もみじ市 in mado cafe,出店者紹介,ジャンル:FOOD

mado cafe


【mado cafeプロフィール】
「このカフェに行けば、絶対に美味しい幸せを感じられる」。私(担当:富永)がそんな言葉を添えて知人におすすめしているのが、愛知県岡崎市にある「mado cafe」です。柴田真史さん・友香さんが生み出す洗練された空間と絶品メニューの数々が、これまでたくさんの人を虜にしてきました。素材の味をしっかりと楽しめるフードメニューはもちろん、他とはひと味もふた味も違うあま〜いおやつも見逃せません。一口食べれば心が踊る最高の一品を、もみじ市の冒険で味わってみてくださいね。
http://madocafe.jp
Instagram:@madocafe_

【mado cafeの年表・YEARS】

【mado cafe・柴田真史さん、友香さんインタビュー】
愛知県を代表する喫茶店といえばこのお店。今年で11周年を迎えた「mado cafe」の歩みはどのようなものだったのでしょうか。もみじ市の元気印でもある柴田真史さん、友香さんご夫妻に、担当の富永琴美がお話を伺いました。

ふたりの思いが詰まった「mado cafe」

ーーーおふたりの出会いはどのようなきっかけだったのですか?
真史:ふたりとも、同じカフェに入社して一緒に働いていたんです。お互いカフェ巡りが趣味だったことをきっかけに、お付き合いが始まりました。

ーーー年表では、お付き合いをはじめてから2年後にはお店を出す決心をされたとありますが、すごいスピード感ですね!
真史:たまたま僕の実家のとなりに畑があって、そこの土地を使ってみないかという話が来たんです。お互いに「飲食店がやりたい」と思っていたので、即決でした。 22〜23歳くらいの頃に決めて、2年後のオープンのときは24〜25歳くらい。若いエネルギーでしたね。
友香:考えるよりも先に「やるっ!」っていうエネルギーがありました。本能でビビっときたら実行に移しちゃう。

ーーーオープン準備の2年間はどうでしたか?
真史:設計士さんに相談して良い大工さんを教えてもらったんですが、かなり多忙な方で、実際の作業にとりかかるまでの時間がすごく長かったんです。その間に家具などを選んだりして。
友香:施工が始まってからは、私たちも一緒にペンキ塗りなんかをやらせてもらいました。

この場所からたくさんの思い出が生まれました

ーーーおふたりの思いがたくさん詰まった空間なのですね! オープン当初の反応はどうでしたか?
真史:しばらくは苦しい時期が続きました。ホームページもなく、店をはじめて告知らしい告知をしていなかったので。オープンから数ヶ月は近所の人や、通りがかりで立ち寄る方などで賑わったのですが、しばらくすると全然来なくなって。そこからなんとか1年やって、ランチで提供していた和食のご飯が人気になってきたので、それをメインにするようになりました。

ーーー2011年に「手紙社代表北島氏来店」とありますが、おふたりにとってこれはどのような出来事だったのでしょうか。
真史:事件でしたね。お店に入って来たとき、ショップカードのコーナーを物凄くじっくりと見ていて、怪しい人だなって一瞬思いました(笑)。でもウェブで北島さんのインタビューを読んだことがあったので「もしかして、手紙社の人かも!」と気づいたんです。
友香:お店の準備期間に、北島さんが編集長をされていた「自休自足」を読んで、掲載されているお店に憧れを持っていたので、とても嬉しかったです。「自分たちの世界がやっと認められたんだ!」って頑張る力が湧いて来ました。このときからグッとやる気スイッチが入ったんです。

ーーー手紙社と初めて関わったのはインベントかと思い込んでいたのですが、お店のDM制作だったんですね!
真史:北島さんがお店に来てくれたあと、「なにか手紙社さんと一緒にできたらな」と思って東京のお店まで相談しに行って、オープン3周年のDMを作ってもらいました。そのときにイベント出店のお話もして、「第1回 カフェ&ミュージックフェスティバル」に誘ってもらったんです。
友香:他の出店者も憧れのお店ばかりだったので、とても嬉しかったです。イベント当日は、お客さんや会場の空気感がとてもよくて、出られて本当によかったと思いました。

