ジャンル:CRAFT

小谷田潤

【小谷田潤プロフィール】
1978年東京生まれ。立命館大学卒業後に信楽と常滑で陶芸を学び2004年八王子にムササビ窯を築窯。もみじ市には初開催時からの皆勤賞ながら、毎回新しい試みに挑戦し続けてくれています。常に悩みながら探求していく姿は、名のある作家となった現在でも変わりません。どっしりとして清潔感のある作品の数々はもはや“小谷田潤の器”というジャンルを確立しているように思えます。私(担当:小池)と同じく埼玉の某野球チームの大ファン。獅子のハートで今年も挑みます。
http://www11.plala.or.jp/koyata/index.html

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ジャンル:CRAFT

左藤吹きガラス工房

【左藤吹きガラス工房プロフィール】
1964年大分県玖珠郡出身。那覇市与儀(当時)奥原硝子製造所見習いからガラス工芸を始め、現在は千葉県九十九里にてアトリエを構え制作の日々を送っています。私(担当:梶)は『はじまりのコップ』(著・木村衣有子)という書籍で左藤さんの作品を知りました。実際に手にした時、その確かな重み、瑞々しい透明感に一瞬で心を奪われました。
http://www2.odn.ne.jp/tebuki/

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ジャンル:CRAFT

SAVON de SIESTA

【SAVON de SIESTAプロフィール】
スペイン語で“昼寝”を意味する単語を名に冠する、「SAVON de SIESTA」。その石鹸は、ぽかぽか陽気の中でまどろむような、心地いいひとときを味わせてくれます。自然を感じられる素材本来の香りと、肌にすっと染み込む優しさに、あなたも魅了されること間違いなし。私(担当:藤枝)が今気になっているアイテムは、手紙社スタッフ・栗木が大絶賛している日焼け止め。独特の圧迫感と、塗った後に白く残ってしまうのが苦手なのですが、SAVON de SIESTAの日焼け止めは全くそんなことはないとのこと。興味津々です!
http://at-siesta.com/

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ジャンル:CRAFT

柴田菜月

【柴田菜月プロフィール】
1975年東京生まれ。やきもの作家。女子美術大学芸術学部工芸科陶コース卒業。東京藝術大学大学院修士課程美術研究科美術教育専攻修了。女子美術大学専任助手を経て、「滋賀県 陶芸の森」の創作研修館研修生に。その後、ベルギーのセントルーカス大学に陶芸コース研究生として留学。「生活に少しのいろどりを。少しの楽しさを。」をモットーに制作している。色トリドリの作品は、一つずつ形も表情も異なっている。置物かと思いきや、振ると音がなるマラカスが人気。色合い、触り心地、聴き心地と惑わせられる要素がたくさん!
https://vegekuu.jimdo.com

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ジャンル:CRAFT

Chappo

【Chappoプロフィール】
帽子職人・須田英治さんとパートナーの舩越由紀子さんが手がける帽子ブランド・Chappo(シャッポ)。須田さんは、明治時代から続く帽子職人の家に生まれ、32歳でその道へ。「手を離れたら、その人に馴染む帽子」をコンセプトに素材選びから、パターン、裁断、縫製、型入れ、装飾、仕上げまですべての工程をご自身で行います。おおらかな人柄の須田さんと、いつもニコニコと笑みを浮かべる船越さん。帽子と縁のなかった私(担当:中嶋)が好んで帽子を被るようになったのはお二人のおかげ。シンプルなデザインですが、身につけるとすこし背筋がのびる。このほんの“すこし”がちょうどいいのです。
https://www.chappo.co

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ジャンル:CRAFT

Steel Factory 槇塚登

【Steel Factory 槇塚登 プロフィール】
2004年よりエクステリアなど鉄全般の製作を行うSteelFactory内にて、生活道具やアート作品を作る事業部を立ち上げ、以来香川県内外での個展、グループ展への出展で作品を発表しています。2015年には手紙社主催『布博』にブローチを出品。現在も香川県で製作活動を続けています。私(担当:梶)が槇塚さんの作品と出会ったきっかけは、「もみじ市」会場内でひときわ目をひく灯台のオブジェでした。その灯台を、思わずカメラに納めたことをよく覚えています。
http://www.steel-factory.jp/index.html

