか。
イシイ:イベント出店をちょっとずつ重ねていくうちに、わたしの作品を面白がってくれる人が増えていきました。雑誌に紹介されて少しずつ知られるようになってからは、展示会に来てくださる方も増えてきて、今につながっていると思います。

ーーー昔から積極的にイベント出店をされていたのですね!
イシイ:インターネットもそこまで普及していない時代で、自分で積極的に売り込みに行かなければいけなかったのですが、怖くてできなかったんです。何か作品に対してマイナスなことを言われたら、絶対に心が折れてしまうなと思って(笑)。なるべくたくさんの人に見ていただける機会を持つようにしていました。

ーーー今年のもみじ市は、“YEARS”というテーマですが、出店に向けてなにか考えていることはありますか?
イシイ:そうですね、何かはやりたいなと思っているのですが結構難しいテーマですよね。私の作品は基本全部1点ものなんですけど、過去に作って面白かったものを振り返って作ってみるのも良いかもしれませんね。今あんまり作ってないもの、なんだろう……。

ーーー人形の形は作り始めた当初から変わっていないのでしょうか。
イシイ:やっぱり少しずつですが上達はしてくるので、どんどん複雑な形が作れるようにはなっています(笑)。昔は本当にシンプルでした。全部ズトーンって直線で。当時の作品をもう一度作ってみても良いかもしれませんね! 例えば、年を重ねて作れるようになった複雑な形状の人形と、昔のシンプルな形のものを組み合わせても面白いかも。

誰にも真似されないものを作りたい

ーーーイシイさんの作品は、どれもどこかミステリアスな雰囲気があるように感じます。無類のホラー映画好きと伺ったのですが、何かその影響はあるのでしょうか。
イシイ:要素としては混じっていると思うんですけど、前面には出さないようにしています。可愛過ぎず、怖過ぎずの間ぐらいが好きなんです。それは最初から変わりません。

ーーー人形のアンニュイな表情が、どの作品もとても印象的ですよね。
イシイ:自分の中ではそんなにアンニュイだと思っていないんです。イメージとしては「強さ」。女の子の表情を強い感じに見せたい。あとは、手にした人が見るときの気持ちによって、ちょっと違う表情に見えるものにしたいと思っています。

ーーー表情を描くときに気をつけていることがあれば、ぜひ教えてください。
イシイ:例えば、すごい笑顔とか泣き顔にしてしまうと、その感情しか見えない気がするんです。わかりやすい表情にならないように気をつけています。

ーーーイシイさんの作品は、どちらかというと夜のイメージがありますが、どんな環境で作品を作られているのでしょうか。
イシイ:制作するのは夜がほとんどで、朝まで絵を描いてることもよくあります。そこから寝て朝の11時くらいに起きて。昼夜逆転しちゃっています。そろそろ改めたいと思っています。

ーーーこれまでに、絵や人形以外の作品を作ろうと思ったことはありますか?
イシイ:カバンを作ってみようと思ったことがあるんですけど、うちにミシンがないので本を読みながら手縫いでやってみたら、すごく長〜い取手のついたランチョンマットができてしまいました(笑)。人には向き不向きがあることがよくわかりました(笑)。

ーーー作品制作にあたり、どのようなことを大切にしているのでしょうか。
イシイ:「自分にしか作れないものを作ろう」っていつも思っています。全て1点ものにしているのも、そういった気持ちからかもしれません。自分が持っているのが“世界にひとつしかない”と思える喜びって大きいと思うので、そういうのを大事にしたいです。売れるからといって、同じものをたくさん作るのはやめようと思っています。作っていて飽きるというのもあるんですけどね(笑)。

ーーー全て1点ものということは、常に新作を作り続けるということですよね。本当にすごいと思います。
イシイ:やっぱり新しいものを生み出すのは難しいです。だから、いつも何か良いモチーフはないかと考えています。目についたもので面白そうなものを、「これは人形になりそうだな」って。職業病ですね(笑)。常に新しいものを見つけなきゃって考えています。作ろうと思ったその場でアイディアを出そうとしても浮かぶものではなくて、常日頃から考えているからこそなのかなって。実際に作る作業は、やりきるだけの根性さえあれば良いので、そんなに難しくはないんです。