ーーーはじめてのイベント出店では、どんなメニューを出されていたんですか?
真史:時間によって内容を変えていたんです。朝は小倉トーストを出して、午後は出汁巻やおにぎりを出していました。

ーーー最近のイベントのメニューは、クレープやオムライスの印象が強いですが、和風のごはんも出されていたんですね。
真史:オープン当初から、お惣菜と野菜だけのワンプレート「マドごはん」が定番メニューで、イベントにも出していました。でも、何年か作り続けていくうちに「これしか作っていないな」と思って。なんとなく苦しくなってきたんです。
友香:「喫茶店がやりたい」という気持ちが強くて、途中でメニューをガラッと変えました。喫茶店に昔からあるようなものを、“mado cafe風”に仕上げたものを提供しています。
真史:でも実は、今年からまた「マドごはん」が復活したんです。なるべく作り手がわかる地元の野菜や果物、旬の食材を使って、季節を感じられるものを出せたらと思います。

定番のオムライス!
オープン当初のマドごはん
今年復活したマドごはん

愛知の喫茶店の星が、もみじ市へ

ーーー2013年にもみじ市初出店ということですが、当時のことは覚えていますか?
真史:初めてのもみじ市は、1日目が河川敷開催で、2日目が雨で会場を大移動した時だったんです。あれを経験したら、もうなんだってできるんじゃないかなと思います。
友香:2日目は大変すぎて記憶が飛んでるもんね(笑)。
真史:大変だったんですけど、「ついにここまで来た」っていう感動もありました。選りすぐりの出店者が集まる場所なので、全員の名前が紹介される朝礼のときに僕たちの名前が呼ばれたことがとても嬉しかったです。

ーーーもみじ市はどんなイベントだと思いますか?
友香:もみじ市は、会場の一体感みたいなものがすごくある気がします。同じものを好きな人が来て、楽しんでいる。お客さんはもちろん、出店者も楽しいんですよね。
真史:僕はお客さんが河川敷から帰っていく感じも好きです。幸せな空気に包まれた会場から帰っていくお客さんの背中を見送りながら、「今年も出店できた」という喜びを噛み締めています。

ーーー私も、河川敷からお客さんを見送る時間はとても好きです。「また来年、もみじ市で会いましょうね」って、心の中で背中に語りかけています(笑)。
友香:もみじ市は、ボランティアスタッフさんとの出会いも思い出深いです。今うちで働いている子も、ボランティアスタッフをしていたんですよ。もともと名古屋に住んでいる子で。お店にもよく来てくれていました。

ーーーそれはすごい! もみじ市はそんな出会いを生んでいたのですね。
真史:もみじ市で出会った出店者仲間もたくさん増えました。イベント後に店まで遊びに来てくれたりして、とてもいい縁を結んでもらって有難いなあと思っています。

これからも、自分たちらしく

ーーーおふたりが大切にしていることはありますか?
真史:自分たちは食事を出していますが、それ以上に “時間”を提供しているんだと思っています。料理やドリンクは、自分の時間を楽しんでもらうためのひとつのツールになるだけで。読書したり、ぼーっとしたり、おしゃべりしたり。思い思いに過ごしてもらえたらなって思っています。

ーーーお子さんが誕生してから、何か変化したことはありましたか?
真史:目線がかわりましたね。大変なこともありましが、すっごく楽しいです。
友香:疲れが飛ぶよね。子供が産まれたらイベント出店できないかなとか、仕事が制限されるかなとも思ったけど、家族の協力もあって、店も生活も楽しみながらできていると思います。

