大分県玖珠郡出身、50歳、立命館大学文学部卒。奥原硝子製造所（那覇市）、瑠璃庵（長崎市）にて修行。2001年兵庫県丹波市にて開業。2009年千葉県長生郡に転居。
ADDRESS：
千葉県長生郡白子町五井2735
TEL：0475-33-4823
URL：http://www2.odn.ne.jp/~cfb55870/
Q.1. 今回のテーマに込めた思いを教えてください。
テーマ：「初期沖縄ガラスの思い出」
この画像は沖縄修業時代（1992年頃？）に制作したもので、めちゃくちゃな技術が見て取れる一方、ガラスの素材感が効果的に表れている部分もあり、気に入っている一品ですが、問題は同じ頃に作った他の殆んどのものが箸にも棒にもかからないということで、物作りの実態をよく表していると思います。
Q.2. 当日はどのようなディスプレイで楽しませてくれますか？
交易の場である「市」と銘打つもみじ市の魅力を損なわぬよう、欲しくなるもの、お金を払いたくなるものを出すよう心がけています。今回は沖縄を意識した展 示なので、特に再生ガラスを前面に出した展示にするつもりで、廃ビンを使うのが単なるリサイクルではなくて独特の美しさを出すためでもあると自然に納得し てもらえるよう努力したい。ただ、当日展示するものはまだ全然誕生していないのです。
Q.3. もみじ市へお越しくださる皆さまへメッセージをお願いします。
一番「コップ」らしいと思うコップ。ずっと昔私が心底惹かれた沖縄ガラスの「型吹」きのコップ。それと同じシルエットのものを作り始めて十数年、最近やっとまあいいんじゃないかと思うものが出来るようになりました。やきものでも木でも金属の器でも、何気なく買って帰って使い始めると、どんどん良く見えてくるものがあって、自分もそういうガラスを目指しています。それには、細部を作りこんでそれを全体の統一に溶かし込んであまり目立たなくする、それがプロの仕事だと思っています。いつも出来ているわけではないですが。それは会場でご覧になって確かめてください。