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ジャンル:CRAFT

大護慎太郎 / atelier coin

【大護慎太郎 / atelier coinプロフィール】
“時そのもの楽しむこと”を大切にした作品作りをしているatelier coinの大護慎太郎さん。2009年から東京は吉祥寺のアトリエで真鍮や銀と革を使った腕時計を作っています。金属の少し燻んだ色合いと、古い紙をイメージした文字盤にユニークな針を組み合わせ、既に何年もの時間を共に過ごしてきたかのようなデザインの時計。私(担当:上野)はスケルトンタイプの手巻き式腕時計を使っています。出かける前に時間を合わせてリューズを巻き、中の歯車が動く様子を時々眺めるのが、なんとも楽しいのです。
http://www.joieinfiniedesign.com

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ジャンル:CRAFT

竹中悠記

【竹中悠記プロフィール】
ドキドキするほど美しいガラスの器を作る人。繊細な細工。透明な輝き。色と色の組み合わせ。単に『ガラスの器』とは呼べないような、美術品のような神々しささえもつ。パート・ド・ヴェールという技法を使い、時間と手間ををかけて、ひとつひとつ作り上げて行く。その工程の複雑さから、量産は難しく、たくさんの種類が並ぶ機会はごく稀でしかない。その機会が、年に一度、もみじ市にやってくる。はるばる鳥取から、今年もやってくる。
http://ukiroosh-glass.wixsite.com/ukiroosh

【商品カタログ予習帳】

デザートカップ


菱皿 小


菱皿 小


菱皿 中


花菱皿 


中皿 角


小皿


小鉢


小鉢

【スペシャルインタビュー「他の人とは違うことをしたかった」】
鳥取県で美しいガラスを作り続ける竹中悠記さんに、担当の渡辺洋子(手紙社)がお話を伺いました。

親をうまく言いくるめて進んだ道

ーーーガラス作りを始めたきっかけを教えてください。
竹中:専門学校で学びました。高校生の時にはガラスを作ろうと決めていたんですよね。もともと絵を描くのが好きだったんですけど。でも陶芸とかには興味は持たなかった。ガラスだった。なんででしょう。他人とは違うことをしたかったんでしょうね。

実は、親からは「短大くらいは出ておいてほしい」と言われて、高校卒業後に技術系とは全く別の保健科の短大に入学したんです。「教員試験を受けて、落ちたらガラス専門学校に行く」と伝えていたんですけど、教員試験を受けず、申し込みさえせず。親をうまく言いくるめて(笑)

ーーー2年間は短大に通ったんですね。
竹中:そうですね。卒業してから、川崎にある専門学校に通ったんです。その中で、ガラスの技法をいろいろと学んでいくうちに、パート・ド・ヴェールが自分には合っているな、と思ったんです。吹きガラスのような、溶けているガラスを扱うのは向いていないなと。細かい技法が魅力的だなと思いました。基本の技術は、この専門学校時代に身につけました。

パート・ド・ヴェールは、まず、作りたいガラスの枚数分だけの石膏型を作ります。こちらは原型でシリコン製。これがデザインの元となります

ーーー作家として独立したのはどのような経緯なのでしょうか?
竹中:専門学校卒業後は、石川の能登島ガラス工房の製作スタッフとして就職しました。パート・ド・ヴェールの専門スタッフとして入ったのですが、2~3年働いたのちに営業に異動になると言われて。では辞めると。そして学生時代に知り合い、能登で働いていた夫と一緒に、独立することにしました。


この原型に石膏を流していき、いくつもの石膏型を作ります

自分は「負けてない」

ーーープロとして仕事をしていく上で、大切にしていることはどんなことですか?
竹中:ちゃんとコミュニケーションをとるということと、客観的にものを見るということ。子供の頃から、結構冷めていると言われていて、そういうところが当時はマイナスだと思っていたんですけど、今となってはそれがプラスに働いているように思います。

ーーー客観的に見るのは、簡単なことではないですよね? 実際、ご自身をどのように見ているんですか?
竹中:私自身をではなく、私の作品を見ています。ものにはパワーがあるじゃないですか。それが負けていないかを見るんです。例えばどこかで気に入った作家の作品を買ってきて、自分の作品と比べてみる。2つ並べたときに、明らかに「負けてるな」となっていないかを見るんです。