ーーー12年活動されてきて、大変だったことはありましたか?
真史:やらかしちゃうことはしょっちゅうだけど、あんまり「大変」って感じたことないかもしれないです。皆さんに支えられて、なんとか楽しくここまで来られた気がします。
友香:mado cafeが10周年のときに、1日1組スペシャルゲストを呼んで「マドとみんなでお祝い喫茶」という企画をしました。ものすごくバタバタで忙しかったのですが、毎日違う人に会うことができて本当に楽しかったです。やっている最中は大変だったかもしれないけれど、終わったら不思議と「また来年もやりたいね」と思うんですよね。

10周年企画でコラボしたみなさん

ーーーおふたりの人柄があるからこそ、たくさんの人が集まり、「みんなで楽しいことをしよう!」という空間が作れたのかもしれませんね。これまでの活動を振り返って、いかがですか?
真史: 10周年のときも思いましたが、本当に感謝しかないです。お客さんに来てもらわないと続かない商売なので、ここまでやってこれたことに心から幸せを感じます。

ーーーこれから、やってみたいことがあればぜひ教えてください!
友香:ちっちゃいことはいっぱいあります! また10周年みたいにゲストを呼ぶ企画はやりたいです。あとは、なかなか会いに行けない人に会いにいけたらいいなあ……。
真史:安定の「mado cafe」でこれからもやっていきたい! 軸がブレないように。やりたいことはとつぜん降りてくるかもしれないので、それまではできることを丁寧にしていきたいですね。

今年は柴田ケイコさんとコラボしたクレープが登場します!

《インタビューを終えて》
インタビューの最中何度も「たくさんの人に出会い、支えられてここまでこられた」と話していた真史さんと友香さん。そんなおふたりもまた、もみじ市を支えてくれるかけがえのない存在です。当日は、おなじみのメニューを持って河川敷へ! 丁寧に丁寧に作られるクレープを一口頬張れば、きっと誰もが「ああ、この味に出会えてよかった」と幸せな気持ちに包まれることでしょう。家族も増え、さらにパワーアップを重ねる「mado cafe」に、どうぞご注目ください!

(手紙社 富永琴美)

もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:TEXTILE

kata kata

【kata kataプロフィール】
ぱっちりと開いた目のトラ。一度目が合うと、ぐんと引き寄せられ、逸らすことができない。松永武と高井知絵によるユニット・kata kataが描くのは、そんな不思議な引力を持った生き物たちの姿。日本の伝統技法である、型染めや注染を用いて作られる風呂敷や手ぬぐいは、国外からの注目も集めている。もみじ市ではそんな魅力的なアイテムだけでなく、その場にいる人々を楽しませるような仕掛けを用意してくれる。過去には染めのデモンストレーションや、顔ハメ布などを開催してくれた。自身のことを「口下手」だなんて話すお二人だが、本質はユーモア溢れるエンターテイナーなのかもしれない。
http://kata-kata04.com
Instagram:@katakata.jp

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出店者紹介,ジャンル:TEXTILE

点と線模様製作所

【点と線模様製作所プロフィール】
北海道で目にする身近な自然の風景を題材に、テキスタイルを制作。デザイナー・岡理恵子さんが、「暮らしの中に馴染む布を作りたい」という思いから始めたブランドだ。岡さんの手で描かれる模様は、軽やかに、しなやかに、布の上を踊る。そして、私たちの毎日にそっと溶け込み、何気ない時間に彩りを添えてくれる。もみじ市で点と線模様製作所を担当する私、南がずっと気になっているアイテムは、ターバンのキット。美しい模様が描かれたターバンを身に付ければ、いつもよりも晴れやかで、落ち着いた気持ちで過ごせるだろうなぁ、などと思いを馳せている。
http://www.tentosen.info

