あんざい果樹園 「色トリドリノフクシマ」

ちょうどいい言葉はなんだろう?
伝わる言葉はどこにあるんだろう?

桃の季節が終わろうとしていた8月下旬。数もまばらになった桃の木の横では、秋を待ち望んでいる梨が実っていた。ひとつひとつ丁寧に手が掛けられた梨は、たくさんの愛情を受けて、おいしそうに、すくすくと育っていた。

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「桃まだ食べてないの? はいこれ持って。いってらっしゃい!」
到着早々手渡されたのは、ふたつのバケツ。水と果物ナイフが入った黄色のバケツと、空っぽの白いバケツ。荷物を置いて、カメラを首にぶら下げ、両手にバケツを持って、桃畑の中に入っていく。

私の手が届くところにある桃はほとんど狩り採られてしまっていたから、奥の方や上の方に手を伸ばし、少し固めの桃を探す。ナイフで皮をむき、そのままがぶりと頬張ると、あたたかい果汁が溢れてくる。甘いなぁ。そう思いながら空を眺めると、太陽は少し傾き始めていた。

直売所に戻ると、「固いの食べれた~?」と、伸也さんの子どもたち、草くんと百々ちゃんが駆け寄ってきた。「うん、食べれたよ。おいしかったよ」。私のその返事ににこっと笑うと、林檎畑の方へかけていった。

ここは、あんざい果樹園。福島市の西側、吾妻連峰のふもとを走るフルーツライン沿いにある果樹園だ。夏はずっしり甘い桃、秋はみずみずしい梨や洋梨、そして冬には蜜をたっぷりたくわえたりんごが実る。今は、伸也さんのお父さん一寿さんと、お母さん久子さんが暮らしている。

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私の中のあんざい果樹園は、桃のイメージ。それは、ここに来るときはいつも夏だったからだと思う。数時間に1本しかない電車に揺られて小さな無人駅に降り立つと、真っ青な空と真っ白な大きい入道雲が迎えてくれる。まぶしい日差しに目を細めながら歩いていくと、一面に広がる緑の中に、ピンクに色づいた桃が見えてくる。ほんのりと甘い匂い。

震災前にひとりで訪ねた時は、伸也さんの奥さん、明子さんが営んでいた「cafe in CAVE」の窓際の席で、桃のロールケーキと桃のスムージーをいただいた。なかなか来られないからと、少し欲張って、デザートをふたつ頼んだ。

震災後の2011年には、みんなで桃狩りをした。たっぷり実っているいちばん食べごろの桃は、あまりにも甘く、おいしかった。だから、くやしかった。

そして今年。木からもいだ桃は、いつもと変わらない、甘く、やさしい味がした。

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「もみじ市、いつだったっけ?」
一寿さんが、直売所の壁に掛けられたカレンダーをめくる。「10月の19日と20日です」。私がそう答えると、にこっと笑い、カレンダーに書き込むと、また桃の箱詰め作業に戻っていく。

「ここから入るんだよ。早く靴脱いで」
そう言って私を呼ぶと、慣れた手つきで玄関横のリビングの網戸を開け、切り株を踏み台にさっと家の中に入る草くん。少しとまどいながら着いていくと、思わぬところから現れた私にちょっと驚いて、でも優しく微笑んで「いらっしゃい」と久子さんが迎えてくれた。私がたどり着いたその場所は、久子さんが営む「器やあんざい」。少しお話をした後、久子さんはふたたび、お客さんと会話を弾ませている。

震災が起きた日から、2年と5カ月が経っていた。ここには、決して以前とは同じではないけれど、でも新しい日常が確かに流れていた。訪れるすべての者をあたたかく迎え入れてくれるおおらかさは変わらずに。

