開催宣言からあっという間に当日を迎えた2022年のもみじ市。作り手とそれを愛する人たちの見渡す限りの“好き”に囲まれたグリーンな空間。みなさまの目にはどんな色に映っていたでしょうか。
今年のテーマをグリーンにしよう、そう決めた時、どんなに天気が悪くなろうとも河川敷以外は考えないと決めておりました。そうなれば荒天の場合中止せざるをえない、そんな状況ではじまったもみじ市。蓋を開けてみれば両日とも天気に恵まれ、時にはビールがよく進むくらいの暑さを感じる時間もあるほど。まさに爽やかな“グリーン”な景色が目の前に広がっていました。それはみなさんの「憧れの作り手の作品を見たい」、「ライブに酔いしれたい」といった期待。リアルな場でのもみじ市開催に対する祈りや情熱、それら希望が大気を震わせ、天に届いた結果なのかもしれません。
最後に河川敷でもみじ市を行ったのは2017年。実に5年ぶりに多摩川に作り手たちが集まりました。もみじ市を「手紙社の原点」とも自分たちで表すこともありますが、敬愛する素晴らしい作り手たちとお越し下さったみなさまの爽やかな笑顔。それが溢れ返った光景を見た時、あらためてその言葉の本質を実感した瞬間でもありました。
短い準備期間の中でも全身全霊で最高の表現を用意してくださった作り手のみなさん。多くの方が楽しめるよう何日も前から走り回ってくださったサポーターと運営スタッフ。そして天気を願ってお越しくださったご来場のみなさま。2年ぶりの開催に向け動いてくださった全ての方へ、心より感謝いたします。またグリーンな景色を一緒に見られることを願って、もみじ市は次の歩みへと進んでいきます。
もみじ市実行委員会事務局
編集長 上野樹