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出店者紹介,ジャンル:CRAFT

中村かりん

【中村かりんプロフィール】
栃木県の益子で作陶する中村かりんさん。立体的な動物たちの愛らしい表情に、特徴的なパステルカラー、繊細で可憐な絵付け……。どこをとっても素晴らしいその作品を眺めていると、まるで恋に落ちたかのようにうっとりとした気分になってくるほど。その作風とはうってかわり(!?)、中村さんご自身はとても自然体で、話しているときの屈託のない笑顔が眩しく感じます。彼女の手から自由自在に生み出されていく器は、食卓に彩りと明るさを、そして幸せな空気までも運んできてくれるのです。
Instagram:@kkarinnnnn

【中村かりんの年表・YEARS】

【中村かりんさんインタビュー】
昨年初めて出店したもみじ市では、瞬く間に作品が売り切れてしまった中村かりんさん。絶大な人気を誇る作品が生まれる工房にお邪魔し、担当の藤枝梢がお話を伺ってきました。

始まりは陶芸体験から

ーーー中村さん、陶芸を始める前は全く別のお仕事をされていたんですよね?
中村:式場のヘアメイクのアシスタントや美容部員の仕事をしていました。その頃に友人に誘われて陶芸の体験教室に行ったんです。観光客向けのところだったので作業はほとんど先生がやってくれて、自分が手を動かすのはほんのちょっとだけでした。何回か通っているうちに、出来上がった作品を見て「え! こんなつもりじゃなかったのに……」と感じることがあり、それからもっと陶芸をやりたいと思うようになりました。

ーーー自らが思うように作りたいという考えから、陶芸の道にのめり込んでいったんですね!
中村:仕事を続けていたので週末の空いた時間を使って、陶芸教室に通い始めました。当時から陶芸家になることを目指していて、ふたつの教室を掛け持ちしていたんですが、月に3〜4回だと全然うまくならないんです。このままでは陶芸家になれないと思って、仕事を辞めることを決意しました。

ーーーかなり大きな決断ですよね……。不安はなかったんですか?
中村:不安よりもやりたい気持ちが大きかったんです。10年本気で頑張ってみて何も先が見えなかったらそこから辞めるか、また就職するかと思っていました。陶芸だけではご飯を食べていけないようだったら、そこからまた考えて働けばいいかなって(笑)。

ーーー仕事を退職されてからはどのような道に進まれたんですか?
中村:未経験者が益子で陶芸を始めるとしたら、製陶所に就職するか指導所に入るか、弟子入りの3パターンだと思うのですが自分の性格的に、製陶所で働くとなるとその作業自体を終わらせることに一生懸命になってしまい、技術の吸収が疎かになってしまう気がして。それまで仕事をしていたこともあって、2年間収入がほとんどなくても大丈夫なぐらいの貯金はあったので、しっかりと勉強ができる指導所に進みました。周囲の人の意見でも、「まず指導所に入ったらいいんじゃないか」という声が多かったのも理由の一つですね。

指導所とアルバイトでの実りある2年間

ーーー通っていた指導所はどのような場所だったんですか?
中村:1年目は轆轤(ろくろ)だけを学び、2年目に轆轤科、釉薬科、石膏科に分かれそれぞれの分野を専門的に勉強していくことになります。1年目で轆轤は教わったので、私は釉薬科に進みました。当時から最終的には独立したいという気持ちがあったので、一人で全部完結させないといけないと思っていて。この時に自分の色を作ることができたのが大きいですね。

釉薬のテストピース

ーーー中村さんの華やかな色の世界の原点になっているんですね!
中村:それと、指導所での勉強と並行しながら、夜や土日だけ3人の作家さんのところにアルバイトに行っていました。ひとりはお茶を習っていた時に一緒になった作家さん、もうひとりはそのお茶が一緒だった作家さんの紹介、最後のひとりは指導所に求人がきていた作家さんでした。積極的に探していたわけではないんですけど、ご縁があってお手伝いに行くことができて。みなさん個人で活動されている作家さんでしたけど、それぞれやり方とかも全然違っていて、「プロの作り手はこうやって仕事をしているんだ!」というのを知ることができました。技術的なところはもちろん、精神的なところでも本当にためになりました。