安齋伸也さんは震災後、北海道の地で、奥さんの明子さんと「たべるとくらしの研究所」を立ち上げた。生活の拠点を北海道に移しつつも、北海道と福島を行き来している。

多くの人が集まり、多くの人に愛されていたあんざい果樹園は、あの震災で大きく変わった。一寿さんは、あんざい果樹園の表土を取り除き、果樹の表皮の一部を剥がすなど、自主的に除染作業を行った。さらには果物ごとに、検出限界を低く設定し、調べることができる厳しい検査にも自主的に依頼をかけ、数値はすべて公開している。納得した上で選んでもらえるようにと。自らがつくる果物に、食べてくれる人たちに、正直であるために。

変わらずやってくる毎日。繰り返される習慣。ご飯を食べること。息を吸うこと。眠ること。大切な人と手を取り合うこと。私たちが生きている中であたりまえに行っているそれらと、彼らにとっての果物を育てるということは、同じなのかもしれない。生まれ育った地で、果物を愛し、育てていくことは、彼らにとって、生きることそのものなのだ。

おいしいから、食べてもらいたい。だから、納得して選んでもらえるようにと。起こってしまったことを嘆くのではなく、まっすぐに受け止め、どうするべきか考え、自らの意思で判断し、前に進んでいる。誰のせいにもせず、真摯に向き合って。そうやって大切に大切に育ててきたたくさんの果物を持って、3年ぶりに伸也さんがもみじ市にやってくる。

5回目の参加になる今年は、あんざい果樹園と共に「LIFEKU(ライフク)」も一緒だ。LIFEKUとは、“福島に来る、福が来る、福島に暮らす”という意味。その名のとおり、福島にやって来る者をあたたかく迎え、福島に今以上の福が来ることを誰よりも願い、そして、福島で暮らしていくことをより楽しくするための活動をしている、とてもゆかいな仲間たちだ。そのLIFEKUが、オリジナルのピンバッジ「F-PINS」と、もみじ市のための楽しい仕掛けを持ってやって来る。

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福島で生まれ育った私が今回、あんざい果樹園を担当させてもらったこと。だからこそ、この原稿で彼らのことを書くのは簡単ではなかった。ちょうどいい言葉はなんだろう? 伝わる言葉はどこにあるんだろう? ずっとそう思っていた。だけどきっと、ちょうどいい言葉なんてありはしないのだ。

確かなことはひとつ。あんざい果樹園が、そこにあるということ。その大地には、色とりどりの果実が、豊かに実っているということ。

【あんざい果樹園  安齋伸也さんと、LIFEKU 遠藤知絵さんに聞きました】
Q1 もみじ市に来てくれるお客様に向けて自己紹介をお願いします。
福島県福島市のあんざい果樹園とLIFEKUです。LIFEKUは、福島の街のセンスとスタイルを紹介するために活動しています。

Q2 今回のテーマは「カラフル」ですが、あなたは何色ですか?
伸也さん「ゴールデングリーン。夕日に照らされた緑かな」
知絵さん「赤です。真っ赤赤!」

Q3 今回はどんな作品をご用意してくれていますか? また「カラフル」というテーマに合わせた作品、演出などがあれば教えてください。
あんざい果樹園からは、梨や洋梨など、採れたてのおいしい果物やりんごジュースをたくさん持っていきます。LIFEKUでは、「子供たちの未来」、「福島からのメッセージ」、「これからのエネルギーを考える」、「自然の大切さ」というメッセージが込められたカラフルな「F-PINS」と、来た方に楽しんでいただける“ある仕掛け”もご用意しました!よかったら、ふらっと寄ってみてください。

Q4 ご来場くださる皆さんにメッセージをお願いします!

さあ続いては、2013年もみじ市、いよいよ最後の出店者の紹介です。大トリを飾るのは、京都からやって来るキャンドルアーティスト!