時には陶器の作品を作ることも

一対一の仕事を大切にしたい

ーーー年表の最後に「一周回って絵を描く楽しさに気がつく」とありますが、こちらについてお話を聞かせてください。
イシイ:20代後半からわりと間延びするというか「このままじゃいけない気がする」という感じで、もやもやとした気持ちが生まれたんですね。そのもやもやを抱えながら日々を過ごしていたら、何かをしたわけではありませんが、急に「あ、絵が楽しい」って気づいたんです(笑)。今までも好きだったけれど、本当の意味での楽しさには達してなかったんだなって改めて思いました。そこから絵を描くのが楽しくなって。

イシイさんの世界観が凝縮された作品の数々

ーーー印象に残っている絵のお仕事はありますか?
イシイ:ある理由があってご依頼をいただいて描いた作品があったのですが、出来上がった絵をお届けしたら、とても喜んでいただいて。そのときに絵を描いてきてよかったなと幸せを感じたんです。だれかのことを、一生懸命に考えながら絵を描く時間も幸せで。「こういう制作を大切にしたい」と思いました。

《インタビューを終えて》
「手にした人のその時の気持ちによって、違う表情をみせる作品にしたい」そんな思いが込められた人形たち。その瞳に見つめられると、自分の心の奥にしまい込んでいた気持ちを見透かされているような、不思議な感覚に包まれます。イシイさんが作り上げる特別な空間に足を踏み入れれば、きっとあなたも、世界でたったひとつしかない自分だけの“友達”に出会えるはず。河川敷に並ぶ唯一無二の作品たちを、どうぞ間近でご覧ください。

(手紙社 富永琴美)

【もみじ市当日の、イシイリョウコさんのブースイメージはこちら!】

テントにさげて看板(目印)にしようと思っている出来立てほやほやの大きな三日月の人形作品です。

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

緒方伶香

【緒方伶香プロフィール】
Wool,Textile and Drawing Work
美大で染織を学んだのち、テキスタイルデザイナーを経て、現在は羊毛を使ったワークショップを中心に、書籍も出版。イラストやテキスタイルデザインも手がけ、幅広く活動している。もみじ市や布博で人気の、羊毛で動物(絶滅危惧種)を作るニードルフェルトのワークショップでは、もこもこの羊毛をちくちくと刺していくうちに、むくむくと愛情が沸いてきて、完成した頃にはすっかり羊毛の虜になってしまう。今回は、いつもの動物作りに加え、新刊『きほんの糸紡ぎ』(誠文堂新光社)の発売にに合わせ、コマのような小さな紡ぎ車、スピンドルを使った糸紡ぎも体験できるそう。ますます高まるWOOLの可能性から、目が離せません。
http://hopetosa.com/
Instagram:@reko_1969

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

KIYATA

【KIYATAプロフィール】
KIYATA(キヤタ)はスリランカの言葉、シンハラ語でノコギリの意。
スリランカに所縁のあった若野忍、由佳夫妻が2008年に立ち上げた木工ユニット・KIYATAは、

森の奥深く 人間以外の者達が
来る者をもてなしてくれている場所
そこにあるものは……

そんな物語を背景に、生活にちょっとしたファンタジーをプラスする生き物をモチーフとしたインテリアを制作し、国内外問わず多くのファンに愛されています。

冬の風物詩のごとく毎年年末に開催される「手紙舎 2nd STORY」での個展「KIYATA国物語」は、事前受付入場を行うほどに大盛況。6年目となる今年は2019年11月27日(水)〜12月8日(日)の開催です。そのひと足先に行われる今回のもみじ市では、河川敷という屋外を舞台に、木から生まれた動物たちがのびのびと呼吸する姿も必見です。

http://www.kiyata.net
Instagram:@kiyataforest
Facebook:https://www.facebook.com/arts.crafts.kiyata/

2019/10/13追記)
<10月14日のもみじ市 in 神代団地 販売方法に関しまして>
10時の開場時にKIYATAブースにお並びになったお客様にクジを引いていただき順番を決めさせていただきます。
*木彫作品がなくなり次第、番号順のご案内は終了いたします。

<出品作品について>
もみじ市では木彫作品は少量になります。おもにプロダクト作品が中心の販売になります。
抽選にお越しいただいた方も木彫作品が売り切れの場合がございますのでご容赦ください。
*もみじ市では受注はお受けいたしません。

木彫作品 *12、13日両日に分けて販売いたします。
ムササビランプ(節ありなどB品含む)、ナマケモノランプ、ウサギ置時計、バスケット各種、キャニスター各種、手鏡、その他

プロダクト作品
金属アクセサリー、刻印ブローチ、マスキングテープ、グラス、スタンプなど
動物箸置きガチャガチャ

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