ーーー指導所で勉強していた内容とは違いましたか?
中村:そうですね。指導所では専門的なことばかりで内容が偏っているので、指導所と同時進行で良かったと思うところが多かったです。バイト中に作家さんが作った釉薬を「この色綺麗ですね」と言うと、調合を直接教えてくれるわけではないけれど、「銅の色だよ」とか簡単なヒントをくれるんです。そのヒントを指導所に持って帰って、先生と相談してテストしてできた色もあったりします。ひとりの作家さんに弟子入りするのも勉強にはなると思うけど、指導所に通っている状態だったので疑問に思ったことを先生に相談できるし、原料も学校に置いてあったからすぐに試すことができました。

卒業、そして独立

ーーー指導所を卒業された後は……?
中村:卒業後の進路は人によってバラバラなんですが、私はすぐに独立しました。2年目の夏ぐらいから「卒業したらどうしよう?」というのがずっと頭の中にあって、弟子入りか独立のどちらかだと思っていました。ちょうどその頃、益子以外の作家さんで弟子入りしたいと思う作家さんがいたんですけど、募集をかけていないということで断られてしまったんです。その報せを聞いたときに、がっかりというよりも安心してしまって(笑)。「私は益子にいたいし、独立したかったんだ!」って自分の気持ちを再確認したんです。

ーーー他の道が閉ざされたことで、本当の気持ちに気がついたんですね。
中村:最初の工房は、もみじ市の出店者でもある石川若彦さんの工房の近くでした。でも、半年ぐらいで今の工房に移ってきて、もうかれこれ10年近くこの工房にいますね。

ーーーこちらの工房はどういうきっかけで知ったんですか?
中村:同業者の人から紹介の電話がかかってきて、その電話をもらった次の日には下見に来ておさえました。ただ、箱だけで窯がない状態だったので、「窯をどうしようかな?」と悩んでいたら、都内で窯を処分したいという方がいて、その方から譲り受けることになったんです。それも連絡をいただいてからすぐに見に行ったんですけど、まるでこの工房に入るための窯というぐらいサイズがぴったりで! タッチの差で色々と手に入れたんですけど、今考えたらすごいラッキーでしたね(笑)。

ふたものの誕生とこれから

ーーーこの当時から作風は今と同じような感じでした?
中村:あまり大きくは変わっていないですね。今回のもみじ市でも昨年と同様にふたものだけを並べる予定なのですが、ふたものは指導所の卒業制作ですでに作っていたので。

ーーー卒業制作はテーマなどが決まっていたんでしょうか?
中村:何も決まっていなくて本当に自由でした。小物だけをいくつも作っている人もいたし、大きいものひとつで勝負している人もいたし。私は、釉薬の色を見てもらうときに、蓋を開けたら色が違うというのを表現できるのが面白いと思い、ふたものを選びました。イッチンも今のように細かい感じではなかったですけど、卒業制作の時からやっていましたね。

ーーー作品を作るときは、どんなものからインスピレーションを受けていますか?
中村:目に入るもの全てから着想を得ています。テレビとか本、雑誌とか、あとは図書館に行ったら図鑑を借りてきて眺めたりしています。動物も植物も形が可愛いなと思うとまず立体で作ってみて、それが気に入ったら平面でも描くようになりますね。今はステゴサウルスにはまっていて、昨日から初めて平面のステゴサウルスを描いているんです(笑)。

ステゴサウルスのふたもの

ひとりで仕事をしていても、ひとりじゃないって感覚がたまにあるんです。お世話になった作家さんが掛けてくれた言葉を思い出したり、特定のお客さんの顔を思い浮かべながら「あの人こういう作品好きそうだな」って考えたり。作っているのは自分なんですけど、今まで言われた言葉とかからも影響を受けているから、周りからの力というのも大きいですね。

《インタビューを終えて》
全く別の世界から陶芸の道へと飛び込んだ中村さん。ここに至るまでのお話を伺える貴重な機会となりました。そんな中村さんが、今年も人気のふたものを携えてもみじ市にやってきます。河川敷の緑をバックに、色とりどりの作品が咲き誇る様子を今からとても楽しみにしています!