文●高松宏美

鈴木農園+ゼルコバ「野菜と天然酵母パン」

「そう言われるのがいちばん嬉しい!」

弾むような声に振り返ると、そこにはこちらまで暖かくなるような、素敵な笑顔があった。 

わたしがこの日訪れたのは、東京都立川市にある鈴木農園。鈴木富善さん、弓恵さんご夫婦が農薬や科学肥料を使わずに、安全で安心な野菜を育てている。太陽の光をたっぷり浴びた暖かい畑の、柔らかそうな土の上で、さまざまな種類の野菜がすくすくと育っている。「はい、どうぞ」富善さんがそう言って、採りたての人参をそのまま生で食べさせてくれた。思わず「美味しい!」と言葉が出たとき、弓恵さんが冒頭のセリフを言った。

01:人参カット

畑の土のことを説明してくれるときも、野菜のことを説明してくれるときも、鈴木農園の人々は、とてもとても優しい瞳で畑を見つめる。富善さんが畑を見つめながら言った。
「同じ日に蒔いた種でも、芽が出る時間が微妙に違うんです。土をかぶせた順番に芽を出すんです。種を蒔いてから、芽がでるまでの期間は心配ですね」

鈴木農園の野菜の種は、土をかぶせられた瞬間から、その優しい眼差しを一身に受けて、たいせつに、たいせつに、手をかけて育てられる。雑草を取るのにも、「農薬を使ってしまえば簡単」なことを、ひとつひとつ手作業で行う。だからこそ「収穫の時はほんとうに嬉しい」と言う富善さんと弓恵さんの言葉は、とても説得力があるのだ。

02:直売所全景

大切に育てられ、喜びと共に収穫された野菜は鈴木農園の直売所で販売される。直売所には、「ここの野菜が大好き」という方たちがたくさんやって来て、カゴいっぱいに野菜を買ってゆく。弓恵さんは丁寧に、食べ方やお勧めの調理法を説明してくれる。遠くから買いに来る方も、1週間分を、と買って行く方も多いという。

「僕はね、いつもここの野菜だよ」
とあるお客さまが教えてくれた。その満たされた表情に、取材していた私もいろいろな野菜を食べてみたくなってしまって、その日の夜ごはん用に、何種類か野菜を抱えて帰えった。鈴木農園の野菜をいただき、納得した。これは、来週も買いに行きたい。私の家からは少し遠いけれど、“いつも”ここで買いたい、と。

03:直売所

野菜は、食べてしまうと物体としての形は残らない。それでも、食べる、ということは、体を作る、ということ。安全で安心な野菜は食べた人の中に、栄養となって残ってゆく。野菜が作られた時間、そして手間と愛情は、食べた人の「美味しい」という喜びとなって残ってゆく。素晴らしい野菜は、それを食した人の体と笑顔を作るのだ。

「こどもが美味しいって言ってくれるのはほんとうに嬉しいですね」
と笑顔の富善さんと弓恵さん。鈴木農園が育てるような、安全で安心な野菜をこどもたちに食べて欲しいと願う。富善さんと弓恵さんのような、笑顔の人が育てる野菜を、こどもたちに食べて欲しいと願う。

04:鈴木さんご夫妻笑顔カット 

さあみなさん、作り手の暖かい眼差しがたっぷり注がれた、鈴木農園の野菜がもみじ市にやってきます。富善さんと弓恵さんがたくさんの野菜を持って、多摩川河川敷にやって来ます。自らの手で野菜を育てる人が、自らの手で野菜を販売するということ。それをいただくということ。その喜びを、ぜひみなさんにも味わって欲しいと思います。

05:鈴木農園の皆様

そしてなんと、今回のもみじ市では、鈴木農園と同じ敷地内にあるパン屋さん「ゼルコバ」(ご家族が営んでいます)からもパンが届きますよ。パン好きの間では全国的に知られるゼルコバの天然酵母のパン。こちらもどうぞお見逃しなく。

06:ゼルコバ全景

07:ゼルコバ

【鈴木農園+ゼルコバ 鈴木富善さんと弓恵さんに聞きました】
Q1 もみじ市に来てくれるお客様に向けて自己紹介をお願いします。
こんにちは、立川市の鈴木農園と申します。私たちは今回のもみじ市で、お客様が安心して、そして自然と笑顔があふれるお野菜をお持ちして販売いたします。

私たちは皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております。カラフルなお野菜をたくさんお持ちしますので、どうぞよろしくお願いいたします。そして、ゼルコバのパンもお楽しみにー!!