石膏型に色ガラスの粉を詰めて行きます。まるで絵付けをするかのような細かな作業

ーーーあ、負けてるな、と思ったことはありますか?
竹中:えっとね、今のところないですね。

ーーー負けてると思ったこと、ないんですか!?
竹中:もともとパート・ド・ヴェールは装飾品や美術品として発展してきた技法なのですが、そう言ったものと比べたらパワーのかけ方も違うし、負けるかもしれないけれど、同じ生活品としてのガラスと比べたら、負けてないと思っています(笑)。ものの良し悪しは好みもあるし、形が違うと単純には比べられないけれど、ちゃんとそこにエネルギーがあるかということでは、負けてないと思います。

様々な模様の原型

できるだけ何も参考にしない

ーーー作品を作る上で、インスピレーションはどんなところから受けているのですか?
竹中:美味しいものを食べた時に、この美味しいものに合う器をつくりたい、というところから始まって、大きさと形が決まったら、そこからは私の中では美味しいものはイメージの中からなくなって、では、その形と大きさに合うデザインは何かな、と考えていきます。

型にすべて色をのせたら、電気炉に入れて焼きます。こちらは焼き上がった状態。この、白い石膏を水につけながら落としていくとガラスだけが残る

ーーー形や色の組み合わせのアイディアの元は?
竹中:なるべく何も参考にしない。最近は「あれに似てるな」という作品が良くあるから、それなら私が作らなくても良いなと思って。だからできるだけ見ないようにしています。私じゃないものを作っても仕方がない。一度見たら「あ、この人の作品だな」とわかるものってありますよね。誰とも似ていない、そういうものを作りたいと思っています。

ーーーアイディアに行き詰ることはないですか?
竹中:しょっちゅうです(笑)。そうしたら、ひとまず保留にし、考えないようにして、定番を作ったりして。動いたり、止まったり、作ってみてダメだと確認したり。悩まないようにしています。悩んでいるその時間がもったいない。限られた時間だから、とにかく動いてみます。

ROUNDというテーマについて

ーーー今回のテーマについてはどのように捉えていますか?
竹中:輪っかとか、循環とか、巡るとか。ありますが。私にとっては「時の流れ」かなと思っています。誰かかから誰かに受け継いで、そして自分に戻る。

ーーーそれは何か作品に反映されますか?
竹中:今まで、お花の模様以外に具象のものを作ったことがないんですが、季節のモチーフで器を作ることを考えています。ガラスは夏のイメージだけど、私の器は季節を問わず、通年使っていただけます。その中で、あえて季節感のある模様を作ってみようかな、と構想中です。

~取材を終えて~
「他の作家の作品に負けていない!」。そう言い切れるのがすばらしいことだと思いました。それが作品を手にする人にも、きっと伝わると思います。お話をしていると、ゆっくりと丁寧に言葉を選ぶようすとは裏腹に、とにかく前に進む姿に潔さを感じました。2児の母業を上手にこなし、繊細で緻密なモノづくりに勤しむ竹中さんは、いち女性としても羨望の眼差しで見つめてしまいます。屋外でのイベントは年1回、もみじ市だけに決めているという貴重な機会。竹中悠記さんのうっとりするような美しい作品を、ぜひ目の当たりにしてください。(手紙社 渡辺洋子)

ジャンル:CRAFT

竹村聡子

【竹村聡子 プロフィール】
長野県出身の陶芸家・竹村聡子さん。画家・藤田嗣治の “素晴らしき乳白色”の美しさに感銘を受けたことをきっかけに、白磁土を使った作品作りをはじめました。竹村さんが手がける淡い色合いの磁器は、どれも洗練された美しさと、丁寧で細やかな手仕事が光ります。銀彩を用いたマリオネットや、動植物を描いた「animate series」、お花のブローチは、見ているだけでおとぎ話がはじまるよう。初参加のもみじ市ではどんなストーリーが紡がれるのか、ぜひ目の当たりにしてください。
https://www.satokopo.com

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ジャンル:CRAFT

charan 山田亜衣(15日)

【charan 山田亜衣プロフィール】
2000年より、charan(ちゃらん)という屋号で銅・真鍮雑貨と真鍮アクセサリーの製作を開始。 以後、個展・企画展や、イベント出店などを中心に活動しています。私(担当:梶)は、2年前に「おうち」のブローチを購入以来のファン。小さめのサイズで重ね付けが楽しいブローチ。次はどんな仲間を加わらせようか思案中です。
http://charan-ai.cocolog-nifty.com/

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