(手紙社 藤枝 梢)

【もみじ市当日の、中村かりんさんのブースイメージはこちら!】

出店者紹介,ジャンル:FOOD

Maruyoshi

【Maruyoshiプロフィール】
栃木県宇都宮市にお店を構える「Maruyoshi」。地元、栃木県産の食材だけを使い、イタリアン、パン、お菓子を丁寧に作り、「東京蚤の市」をはじめ、手紙社の大小さまざまなイベントでも、いつも“オイシイモノ”をたくさんの人へ届けてくれています。また、今年11月に、栃木市の東武宇都宮百貨店へ新たなお店をオープンすることが決まっています。食への愛だけではなく、地元への愛、人への愛が溢れている、そんな店主・笠原さんの揺るぎない挑戦に今後も目が離せません。
http://sakaya-cafe-maruyoshi.org

【Maruyoshiの年表・YEARS】

【Maruyoshi・笠原さんインタビュー】
「全てが転機とも言える出来事ばかりでした」とおっしゃる笠原慎也さん。年表を見ると、酒屋さんから始まり、現在は飲食店の経営、イベントへの出店、ブランドのプロデュースなど、毎年驚くほどたくさんの事を行なっていました。そんなMaruyoshiの笠原さんに担当・木村がお話を伺いました。

みんなと違うことをしたくて大阪に

ーーー料理の道に進んだ理由はありますか?
笠原:きっかけは特に覚えてないんですよね。とにかく人と違うことをやりたいと漠然と思っていて、気がついたら料理の道に。みんなが東京なら俺は大阪だ、みたいな。

ーーーまさか、そのような理由だとは思いませんでした! それから大阪で就職された後、地元の栃木県に戻られていますね。
笠原:父が病気で倒れ、家業のマルヨシ酒店を閉めようという相談があり、戻ることを決意しました。初めの1年は酒屋としてお店を切り盛りしていましたが、2年目から店内の一角にテーブルと椅子を置いて、ケーキとコーヒーを提供し始めました。

ーーー酒屋さんにケーキとコーヒー! 新しくて良いですね。
笠原:珍しいですよね。ケーキはほんと1種類か2種類くらいから始めて、近所の奥さまたちがホールで買ってくれるようになって、徐々に範囲を広げていった感じですね。ただ場所が場所だけに、簡単な道ではなかったですけどね。

ーーーそこに“美味しい”があるからこそ、お客様が集まるんだと思います。それから、酒屋さんというより、カフェの方へ業態を少しずつ変えていった形ですか?
笠原:酒屋もやりながら、カフェも続けました。これが「サカヤカエフェ マルヨシ」の始まりです。

ーーーそれからカフェが中心になって、4年後「クッチーナベジターレマルヨシ」に! 規模も大きくなっていますね。
笠原:規模拡大と言うよりは、自分がやりたい方へと自然にシフトチェンジしていった感じですね。

転機となる「第1回森のカフェフェス in ニセコ」への出店

ーーーそれから「第1回森のカフェフェス in ニセコ」に参加してくださっていますね。

笠原:手紙社さん主催の「第1回森のカフェフェス in ニセコ」に出店させていただいたことは、ひとつの転機でした。出店していた、栃木県鹿沼市でのマルシェに手紙社の代表・北島さんがお越しになっていて「そこで北海道来る?」と声をかけていただいたのを今でも思い出します。