Q2 今回のテーマは「カラフル」ですが、あなたは何色ですか?
ぼくは明るい色が好きなので蛍光色、ビビットなピンクです。(富善さん)

みどりです。自然に有るような濃い緑が好きです。(弓恵さん)

Q3 今回はどんな作品をご用意してくれていますか? また「カラフル」というテーマに合わせた作品、演出などがあれば教えてください。
野菜自体がとてもカラフルです。今回も多くのカラフルな野菜をお持ちします! 特に人参は、オレンジだけだった色が、毎年品種が増えてきて、黄色なども加わり、とてもカラフルです!

Q4 ご来場くださる皆さんにメッセージをお願いします!

さて、続いてご紹介するのは、着物姿がよく似合うあの方です。“和”をテーマにした手作りの石鹸が並びますよ

文●鳥田千春

たに農園「玄米タコライスとカラフル野菜のいろいろ」

色とりどりの大きなスーツケースを持った人たちを横目に、東京から電車に揺られること1時間。成田空港まであと20分ほどの小さな駅に降り立つと、まだ朝だというのにすでに日差しは強く、誰もいないホームには蝉の声がにぎやかに鳴り響いています。長靴と作業着を詰め込んだバッグを抱えて改札へ急ぐと、そこには見覚えのある笑顔が私を待っていてくれました。その笑顔の持ち主が、本日ご紹介するたに農園の谷洋一郎さんです。

たに農園は、2010年10月に谷洋一郎さんと淳子さんの手によって、千葉県佐倉市に誕生しました。東京のごく普通のサラリーマン一家に生まれ育った谷さん。大学時代に農業に魅せられ、日本各地の農家で修行をし、一代でたに農園を築きあげたのです。

とことん味を追求した野菜を作りたい。食べた人が「おいしい!」と思ってくれる野菜を育てたい。

いつでも忠実にその想いを貫いてきた谷さんの野菜作りは、この秋で4年目を迎えようとしています。

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私が初めてたに農園を訪れたのは2年前の9月、前回のもみじ市のちょうど1カ月前でした。念願だった農園を始めて1年。大好きな野菜やお米に囲まれる谷さんはとにかく楽しそうで、畑に育っているたくさんの野菜を見せてくれました。

あれから2年。もみじ市の取材で再びたに農園を訪れることになった私は、谷夫妻と農作業をしながら1日を過ごしました。真夏の作業は大変で、強い日差しと虫たちとの闘いでした。でもそれ以上に、谷さんの野菜への想い、野菜を育てるということの手間暇、そして、生き物としての野菜の力や繊細さを目の当たりにした時間でもありました。日々成長する野菜を相手にしている谷さんに、休む暇はありません。暑い日も、雨の日も、嵐の日も、いつでも畑と向き合い、野菜の声を聞き、寄り添う。谷さんの野菜には、その手間暇がおいしい栄養分になって、ぎゅっと詰まっているのです。

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口に入れた途端にとろけてしまう茄子。ぷちっと弾けて中から甘い種が溢れ出すトマト。青々しくシャキっと歯ごたえが良いピーマン。

野菜って、こんなにも味がしたかな? 谷さんの作る野菜を食べると、いつもそう感じます。野菜そのものの味が濃くて、でもほっとする優しさで、“生きている”味がするのです。口に入れるとすうっと肩の力が抜けて、カラダが喜んでいるのを感じます。

品種の豊富さも、たに農園の特徴です。例えば“茄子”と聞いて多くの人が想像するのは、紫色でつやつやした「中長なす」と呼ばれ市場に多く流通している一般的なものだと思います。たに農園で育っている茄子にはこの一般的な茄子以外にも、どーんと大きな米なす、アクがなく柔らかい緑色の青なす、紫に白い縦縞がまだらに入るのが特徴のイタリア生まれのカプリスなど、その種類は多岐に渡ります。これらの茄子は、スーパーで見かける茄子と比べ量産がしづらく、決して育てやすいとは言えないのですが、こういった品種ほど、野菜本来のおいしさが詰まっていることも多いのです。夫婦2人で営むたに農園では、スーパーに並べられるほど量産はできません。だからこそ、野菜の品種選びから妥協せず、食べた人が「おいしい!」と言ってくれる、味がおいしくて見た目も美しい野菜をたくさん作っているのです。

