福間乃梨子。1978年福岡生まれ。現在は京都を拠点に制作活動中。2006年「ドラフト!5」最終審査通過。
主な展示会/2009年2010年恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール。2012年手紙舎・ゲストアーティストにキセル参加。2013年moln・ゲストアーティストにharuka nakamura AOKI,hayato参加。
掲載誌/「関西のクラフト&デザイン」京阪神エルマガジン社 。「かわいいネットショップ」パイ インターナショナル 。月刊茶の間「京のキャンドル12ヶ月」連載(終了)。フェリシモ 9ヶ月のキャンドルレッスン監修。
著書/「ちいさなキャンドルクラフト」誠文堂新光社 (2012/11/22)
講師/NHK京都・大阪文化センター
Q.1. 今回のテーマに込めた思いを教えてください。
テーマ:「植物採集 蝋燭と花の研究」
ずっと頭の中にあって、でもどうやって作ったらいいのか試行錯誤していたキャンドルが最近少しずつ形になってきました。
まだまだ発展途上ですが、もみじ市という私にとって大切な場所で新しい作品を持って行けたらいいなとこの夏を捧げて研究しています。
どうしても今作りたいもの、を作って持っていこうと思います。
下写真のように、新しい型を制作するにあたって、中世のボタニカルアートやウィリアムモリスなど様々な植物の絵を見ています。
Q.2. 当日はどのようなディスプレイで楽しませてくれますか?
植物採集ということで標本のようなディスプレイにできたらいいなと考えています。 写真のスケッチ画(新しい型のスケッチ)を使って包み紙を作ろうかなぁと検討中です。
Q.3. もみじ市へお越しくださる皆さまへメッセージをお願いします。
この春に個人的なことでとても悲しいことがあってその時に植物の精油を使ったキャンドルを作ることで、自分自身がとても癒されました。それ以来お薬みたいなキャンドルを作ろうと心に決め、その時に作り始めたキャンドルを発展させました。 もみじ市に持っていくキャンドルはこの精油をたっぷり使ったアロマキャンドルです。 植物の模様と香りを楽しんでいただけたらと思います。 心を込めて作ります。 また、シエスタラボさんとのコラボ作品もあります。どうぞお楽しみに!
京都・東山の緑が窓辺にそよぐ、キャンドル作家nuriさんのアトリエ。もみじ市まで一週間を切ったころ、アトリエは制作途中の色とりどりのキャンドルに埋め尽くされていました。作業の手を止め、ハーブティーを淹れてくれるnuriさん。部屋中に、さまざまな植物の精油の香りが満ちています。 「100人の個展」でnuriさんが選んだテーマは「植物採集 蝋燭と花の研究」。植物が見せてくれる、ちいさな命の営みや季節の訪れ、心を満たす香りの力を、nuriさんは一つひとつキャンドルに込めているようです。
植物シリーズのキャンドルを包んでくれる、オリジナルの包装紙。Q2でご紹介したスケッチが印刷されています。
絵付けを待つ、制作途中のキャンドルたち。型取りした植物のレリーフに、一つひとつ手作業で絵付けしていきます。美しい色彩をまとった完成の姿をお楽しみに。
約50種類ほど並ぶ、さまざまな精油(エッセンシャルオイル)。香りの効能や印象を元に、nuriさん自身がブレンドして配合しています。ぜひお気に入りの香りを見つけてみてください。
植物の造形を表現することだけでなく、一人ひとりに香りを「処方」するように、心を癒し、満たす術としてキャンドルを作っているnuriさん。多摩川河川敷に咲く、色とりどりの植物と穏やかな香りのキャンドルに、ぜひ出会いに来てくださいね。