ーーー北海道となると距離的にも大変な部分があると思いますが、そのあたりはいかがでしたか?
笠原:そうですね。移動も含めると日数もかかるし、やはり遠いので迷いました。ですが、映えある“第1回目のカフェフェス”にお呼びいただけた名誉を受け止め、思いきって参加させていただくことにしました。

ーーー勇気のいる決断だったんですね。実際、どうでしたか?
笠原:当時のスタッフと家族を全員連れて、気合いを入れて臨みました。ご飯が炊けなかったり、発電機が動かなかったりトラブル満載だったんですが、すごく楽しくて。そこで色んな仲間とも出会い、とにかく打ち上げが最高でしたね(笑)。北海道のみなさまも、普段行けないお店が集まっているので、とても喜んでいました。そして、まさかの栃木からのお客さまもいらっしゃっていて驚きました。

「第1回森のカフェフェス in ニセコ」Maruyoshiさんのブース

ーーー栃木からのお客様は、Maruyoshiさんに会いに遥々来られたのですか?
笠原:うちでチケットを買っていただいての来場でした。2回目以降も定期的に来てくださっていて、とてもありがたかったです。

ーーーそれは嬉しいですね。お店での営業とイベント出店では、何か違う点はありますか?
笠原:取り組み方は基本的には一緒ですが、イベントで知っていただいた方が最終的にお店にきてくれるという様になるのがベストだと思っているので、できる限りお店の雰囲気を出せるようにメニューもブース作りも気をつけています。

ーーーイベントごとに、いつもメニューを変えられていますよね。
笠原:普段お付き合いのある農家さんから仕入れる野菜や果物だったりが季節で変わるので、「どうやったらうまく使えるかな」といつも考えながらメニューを考えています。お店を続けることで繋がっていった農家さんとの、信頼関係もあり、この方の素材を使いたいという思いが増えていった感じです。ブース作りに関しては、例えばりんごを使ったメニューであれば、ずらっと並べたりんごの奥で、焼いている姿が見えるようにブースを作ったりしています。

新店舗のオープン

ーーー地元の方々とのお仕事もたくさんされていますね。
笠原:農家さんとのお付き合いもあり、地元でのお仕事も増えていきました。地元の生産者の方と協力して立ち上げた「ZUTTOキヨハラ」では、元々主宰の山口果樹園さんとのお付き合いがきっかけで、周辺の農家さんの生産物を使いピクルスを作りたいという要望をいただき、監修をしました。

ーーーそして、今年の8月には栃木県栃木市で新店舗をオープン!
笠原:東武宇都宮百貨店栃木市役所店です。こちらではデリカデッセンとして、お惣菜を中心に販売をしています。instagramも開設しました!

「Maruyoshi04DELI」のお惣菜

ーーーinstagramさっそく拝見しました。とても美味しそうで、食べたくなってしまうので夜は見ないようにしています(笑)。そして、今年もすごい活動量ですね。
笠原:そうですね。今年の10月から会社になって、それに伴い人や機会も得るようになりました。新店舗もオープンして、本当に今年はチャレンジの年ですね。

ーーー新しいことに果敢に挑戦する姿に圧倒されます。今年のもみじ市は、どんなメニューが披露されるのか楽しみです。本日はありがとうございました。

《インタビューを終えて》
自分のやりたいことにシフトしていったとおっしゃる笠原さん。ですが、きっとそれは人の想いや期待に応えたい気持ちが、誰よりも強いからではないかと、お話を聴きながら、そう感じました。身近な人を大切にする姿勢と熱意、そして料理の腕を見て、さらにたくさんの人が一緒に何か取り組んでみたい! と思う、その姿。今年のもみじ市も盛り上げてくれること、間違いありません。Maruyoshiを知った方は、ぜひ栃木県の2店舗にも足をお運びくださいね!