茄子だけに限らず、たに農園で育てられている野菜の種類の多さにはおどろくばかりで、それはそれはいろんな野菜が、約4,000坪もある畑に育っています。茄子、トマト、ピーマン、ズッキーニ、ししとう、カボチャ、いんげん、人参、空芯菜、オクラ、さつまいも、落花生、里芋、きゅうり、つるむらさき、パセリ、スイカ、お米、小麦、大豆、胡麻、油用の向日葵、そして畑の肥やしになるソルゴー。書ききれないので、これくらいにしておきましょう。

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初出店を果たした前回のもみじ市、谷さんの中でハッとする瞬間がありました。

「一生懸命育てた野菜を直接手にとって眺めてくれる。育てた野菜を使った料理を、目の前で美味しそうに食べてくれる。それがもう嬉しくて嬉しくて。野菜を届けるだけではなくもっとこういった機会を増やして、育てた野菜を直接食べてもらいたいと思ったんです」

そう思った谷さんは得意の行動力を発揮し、ハイエースを購入。自らの手で改装を施し、立派なキッチンカーを作り上げました。それからというものの、平日はいままでと変わらず畑や田んぼの世話をし、休日には千葉県内のイベントを中心に、自慢のキッチンカーで出店するようになりました。おいしく食べてくれる人の笑顔が、おいしい野菜を作る谷さんの原動力となっています。 

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さて、今回のもみじ市。たに農園のキッチンカーで一番人気メニューの「たっぷり野菜のタコライス」を持って、多摩川河川敷まで来てくれます!たに農園で収穫した玄米の上に、たっぷりのカラフルな野菜とソース、そしてチーズが乗った、渾身の一品です。野菜は、その日にたに農園で採れた一番新鮮なものを持ってきてくださるそう。

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まいにち食べるものだからこそ、カラダが喜ぶものを。大切な人とおいしく食べたいからこそ、丁寧に作られたものを。

きちんと心をこめて丁寧に作られた谷さんの野菜とごはんは、そんな願いを叶えてくれます。だからみなさんももみじ市で、配送が中心のため直接買える機会がめったにないたに農園の野菜や、谷さんの人柄にぜひ触れてみてください。

まだ知らない野菜の魅力に、必ず出会えるはずです。

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【たに農園  谷洋一郎さんに聞きました】
Q1 もみじ市に来てくれるお客様に向けて自己紹介をお願いします。
平日は千葉県佐倉市にある3,000~4,000坪の田畑で米・麦・大豆・野菜(年間40~50種)を栽培してます。週末はその農産物をキッチンカーで調理して販売してます。

Q2 今回のテーマは「カラフル」ですが、あなたは何色ですか?
野菜色です。昔は、自分のセンスと能力で野菜を育てようと思ってました。今は、野菜が健全に育つように遠くから見守ってやって、必要な時だけ手を差し伸べてやるほうが健全で美味しい野菜になることに気がつきました。そんな私たちは野菜色です。

Q3 今回はどんな作品をご用意してくれていますか? また「カラフル」というテーマに合わせた作品、演出などがあれば教えてください。
この秋はもみじ市に合わせていろんな色の野菜を栽培してます。そんなカラフルな野菜を使った玄米タコライス、オレンジが綺麗なにんじんジュース、赤が綺麗な赤しそジュースなどをお持ちします。他にも、畑の様子によっていろいろ持って行きます。

Q4 ご来場くださる皆さんにメッセージをお願いします!

さて、続いては工場で余った革のハギレに新たな生命を吹き込むあの人たちです。

文●高松 宏美