【ivory+安藤由紀プロフィール】
徳島県在住の木工家。武蔵野美術大学短期大学卒業後、家具販売や工芸ショップにて勤務後、2009年に独立。木と向き合い、ていねいにていねいにものづくりをする人。ずっと使っていたい、そばに置いておきたいと思わせる、心がほんわかする作品をこしらえる。手掘りのため、味わいはひとつひとつ異なり、色合いも素材や塗料によって出方が違ってくるが、道具としての使い心地は言わずもがな。くたくたになるほど使い込みたくなる木の生活道具を目指して、日夜制作している。
https://ivory-plus.jimdo.com
赤畠大徳(14日)
【赤畠大徳プロフィール】
「鍛冶屋」と聞くと、無骨で無口、職人気質な人の姿を想像してしまいますが、そんなイメージとは対照的に、人当たりがよく朗らかな性格の赤畠大徳さん。笑顔で会話しながらも、包丁の話となると途端に真剣な表情になり、親身に相談にのってくれます。その背景には、「血の通ったコミュニケーションを通して鉄を打つ」という信念が。揺るぎない想いが込められた作品には、確かな“熱さ”と“重み”を感じることでしょう。
安達知江
【安達知江プロフィール】
ガラス作家。岡山県の山の中、自然に囲まれた小さな工房でガラスのオブジェや器を制作。主にキルンワークという技法を使い、身の回りのささやかな出来事を作品にしています。豊かな想像力を武器に作品に投影する技術力には圧巻。私(担当:並木)が印象的だったのは『雨降り』というオブジェ。雲から降り注ぐ雨は濁りひとつない豊かな水で、そこに安達さんのフィルターを通し自然の豊かさや美しさを表現している作品。雨が降るという自然現象をこんなにも美しい形にしてしまったことに驚きや感動を覚えました。
市川岳人
【市川岳人プロフィール】
愛知県にて活動する、木工作家の市川岳人さん。長い歳月を経て育まれた木目や、木材が持つ元々の色味を活かしたものづくりを行なっています。完璧なまでにシンメトリーなその作品は、息をすることすら忘れてしまうほどの美しさ。初めて作品を拝見した時、シンプルな見た目ながらも、力強さを感じさせる厳かな佇まいに、ただただ言葉が見つかりませんでした。実際に触れると感じられる、なめらかな質感にも意表を突かれます。ぜひ、あなたもこの喜ばしい驚きを感じてみてください。
http://takehitoichikawa.com/
今江未央
【今江未央プロフィール】
陶芸家。都内アパレル会社を経て石川県九谷焼技術研修所で学び、現在金沢市にて主に活動中。伝統の磁土と和絵具を使い、九谷焼を自由な発想や絵付けで表現し、目にも鮮やかな作品を作り続けています。私(担当:並木)は今江さんのビールの豆皿が大好きです。色合い、配置、泡の描き方。全てが調和しているのです。人々のいつもの暮らしが入り込んでいる豆皿。馴染みの良い形、色鮮やかで見ていて楽しくなります。元気が出る器です。
IRIIRI
【IRIIRIプロフィール】
テキスタイルデザイナーを経て、2000年より人形作家として活動。愛らしくもどこか妖しい魅力を秘めた人形たちは、見つめるほどに目をそらせなくなるような不思議な引力が。個展をはじめ、ワークショップやパリでの展覧会への出店など、多方面で活躍しています。カラフルで生き生きとした布の組み合わせも素敵で、「我が家にもお迎えしたーい!」と物色中です。
http://iriiri.petit.cc
uzura
【uzuraプロフィール】
東京都足立区に工房をかまえ、完全オーダーメイドで靴をつくるuzura。一対一でじっくり話すことで、いつまでも大切に履き続けたい、一人ひとりの足に合った靴が生まれます。もみじ市当日は、uzuraのお二人によるファーストシューズづくりのワークショップを開催。お子さんがはじめて歩く瞬間に、自分が作った靴を履いていたら…。その日は、きっと一生忘れることのできない記念日になることでしょう。ワークショップ以外にも、私(担当:鈴木)もお気に入り、履き心地抜群の“うずっぱ”や靴型のブローチが河川敷に並びます。
http://www.uzura-village.com/
緒方伶香
【緒方伶香プロフィール】
ツキノワグマ、ラッコ、ナマケモノ……自由自在に形を変える羊毛を素材に、どこかとぼけたような表情が愛らしい動物たちを生み出す羊毛作家・緒方伶香。ふわふわの羊毛を特殊な針で刺すことで、思うがままに変形します。緒方さんのワークショップで私(担当:鈴木)が大好きな光景をひとつご紹介。ワークショップ終了後、完成した動物たちを並べて記念撮影する光景! これは目撃するたびに、愛おしくて思わず笑みがこぼれます。
http://hopetosa.com/
KIYATA
【PROFILE】
KIYATA(キヤタ)はスリランカの言葉、シンハラ語でノコギリの意。
スリランカに所縁のあった若野忍、由佳夫妻が2008年に立ち上げた木工ユニット・KIYATAは、
<森の奥深く 人間以外の者達が
来る者をもてなしてくれている場所
そこにあるものは……>
そんな物語を背景に、生活にちょっとしたファンタジーをプラスする、生き物をモチーフとしたインテリアを制作しています。
冬の風物詩のごとく毎年年末に開催される「手紙舎 2nd STORY」での個展は、毎回入場制限を行うほどの大盛況。そのひと足先に行われる今回のもみじ市では、河川敷という屋外を舞台に、木から生まれた動物たちがのびのびと呼吸する姿も必見です。
http://www.kiyata.net
KUROSAWA
【KUROSAWA プロフィール】
1996年から革製品の製作を始め、技術を磨き、 2008年KUROSAWAとして活動開始。 ベビーシューズやバックなど、日常に馴染む革小物を製作しています。 2010年には工房を千葉県外房に移転。KUROSAWAさんの革製品は、実は私(担当:梶)のずっと前から憧れ。鞄はまだ自分には早いかな、でもヘアゴムなら大事に使えそう……と、ハチのマークを眺めていました。
http://hachi-kurosawa.com/