(手紙社 木村朱里)

出店者紹介,ジャンル:CRAFT

nuri candle

【nuri candleプロフィール】
福岡出身のキャンドル作家・nuri candleのnuriさんこと福間乃梨子さん。岐阜で修行し、京都での作家活動を経て、現在は地元福岡のアトリエで制作中。キャンドルに込められているのは自然から受けたインスピレーション。そして、nuri candleといえばアロマキャンドル。nuriさんの手によってブレンドされたアロマの香りにも、心がほぐされていきます。年々進化する動植物のモチーフと手彩色による豊かな色彩。使うのがもったいない! という気持ちを振り切って火を灯してみると、一瞬時間が止まったような感覚に陥ります。空間をじんわりと支配するアロマキャンドルに、あなたも全身の感覚を預けてみてください。
http://nuricandle.com/

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

norioはんこ店

【norioはんこ店プロフィール】
1981年生まれ。京都精華大学にて日本画を学ぶ。2005年より雑貨店やカフェなどをベースに“その場でオーダーを受けハンコを制作する”というスタイルで活動を始める。これまでに手がけたハンコはなんと2万個をゆうに超え、中には、「結婚記念に」、「こどもが生まれた記念に」、と人生の節目や、家族の歴史を残すためにnorioさんの元を訪れる方も。現在は、手紙舎鎌倉店でも月に1度、ハンコのオーダー会を開催しています。norioさんが手掛けたハンコは、押す度にnorioさんとのやりとりが甦り、誰かに見せる度に「このハンコはね……」と話したくなる、人とのつながりに彩りを添える力を持っていますよ。
http://www.noriohanko.com/

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もみじ市 in 神代団地,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

noriyukiwatanabe

【noriyukiwatanabeプロフィール】
しんっと静まった空間にポツンと浮かぶ船。古材、針金、錆びトタンを使用して作られたその船に目を奪われた。特別豪勢なわけではない。はたまた洗練されたデザインなわけでもない。しかし、無骨ながらも作る人のエネルギーを感じることのできる作品に魅了されたのである。noriyukiwatanabeの作品は、奇を衒うところがなくシンプルだ。それ故に、見る人によって受け取り方が変わる。それは、小さい頃にみた船舶かもしれないし、現在あなたの住む家かもしれない。現実的なのにどこか空想的な作品にきっとあなたも惹かれることだろう。
https://www.noriyukiwatanabe.info/
Instagram:@_noriyukiwatanabe_

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出店者紹介,ジャンル:ENTERTAINMENTetc.

HammockRefle Kikuya

【HammockRefle Kikuyaプロフィール】
マッサージが好きで、今までさまざまなマッサージに癒されてきた。しかし、生まれてこの方、ハンモックというものに乗ったことのない私にとっては、ハンモックに乗ってマッサージされることがいかに気持ちの良いかを知らなかった。2019年7月、HammockRefle Kikuyaに足を運び、初めて施術を受けた。代表である菊川太さんの指の動きに合わせて沈むハンモック。予想以上に乗りごごちが良い。気を抜けば目が閉じてしまいそうな、その心地よさにすっかり虜になってしまった。日常の疲れを癒してくれる非日常な空間。ぜひ一度体験してみてください。
http://www.hammockrefle.com/
Instagram:@hammockrefle
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もみじ市 in mado cafe,出店者紹介,ジャンル:CRAFT

はしもとみお

【はしもとみおプロフィール】
木という素材から生まれていることを思わず忘れてしまうほど、生き生きとした瞳を持つ動物たち。生きものの愛らしく伸び伸びとした姿がリアルに表現された作品を目の当たりにすれば、きっと誰もが「今にも動き出すのでは」と考えてしまうはず。特定のモデルがいるという彫刻家・はしもとみおさんの作品には、どれもはしもとさんの動物への愛が込められ、魂が宿っているかのようです。今年のもみじ市では、どんな仲間たちに出会えるのでしょうか。他の誰にも真似できない特別な彫刻の数々との出会いを、どうぞお楽しみに!
http://kirinsan.awk.jp
Instagram:@hashimotomio

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